ブログを見てくれた、メル友の先輩・おもちゃ病院『ゼンマイ』さんから「丁度手元に担当していた『サウンド・スチーム D51』がありましたので回路図を作成してみました。」と、回路図を送ってくれた。
これを見て、初めて動作原理が判ったので、周辺を再調査してみた。
発振は「ブロッキング発振」を使用。
ピエゾ素子が132kHzぴったりで無いと動作しないので、「ブロッキング発振」の様な不安定な発振回路は考えていなかったが、発振回路の中に共振素子があると、その周波数で発振するということに気づかなかった。
そこで、発振用のトランジスタ(チップ)を交換(2SC2655)してみるが、ブロッキング発振用のコイル(写真のフェライトコアの物、ピエゾ素子と並列のリアクタコイルは裏面に)に電圧が掛かっていない。行き先にダイオードのシルクが有るのだが、実装された跡(ランドに半田が付いていない)も無い。不思議だ。
取り敢えず整流用ダイオードを付けると、発振(スイッチを入れて車輪を回転させると)する様になったが、発振しっぱなしになるので、スイッチングしているトランジスタ(これもチップ)も交換(2SC3279N)すると、「ポー」と鳴った時(LEDも明るくなる)に発振する様になった。空中配線となって見苦しいが。
だが、これでも実験用電源から内蔵電池に切り替えるとサウンドがおかしい。電圧が低いので新品の電池に交換するが、動作が不安定(ちゃんと鳴る時もある)である。ON/OFFのスライドスイッチを強く押すと動作が良くなる様だ。
分解して接点グリスを塗布するが変わらないので、手持ちのトグルスイッチに交換することにした。レバーが長すぎるので、短く切断する。
ブログで何回も回り道して、いろんな回路に置き換えようとしていたが、先輩ドクターの回路が天の助けとなった。電子回路修理の基本である、回路を書いて見るということをサボった結果だった。
10/14の依頼から1ヶ月半たって、ようやくお返しすることが出来た。
アドバイスや、試作いただいた先輩ドクターの皆様、ここに感謝申し上げます。
【依頼者からの感謝のメール】
こんばんは(^-^)
本当にありがとうございます?
トーマス君、とっても元気に走っています?
蒸気も出るようになり、シュッシュッと調子よく走っています(^-^)
息子も大喜びです♪───O(≧∇≦)O────♪
トーマスくんの音に合わせて手をゴーゴーと挙げて喜んでいます(^-^)
先日紹介したUSBワンセグチューナーを使用したSDRについて、内蔵ロッドアンテナでは感度が悪いので、外付けアンテナを接続したいのだが、特殊な超小型コネクタで、当然、手持ちが無いので、ネットで探して見た。出来合いの変換ケーブルは見つかったのだが1000円以上と高くて買えない。
サトー電気の写真を見ると、合いそうなコネクタが有ったので良く買い物に行かれるJA7JQJさんにお願いして、お店で現物を見てもらい、使えそうな2種類(MCX-P-174A、MMCX-P-174A)を購入して送ってくれた。¥378税込
MCX-P-174Aがぴったりで、MMCX-P-174Aは一回り更に小さく、これは合いません。
届いたので、ケーブルの製作をして見ました。
秋月のBNCケーブルの太さが丁度だったので半分に切断しその先に付けてみました。
芯線部分の接続が難しく、やってるうちに吹っ飛んで行方不明になってしまったので、結局、コンタクト無しで、芯線をコンタクト代わりにしました。
弱いので、真っ直ぐに差し込まなければならず大変です。
次回はニッパー等でつぶして固定しようかと思います。
スリーブもこのままでは抜けてしまうのでテープ巻きしようかと思います(または熱収縮チューブ)。本来は専用カシメ機があるのでしょうけど。
その後、会社で熱収縮チューブを被せたものが左の写真です。(ちょっと熱を加えすぎて同軸の被服まで溶かしてしまいましたが)SGに接続して周波数特性を見ようとしたのですが、どうもうまく表示されません。ネットブックのCPU処理能力不足の関係もあるかも知れません。
時間のある時に再度確認します。