先日のブログでHT7750A使用の改造を紹介したが、効率が非常に悪いので、専用IC(AH62012個100円)で作って見た。
ところが、データーシートが見つからずピン配列が判らないのでaitendoに問い合わせたが、まだ回答が来ないので、類似品を参考に配線したが、動作がおかしい(電流が大きく、低電圧で動作しない)ので、入れ替えて見た。正面から見て左からLX,VDD,GNDの順になる。
インダクタは出力電流に最適な値にする必要が有るので、取り替えて見た結果、LED2個では100uHが良さそうだ。
参考回路ではICとインダクタで動作する様になっているが、可変定電圧電源で動作させると、2.5V付近で一旦LEDが暗くなる。入力に100uFセラコンを入れたら問題無くなった。1.1Vから暗いながらも点灯する。部品が少なくて効率も良いので、他にも使えそうだ。
入力特性は次の通りです。
1,1V 30mA
1.5V 40mA
2.0V 50mA
2.5V 60mA
3.0V 150mA
自家用車のループランプが切れたので、省エネを兼ねて、手持ち部品でLED化することにした。
高輝度角型白色LED OSW543Z4E1P 7500~9000mcd (10個入)300円 を2個使用する。これは内部でLEDが3個シリーズになっておりVFが8.9~10.8Vなので12V電圧供給にはロスが少なくて良い。
ユニバーサル基板を切って、元々の電球の外した口金を左右にはめ込む。
+-どちらの方向でも対応出来る様にブリッジダイオードを入力に入れる。車に取り付けて点灯させて見て比較すると、電球はすごく黄色っぽいなとあらためて感じた。
材料費だけだと100円以下で改造出来る。
参加しているSNSで、秋月販売「デジタルバッテリーチェッカー BT-168D」の改造記事(JA7JQJさん)が有り、私も持っていたので改造することにした。負荷抵抗:5/10Ω切り替え。
製品のままでは、電池に対し無負荷に近く、劣化が判らず、本来のチェッカーの役割を果たせない。
負荷切り替えは、記事の通り中立点の有るトグルスイッチを使ったのが良いのだが、手持ちが無くなったので、一般用を使用する。
2回路有るので、9V側も負荷抵抗を切り替えることにした。75/150Ω
その後、入力電圧と表示の関係を調べると、何故か9V回路に入れた負荷抵抗が1.5V測定に影響しているので、これは取り外すことにした。
9Vはまあまあの精度だが、1.5Vは精度があまり良くない(下記)。
測定結果(無負荷の場合)
入力電圧 表示(V)
0.7 0.51
0.8 0.65
0.9 0.75
1.0 0.95
1.1 1.02
1.2 1.15
1.3 1.26
1.4 1.37
1.5 1.50
1.6 1.65
1.7 1.76
1.8 1.88
1.9 1.99
2.0 2.20
*動作は0.9V以上で、0.7V、0.8Vは一旦動作してからの値。
入力0.5Vまで表示され、表示は0.03Vでした。
9Vレンジでは入力2.5Vから表示される。