院長のへんちき論(豊橋の心療内科より)

毎日、話題が跳びます。テーマは哲学から女性アイドルまで拡散します。たまにはキツいことを言うかもしれません。

鯨肉

2009-01-25 08:41:24 | Weblog
 小学校の給食で鯨の立田揚げがよく出た。まずかった。でも、腹が減っているので食べた。

 わが国の食糧事情が悪かったということもあるが、鯨肉を子供に食べさせるのは、肉食の習慣がなかったわが国に、アメリカが子供のうちから肉食の習慣を付けさせようという策略があったという説もある。

 鯨のベーコンというのがあった。硬いが、これはうまかった。安いので日雇い労務者などが酒屋でこれを肴にして呑んでいた。

 長じて鯨は高級品となった。鯨の「尾の身」がうまいというので食べてみた。さして、うまくなかった。

 今、捕鯨反対運動が盛んである。わが国は断固反対している。

 鯨肉はさしてうまいものではない。安かったから食べていたのだ。それが今や高級品である。そんなに金を払って鯨肉を食べたいとは思わない。

 アメリカはかつて鯨肉(肉食)を奨励し、今は禁止しようとしている。勝手である。今ひとつアメリカを好きになれない理由は、こんな些細なところにある。