前回は当方の都合、及びサークル員の被災により中止としましたが、センター改修も済んだということで、予定通り開催となりました。
お陰様で、それ程の被害は無かった様だが、さすがサークル員、揺れの状況をビデオに撮って持って来てくれた方がいて、当時の揺れを思い出した。
1.フリップフロップによるLED交互点灯回路
新入小5年生は記事に有ったこの基板を製作したが動作しないと持って来た。
トランジスタは2SC1815(NPN)使用のところ2SA1015(PNP)を使用していた。交換して無事動作となったので、MPNとPNPの違いについて吉本先生にご指導してもらった。
自主的に作品を毎回作って来るので、本当に電子工作が好きな様だ。
次回からは「PIC温度計」の製作を開始する。
2.簡易照度計
100円電池チェッカーのメーターを使用したアナログ式簡易照度計を製作することにしていたが、PIC簡易照度計(自動レンジ切り替え)の製作記事がネットで見つかりサークル前に吉本先生に部品を渡し製作を御願いしていたら当日完成品を持って来てくれた。2日間で作ってくれた様で感謝である。
部品点数も少なく簡単に製作出来そうなので、アナログ式は取り止めて、これを製作することにした。部品は買い置きがあるので集めて、次回より製作開始となる。
3.プリント基板
「電子工作の広場SNS」がきっかけで交流が始まった兵庫県の「あっちゃん」さんからPT基板とその部品が数種類届いたので、皆さんにご披露した。皆さん感心していたので、その製作方法を話した。当サークルでもやりたいところだが、設備や薬品の関係で直ぐには出来ないので、「あっちゃん」さんには面倒を見てもらって時々御願いしようと考えている。
4.ガイガーカウンター
今話題の放射線だが、地質関係のお仕事をされているサークル員が「秋月のアナログ式ガイガーカウンターキット」(残念ながら現在は販売されていない)を持って来てくれた。
GM管(ガイガーミュラー計数管)を2個にして0.01マイクロシーベルトオーダーまで感知するという。
専門である放射線を含んだ岩石に当てたところ、ちゃんとメータが振れ、例の音が出て来た。
エレキジャックVol.3にはGM管を使用しないで出来るガイガーカウンターの製作記事があるので、サークルのテーマに取り上げようと考えている。
先日のブログでUPC1651Gのアンプを紹介したが、簡単に出来るので、FM放送受信用ブースターを作ることにした。
ただ基板で作るのは面白みが無いので、余っていたUV2分配器の中に組み込むことにした。
入力/分配間のパターンを削除してこの間にUPC1651Gを組み込む。DCジャックはホットボンドで基板にくっつける。空中配線で最短に接続する。
動作は確認済みなので、何無く動作した。
電源には、ジャンクのトランス式(スイッチング式のが小さいのだがスイッチングの高調波が放送受信に影響するので)ACアダプタでSONY製3V出力のものを使用する。トランス式なので無負荷では4V程度の出力電圧がある。前日の動作確認では3V以上であれば問題無さそうなので良いだろう。消費電流は20mA以下なので100円充電器のトランスでも良い。
FMチューナーのミューティングをOFFにして無信号帯域を聞いて見る。これまで使っていたFM/VHF/UHF用ブースターは、雑音が結構目立ったが(増幅度も大きいが)、このアンプの場合、チューナーのシグナルレベルメーターは振れない位で、ブースターの電源OFFと比べても少し増える程度だった。なのでFM受信については実用上問題無いだろう。
UPC1651を使用したFMトランスミッターの記事も簡単に出来そうで面白い。