先日紹介したゲームボーイ用カーアダプタから12Vの線を引き出してトリオ製VHF/UHFトランシーバTS-770のモービル運用を再開したが、メモリーをバックアップしておかないと、電源断等で運用していた周波数が消えて判らなくなってしまう(以前、交信中にバッテリーが外れ、周波数がデフォルトに戻ってしまい、相手に迷惑を掛けてしまった)。
TS-660も持っており同じ方式(外部バックアップ)だが、こちらは消費電流が少ない。
説明書では単三乾電池×5本(7.5V)または充電池×6本(7.2V)使用すると有るので、ノートパソコン用バッテリーパックを分解して取り出したリチウムイオン電池×2本(7.4V)を使っていた。しかし、消費電流が50mA程度あるので、接続しっぱなしだと、ちょくちょく充電しなくてはならない。
そこで、ゲームボーイ用カーアダプタの6Vレギュレータ回路部品を取り外し、可変レギュレータIC(LM317)を載せ換え、定電流回路(1/10C)を構成(リチウムイオン電池にはお勧め出来ないが)、現在様子を見ているところだ。
PWTさんコメント有難う御座います。
リチウムイオン電池の充電は、プロでも危ないとのことです。もっともで、電子工作サークルでも専用の充電器を以前、製作しました。
ですから、Ni-CdやNi-MH等の充電池のが良いかと思います。
先日ユニックラジコンを修理してあげた方から、こういうのが出来ないかと、要望が有った。
同業(自動車修理)仲間でも、要望が結構あるという。
車のリモコンキーから電波が出ているかだけでも確認出来るチェッカーが出来ないかとの内容。
早速、ネット検索したらハムフェア2007工作教室で作ろう!電波チェッカーというのが見つかったので作ってみた。
まずはオリジナルで作ってみたが(検波ダイオーはズバリが無し)、感度が悪い。
検波ダイオードをショットキー数種やゲルマダイオードにいろいろと交換してみたが、ゲルマダイオード(1N34A)が跳びぬけて良かった。
ダイオードによる特性の違いは「検波用ダイオードを測定してみた」が参考になる。
あとは整流後の平滑コンデンサを4.7uFから0.01uFに変更。これの増幅トランジスタも2SC1815、2SC945、2SC3112を交換してみたが、それほど変化が無いので、取り敢えずhfeの高い2SC3112にした。
感度調整用半固定抵抗を無信号時、LEDが点灯する直前に調整するが、なぜか信号を受信しているうちに動作点が動いてしまう。平滑コンデンサの時定数が影響しているかも。
消費電流は無信号時160μAだった。
リモコンキーも2種類しか無いので比較が難しいが、強弱が有るものの受信チェックは出来た。
ゲルマダイオードで検波後の直流増幅なので、一般のOP-AMPでも置き換え可能かも知れない。
もっと感度を上げて、正確なレベル変化を見るにはコストが高くなるが、ログアンプIC(AD8307A)秋月で1000円を使用するという方法もある。これを使った地デジ受信チェッカー製作を考えている。
100円キッチンタイマーは99分59秒の範囲設定なので、バッテリー充電時間の設定には時間が足りない。
1/60の表示に出来れば99時間59分までタイムセット出来るはずだが、そこまでクロックを落として動作するか実験してみた。
基本のクロックは時計と同じく32.768kHz(2の15乗)を使用しているのでこれの1/60で546.1333・・3Hzとなる。
まずは、可変CR発振器にて水晶の端子に加える。オシロで水晶発振時の波形を確認し、発振波形の出ている側をT(チップ)、信号の無い側をR(リング)とする。ちゃんと動作(タイムカウントが1/60に)するが液晶表示やブザー音はそのクロックで動作することになるので、動作中は数字は確認出来ない。
まずは、動作確認出来たので、タイマーIC(LMC555)を使用した50%デューティ発振回路を組んでみた。オシロを見ながら約546Hzに合わせる。
どちらも1.5Vで動作させている。
設定をどうするかということで、水晶と、この発振器をスライドスイッチで切り替え、設定時は水晶発振を利用する様にした。切り替えしても設定が消えることは無い。
スタートは、数秒押していないと動作しない。動作するとブザー音が低い周波数(元の1/60)で長く聞こえる。
1分(00分01秒表示)、10分(00分10秒表示)、そして1時間(01分00秒表示)と設定して確認したが、1時間でも1分以内の狂いだった。
本当は水晶発振を1/60分周すれば正確な時間となるのだろうが。詳しい方は挑戦下さい。
これで、以前製作のタイマー回路と組み合わせれば充電器のタイマーに使えるだろう。