実験用電源とヘッドホンが揃ったので、1950年代の電池管式ガイガーカウンタの動作確認をやっと開始。
外部電源+90Vと-15Vと内蔵1.5V(単一電池×2本)を接続。
+90Vは0Vから徐々に上げる。
ヒーターは点いているのか判りにくい(真っ暗にして、上からほんのりオレンジ色が見える位)。触ってもそれほど熱く無い。何やらカリカリ音とランプの点滅が確認出来るが、ノイズの様な感じもするので、GM管部筒を回して外すと、内部のGM管(1B85)のアルミケースが大きく凹んで亀裂も入っている様だ。
しょうが無いので手持ちのポーランド製DOB-50をクリップで接続してみるとマントルと減塩で検知している様だ(離すとカウントしなくなるので)。ロシア製SI39Gに交換してみると連続放電となってしまう。1B85は動作電圧850~950Vと一般に出回っているGM管より高いからだと思う。ヘッドホンはロシア軍用(3200Ω)を接続アダプタで接続。
メーターが振れないので抵抗値を測ると無限大なので壊れている様だ。テスターを電流レンジにして測定すると10~50μAを示すので、100μA程度のメーターに交換すれば良いのかも知れない。スイッチでFAST/SLOW切り替え出来る。ADJボリュームも回すと電流が変化(無信号時0に合わせられる)するのでこの回路も正常動作している様だ。
交換しなければならない部品(値段が高そう)が出て来たが、真空管回路は、動作している様で安心した(回路図が無いので、どんな動作をさせているかは皆目検討が付かないが)。