院長のへんちき論(豊橋の心療内科より)

毎日、話題が跳びます。テーマは哲学から女性アイドルまで拡散します。たまにはキツいことを言うかもしれません。

原爆投下は人体実験だったのか?

2015-08-06 05:18:01 | 歴史

(真珠湾攻撃。共同通信のウェブサイトより引用>)

 原爆はB29の爆撃で破壊されなかった広島と長崎に落とされた。被害状況を研究する目的だったとも言われる。

 2つの都市でウラン型とプルトニウム型が落とされた、これも実験だったと言われる根拠になっている。

 事実だったらひどい話だ。

 近海に落としても十分戦争抑止効果はあっただろうに、ヤツらは広島と長崎の真上から落とした。言い訳は聞かぬ!!


※今日、気にとまった短歌

  夏の朝蒸るる暑さに目覚めたり思へば五歳の夏もかくあり (豊橋市)中里ひとし

野球場に何万人も来る不思議

2015-08-05 10:48:08 | スポーツ

旭川市公園緑地協会のHPより引用。)

 プロ野球の球場になぜ何万人も客が来るのか不思議に思っていた。

 30年以上前に精神障害者施設の人たちと旧中日球場へ二軍の試合を見に行ったことがあった。客がパラパラで面白くもなんともなかったが、コアなファンが選手に怒号を浴びせていた。

 このたび漫画「ワカコ酒」5巻を読んで、球場に来ている人たちは野球ファンだけではないと知った。要するにお祭り騒ぎが好きなのだ。ビールを飲んで売店で焼き鳥を買い、熱狂した雰囲気を楽しむのだ。応援する球団なんかなくても、雰囲気とビールを飲んで盛り上がるのだ。

 プロ野球はお祭りを提供するイベントであると、ようやく分かった。野球場はコアでない人たちによって支えられているらしい。


※今日、気にとまった短歌

  アイドルが真面目にタフに生きていることをテレビに見せつけられて (仙台市)工藤吉生

意外に乏しい昆虫食

2015-08-05 04:05:32 | 食べ物
  (平凡社新書。)

 今後の人口爆発と食糧難を控えて、昆虫食の勧めがある。たしかに各地に昆虫食の歴史があるのだが、その種類が少ないのだ。食べたとしても2品か3品。日本でもイナゴとハチノコくらいではないか?

 昆虫を大量に食べるという民族がいない。いてもよさそうなのに、いない。これはどうしてだろうか?やはり、昆虫は栄養源というよりお菓子的な扱いではないのか?


※今日、気にとまった短歌

  遠き日に母に隠れて受診した少女が今は乳飲み子を抱く (福井県)高井博正

リゾート開発に対するイヤな感じ

2015-08-04 04:07:56 | レジャー

(霧ヶ峰スキー場。ホムタすわより引用。)

 今まで人口がわずかだった南の島に一大リゾートを作っている。バブル時代にもそのような動きがありバブル崩壊で多くが失敗した。

 そういうところに行って、高いお金を支払って「遊ばされる」のはイヤだなと思う。

 簡単な例を挙げると、ホテルのプールである。プールだけならまだよいが、そこにウォーターシュートが付いている。水が流れた滑り台だ。いい大人があんなもので遊ばされたくない。

(もうなん10年も前から、過保護にもリフトで登ってただスキーで下ってくるだけのゲレンデスキーが嫌いだ (2006-09-13) と私は言っている。一大リゾートはそれに似ているのだ。)


※今日、気にとまった短歌

  前足に顎のせ犬は蹲るわが動き追ひ眼のみが動く (大分県)佐世弘重

私の短歌へのめざめ

2015-08-03 01:30:23 | 俳句

(新古今和歌集。筑波大学附属図書館より引用。)

 高校生のとき親友が短歌を投稿していた。私には興味がなかった。しかし、のちに彼がガリ版刷りの短歌集を贈ってくれたとき、私には俳句への興味が目覚めた。

 前にも言ったが、私は警句のような短歌が好きだ。たとえば次の短歌。

  「友達でいよう」だなんて本当の友達ならば言わない絶対 読み人失念

 なんと本質を突いた短歌だろう。私には「・・三笠の山に出でし月かも」の類の短歌がだめである。「あっ、そう」で終わってしまう。その点、この歌は「もっともだ~」と思う。

 私が毎日引用している短歌群は、「もっともだ~」と思ったものばかりである。プロの短歌は「・・月かも」に近いので、私は素人歌人の歌が好きだ。

 短歌は嘆きの文芸だといわれる。対して俳句は詫び寂びの文芸だと。私が名古屋の俳句結社に入った初期のころ、次の俳句に出会った。

     去年夫が焚きし送り火夫に焚く 詠み人失念

 夫が亡くなったことを、こんなにあっさりと言ってしまっていいの?と私は思った。その後、俳句では嘆いたり叫んだりしないものだと分かって納得した。嘆きや叫びは短歌に任せておけばよいのだ。

床屋のジョーク

2015-08-02 04:22:42 | 心理

(セビリアの理髪師。CLASSICTIC より引用。)

村に床屋が2人しかいませんでした。1人は頭がボサボサで、もう1人はさっぱりと整っていました。あなたなら、どちらの床屋に刈ってもらいますか?

 整ったほうに刈ってもらいたいと思うかもしれませんが、村に床屋は2人しかいませんから、互いに頭を刈りあっていたはずです。ということは、整った頭はボサボサの床屋が刈ったのです。(^-^)

※今日、気にとまった短歌

  シテが舞ふ花弁が舞ふ篝火のかそけき揺れに小面が泣く (埼玉県)野村久雄

宇宙人・想像力の限界!?

2015-08-01 05:49:57 | 技術

(宇宙人。素材屋小秋より引用。)

 1960年代にアメリカでオズマ計画というのがあった。地球外知的生命体からの電波を電波望遠鏡でキャッチしようという夢のある試みだった知的生命体が特定の周波数のパルスを出しているはずだという仮説に基づいている。結果は不発。「特定の周波数のパルス」は地球人の科学で推定されたものに過ぎない!(地球人が思いつくパルスを宇宙人が出しているとはかぎらない。)

 宇宙人の外見はH・G・ウェルズのころの「タコ型」時代から人間に似ている。頭があって目が2つある。宇宙人が人間に似ている保証なんてどこにもない。想像力の欠如である!

 現在の天文学者も、水や空気があることを生命が存在する前提にしているけれども、そういうものを必要としない生命もありうるのではないか?

 ちょうどオズマ計画のころに読んだSFに出てくる生命体がぶっ飛んでいた。ふつう生命体はたんぱく質や脂質でできている。たんぱく質や脂質は炭素(C)に水素や酸素などがくっついてできている。この炭素の部分が、炭素と似ているケイ素(Si)に置き換わった生命体があるというのだ。化学的にCをSiで置き換えても生命活性があるのかは知らないが、とにかく発想としてはユニークではないか?外見が岩石に見えるというのも面白かった。


※今日、気にとまった短歌

  転移なしと告げる外科医のうちとけて寺山修司へ話題は変わる (東京都)山田泉

生態系崩壊というけれど!

2015-08-01 02:28:16 | 環境

(セイタカアワダチソウ。ウィキペディアより引用。)

 むかしセイタカアワダチソウが外来植物として疎まれたころがあった。セイヨウタンポポも少し言われた。

 これらの外来植物が繁茂したのは、日本の植生が合っていたからで、住みやすいところで繁栄するのは生物としての根本的性質である。毬状の花を咲さかせるお馴染みのアジサイも外来植物である。アジサイの日本固有種は花が少ないガクアジサイである。

 ブラックバスが日本の湖沼固有の魚を食べてしまうから、除去せよという。そんなこと出来っこない。だいたい、ブラックバスが日本固有の魚を全部食べるわけではない。全部食べたらブラックバスのエサがなくなって、ブラックバス自身が絶滅する。

 ブラックバスはおいしい魚だそうだから、食えばいいのだ。そもそも生態系を不変にしておくことはできない。人間が関与する前から噴火、洪水、大雪、隕石などの天変地異によって、生態系は変転してきたのだ。


※今日、気にとまった短歌

  ゲームにて友とつながる七歳は戦うことしか言わなくなりぬ (千葉県)石橋佳の子