院長のへんちき論(豊橋の心療内科より)

毎日、話題が跳びます。テーマは哲学から女性アイドルまで拡散します。たまにはキツいことを言うかもしれません。

新型インフルエンザ

2009-01-15 08:39:39 | Weblog
 新型インフルエンザが来ると騒がれている。死者は64万人に達すると政府は言っている。

 地方自治体では新型インフルエンザが発生したときの訓練までやっている。

 だが、待てよ。新型インフルエンザが来るとは誰が言い出したのだろうか?ちゃんとした学術論文でも出ているのだろうか?

 そうでないとしたら、ただのカラ騒ぎである。もっと、きちんとした論考を出してほしい。

 なんの根拠もなく、鳥インフルエンザが流行したからといって、これは騒ぎすぎである。鳥インフルエンザが人にも感染するようになると言うのだったら、その証拠、いや証拠でなくても根拠だけでも出してほしい。

 なんの根拠もないのだったら、想像だけで恐れているに過ぎない。想像に大金を払うのか?だったら、富士山の噴火にも金を払え。こっちのほうが、まだありそうなことである。

原子力発電

2009-01-14 15:09:53 | Weblog
 CO2 を出さないからと、原子力発電が再び脚光を浴びている。

 でも、これは本末転倒である。石油発電がいくらCO2 を出すからと言っても、石油はもともと太陽のエネルギーである。だから宇宙の平衡を乱さない。

 一方、原子力は元来、自然界に存在しないエネルギーである。これを大量に使用すると、太陽エネルギーに基ずかないエネルギーを生み出す。

 これが「熱公害」となって、地球の気候を変動させるのはCO2 どころではない。

 CO2 に目を奪われて、原子力にシフトすると、とんでもないことになることを、今から警告しておきたい。

平方メートルが分からない

2009-01-13 08:28:50 | Weblog
 土地の面積を平方メートルで言われると分からない。「坪」なら分かる。

 1坪は畳2畳分である。畳は人間一人分の大きさである。だから「坪」で言われると直感的に分かるのである。

 それをわざわざ平方メートル(○○坪)と二重書きをしている。ナンセンスである。

 このあまりにくだらないことを、もう何十年もマスコミはやっている。

チュニジア管見記(9)

2009-01-12 11:39:47 | Weblog
 たわむれにチュニジア名物イチジクの焼酎「ブハ」を買った。

 1合瓶で70円。まずかった。36度。臭みが強く、日本の焼酎に慣れている私にはダメだった。

 ところが、これを持ち帰って、日本の友人に飲ませたら、うまいと言う。人それぞれ好みがあるのだなと思った。

 私は10人中9人は「ブハ」をまずいと思う者である。でも、瓶のデザインがすぐれているので、お土産にはよいと思う。

チュニジア管見記(8)

2009-01-11 09:10:55 | Weblog
 イスラム圏では酒は禁忌だと何度も述べた。だが、アラブでも厳しい国とゆるい国があるようだ。

 現にカタール航空ではシャンパンやワインが(希望すれば)出た。しかし、エジプト航空では酒を出さない。

 チュニジアは酒にはゆるい国の方だそうだ。カフェテリアでビールを飲んでいる人がいる。ただし、オープンカフェでビールを飲んでいる人は見かけなかった。さすがに往来で酒を飲むのははばかられるのだろう。

 カフェテリアの室内でビールを飲んでいるのは、みな男性だった。女性が飲んでいる姿を見なかった。しかし、妻は室内でビールを飲んだ。そうしたら好奇の目で見られた。

 変な男が私たちのところへビールを持ってきて、なにやらアラビア語でしゃべりながら、勝手にビールの栓を開けて置いて行った。押し売りなのか、女性がビールを人前で飲んでいることへのひやかしなのか分からなかったが、とにかく、ノンとフランス語で断った。男は栓を開けたビールをひっこめたが、嫌な感じだった。

 「郷に入りては郷に従え」と言うけれども、今日来たばかりの旅人には、その郷のしきたりが分からない。冷や冷やモノだった。

 オープンカフェが繁盛しているのは冬だからだそうだ。チュニジアは地中海性気候で、冬でも温暖である。しかし、夏は暑くて、とてもオープンカフェではくつろげず、人出はかえって少なくなるらしい。

チュニジア管見記(7)

2009-01-10 08:23:08 | Weblog
 チュニジアの目抜き通りにはオープンカフェがたくさんある。しかも、繁盛している。

 多くの人は、エスプレッソというコーヒーのような飲み物(一杯70円程度)とタバコで何時間もだべっている。(チュニジアでは酒は後ろめたいが、タバコは吸い放題、散らかし放題である)。

 私もエスプレッソを飲んでみた。ハーフカップよりさらに小ぶりなカップに15CCほど入っている。ひどく苦い。でも香りがよく、砂糖を入れたらけっこう飲めた。

 それにしても、平日の昼間からオープンカフェのこの繁盛ぶりは何だ?皆、仕事はどうしているのだろうか?どうしてエスプレッソ一杯で何時間もグダグダしている余裕があるのだろう?

 もしかしたら、ひどく怠け者の国民性なのだろうか?日本にもオープンカフェが増えてきたけれども、平日の昼間からこんなに混んでいない。日本人が勤勉すぎるのだろうか? 

チュニジア管見記(6)

2009-01-09 08:31:15 | Weblog
 今回のチュニジア旅行で、一番困ったのはトイレである。

 彼の地には紙で拭く習慣がない。水を使って、手であらうのである。だから、トイレには紙がない。

 紙があるトイレが観光地などにはある。しかし、その紙は流さずに、備え付けのゴミ箱に捨てるのである。水流が少なく、紙を流すと詰まってしまう。

 私たちは5つ星のホテルに泊まった。そこのトイレには紙があったが、やっぱり流れない。これで5つ星なんて本気か?

 仕方なくホースで流した。

 5つ星でもバスのドアがきちんと閉まらなかったりする。フロントは英語がまともにできない。まぁ、5つ星とは言え、トゥインで1泊朝食付き1万円程度だから、我慢もできた。大卒の初任給が5万円の国である。

 わが国のホテルがこんなだったら、絶対に許さん!でもまあ、総じて楽しい旅行だったから、良しとするかぁ。

チュニジア管見記(5)

2009-01-08 08:27:35 | Weblog
 チュニジアの原住民はベルベル人という民族である。紀元前のことである。

 だが、ローマ帝国が侵入してきて、紀元前後にはローマ帝国文化が栄えた。その古代遺跡がカルタゴなどに残っていて、世界遺産となっている。

 私も見学したが、2千年もよく残っていたなぁという感慨をもった。彫刻やモザイクの技術は現在でも真似できないだろう。わが国で縄文式土器が作られていたころ、すでにこのような写実的な彫刻があったのだ。

 でも、ローマ帝国も次第に衰退していって、第3次ポエニ戦争とどめを刺された。

 いまチュニジアにいるのは、だいぶ後から入ってきたアラブ人である。95%がアラブ人。あと、ベルベル人と白人と黒人が少し。

 一時、フランスの植民地だったが、1956年に独立た。流血の惨事があったのは1000年も前の話である。平和な国である。羨ましいと思った。

 でも、世界遺産はローマ人が造ったものであり。ずっと後から入ってきたアラブ人は関係ない。だから、カルタゴの古代遺跡はチュニジア人の誇りとはなりえないだろう。

チュニジア管見記(4)

2009-01-07 10:26:26 | Weblog
 これまで海外には何度も行ったが、飛行機はすべてエコノミークラスだった。

 今回のチュニジア旅行は行程が長いことと、若いときほどには体力がないことから、高いと思ったが飛行機はファーストクラスを取った。

 ファーストクラスは座席が格段に広い。また、リクライニングで完全に横になって眠ることができる。エコノミークラスと比べると快適この上ない。

 食事が選べる。食事は弁当のようなものではなく、フルコースである。飲み物、前菜から始まって、最後にはデザートが出てくる。私たちが乗ったカタール航空は、食事の量がべらぼうに多かった、3分の1も食べられなかった。

 それでもまだ、私たちはファーストクラスの高価格に疑問を持っていた。それが、ドーハでのトランジットで3時間待ちのときに氷解した。

 ドーハにはファーストクラス専用のラウンジがあるのだ。広くて豪華で人は少ない。しかも、酒でも食べ物でもただである。呑み放題、食い放題である。3時間の待ち時間なぞ、あっという間に過ぎた。

 豪華な風呂まで付いてる。むろんトイレはきれいで、いたるところに召し使いが付いて世話をしてくれる。

 やや小ぶりだが、ビジネスクラスにもラウンジがある。エコノミークラスではこのようなサービスはなく、ただイライラと時間をつぶすだけである。これだ、これだったのだ。ファーストクラスやビジネスクラスが高いのは、専用ラウンジを利用できる権限の価格なのである。

 この歳まで、そのようなことさえ知らなかった。誰も教えてくれなかった。私の周囲の人たちは私も含めてみな貧乏人だから、エコノミークラスしか知らなかったのだろう。

チュニジア管見記(3)

2009-01-06 08:31:51 | Weblog
 チュニスの中央市場へ行った。日本の地方の市場と同じで、2mほどの間口の店が、羊肉、鶏肉、野菜、ナッツ、魚を取り扱っている。

 とても景気がよい。家内はカラスミを買った。日本での価格半分だった。しかも、おいしい。

 5歳くらいの少年が袋を持って私たちのところへ来て、なにやらせがんでいた。意味が分からなかったが、袋を買ってくれいう様子だった。要するに彼の国の物乞いである。少年の物乞いは、昔はわが国にもいたが、もう見なくなって久しい。

 チュニジアはワインがおいしい。でも街中でワインは売っていない。手に入れるまでは郊外のスーパーまで行かねばならなかった。

 スーパーで酒類を見た。チュニジア産のワインは1本500円くらいだった。それで、スーパーでチュニジア滞在中のワインの自分用を全部買った。

 日本からウイスキーの「ジョニ赤」を1本持っていった。1400円だった。それが、家内も飲んだのですぐになくなってしまい、現地のスーパーで調達しようとしたら、現地ではなんと1万2千円。ばかばかしくて、買うのをやめた。

 思えばわが国でも昔は、「ジョニ赤」さらに「ジョニ黒」は高くて手が出せなかった。

チュニジア管見記(2)

2009-01-05 09:18:10 | Weblog
 チュニジアではアラビア語とフランス語しか通じないと聞いていた。両方ともダメな私は、どうなることかと思っていた。

 でも、ほとんどのところで単語だけだが英語が通じた。

 現地の観光地で、タバコのヤニで指がまっ黄色の男が近づいてきた。タバコを1本くれというのである。その男は英語やフランス語でしゃべった。うるさいからタバコを一本やった。

 恵んでやってからも、その男はしつこく、中国人か日本人かと聞いてくる。私はうるさくなって、日本語で「うるさい。あっちへ行け」と言った。そうしたら男はサンキューと言って去っていった。

 レストランで魚が食べたくて、フィッシュと申し出た。しかし通じない。家内がサカナのことはフランス語でなんというんだったけと言ったら、なんと「サカナ」が通じた。

 同時に我々が中国人ではなく日本人だということも彼らは察知した。

 「サカナ」のグリルをおいしく食べながら、チュニジアワインを楽しんだ夜だった。

チュニジア管見記(1)(使用後)

2009-01-04 13:28:35 | Weblog
昨夜、やっとのことでチュニジアから戻った。ほっとした。

というのも、彼の地の食べ物が口に合わなかったからだ。ご存じのとおり、イスラム圏だから豚肉が絶対に出てこない。

味付けが私にはやや辛かった。スープも辛いのである。そして、レストランではパンは必ず大量に出てくるが、バターが出てこない。唐辛子とオリーブ油を混ぜたのを、バターの代わりにパンにつけるのである。

さすが世界第三位のオリーブ産出国である。料理はすべてオリーブ臭がする。これは、私には合わなかった。

毎日毎日、羊の料理を食べていると、魚や牛肉が食べたくなる。あるレストランで魚料理を食べた。これは日本の焼き魚のようで、うまかったし懐かしかった。

イスラム圏では牛肉は食べてもよいのだが、ついに出会わなかった。私たちが酒を出すレストランを選んで行っていたからかもしれない。イスラム教では酒は禁忌なので、酒を出すレストランとなると結構限られてくる。

物価は安い。ピザのMサイズが1枚200円ほど。ワインはチュニジア産でレストラン価格で1500円。

今回、40万円持っていったが、現地で使ったのは2万円台だった。(飛行機代、宿泊代は日本で前払い)。