今日は、参加者がいつに無く少なく(生徒さん3名、先生2名)自主学習の様になった。
以下は各自の作業内容です。
1.先日製作した、「赤外線ON/OFF回路」のお披露目をしたところ、タッチセンサーを完成させたメンバーが早速作りたいということで、部品を用意して製作開始した。
教室内での到達距離を実験したところ10m程度までは届く様だ(思っていたよりは届いた)。
2.「街路灯の夜間ONセンサー」のジャンク品を持って来た。
明るさの変化による切替がうまく動作しないということで、分解してみた。
見てビックリ、今まで見たことも無い、でっかいCDSセル(30~40mm程度あろうか)が使われている。これだけでは定格3Aの切替は出来るはずも無く、CDSセルと直列に抵抗が入っており、これがバイメタルらしい金属に直接半田付けされている。明るい時は抵抗が温度上昇しバイメタルが変形し、その先の接点(リレー接点の様な形状)をシャフトで押して動作させている。
元々、壊れてはいなかった様だが、原理上時定数が大きいため、切り替わらないと思ってしまった。一応接点グリスを塗った。
自動点滅器の沿革が面白い。
3.動作はするが、タンク部分のコーティングが腐食した「電気ポット」を持参し、分解教室となった。まずは外し方だが、そこは「おもちゃ病院」で経験した感?が役に立った。
上の操作ボタン・液晶表示の部分の基板にQFPが実装されていて、どうやらこれで温度等コントロールしている様で、底にある基板は電力制御(ヒーター制御のトライアックとか)の部品が実装されていた。前回分解したものと違って、これはトランスレスだった。
ポット底中央裏にあるセンサーらしきものは、小信号ガラスダイオードの様な形状をしていた。
ポンプは単体で、何かに使えそうだ。
4.吉本先生は「バーサライター」のプログラムデバックを行っていた。
工作の息抜きに、身の回りの工具等の工夫を思いつく。(これ以上、治せないという状態までは治して使い続けるというのが私の主義である)
1.電子工作サークルで共同使用している「糸半田リール」だが、半田の固定が出来なくて、たるんだりしてしまう。そこで、レバーに樹脂製スペーサーをロックタイで固定、この中に糸半田を通す。
これで、スムーズに引き出せ、この状態で半田作業も楽になった。
2.時計用ドライバーセットのロック機構はすぐに擦り減って、すぐに開いてしまう。
そこで100円ショップのケース開閉にヒントを得て、スライドのロック機構を入れることにした。
使用したのは、ACアダプタプラグのスリーブ部分である。縦方向に切れ目を入れて、入り口は入れやすい様にC面取りする。これをロック部分に被せてスライドさせることによりロック出来る。
以前、このブログを見た遠方の方から修理依頼が有った、キャリアカー・ユニックのラジコン送信機について、修理完了してお返ししたが、1年ぶりにメールで連絡が有り、また動作しなくなり修理してもらえないかとのこと。
今度は、操作ボタンを押すと送信LEDは点灯するが、ユニックが動作しないという症状で、前回とは異なる。
送ってもらい確認してみると、LEDが点灯しても電波(49MHz台)が出ていない。
ケースを外し、水晶が発振しているかリード線をオシロのプローブで摘んだところ、発振波形が出ない。良く見ると水晶のリード線が片側基板半田付け部分で折れていた。
半田を付け直すと、出力が観測出来た。
診る前は治るか心配していたが、意外と簡単な原因で安心した。
再発しない様に、水晶本体と下に有るICをゴム系接着剤で固定した。
前回交換した電源スイッチも、壊れかけていたので交換した。
あとは送って見て動作確認してもらうしかない。完治していることを祈る。
12/6 メールにて「問題無く動作し、しかも前より電波が強い気がします」との連絡が有りホッとした。
居間のテレビが液晶42インチになったことは前のブログで紹介したが、周辺機器(HDDレコーダー、ゲーム機等)を接続するのにHDMIケーブルを使用すると1本で済むと言うのは判っていたが、いざ秋葉原に行って安いのをさがしていると、なにやらバージョンがあるらしい。知識が無かったので1.3よりは1.4のが性能が良いのだろうと、価格もそれ程変わらないので適当に買って来た。
帰ってwikipediaのHDMI(エイチ-ディー-エム-アイ)とはHigh-Definition Multimedia Interfaceの略を見ると、確かに1.4が最新で性能が上らしい。
しかし、コメントに「なおHDMIケーブルにも1.4対応などバージョン表記されることがあるが、ハードウェア的な変更はないためHDMI1.1と表記されて売っているものでもHDMI1.4信号を通すこともできるのがほとんどである。単純にそのケーブルの発売時期に現在の最新規格と対応する試験がなかったために、対応の表記がされていないだけである」となっているので、現物がどうかは、判らないところではある。
まあ、価格がそんなに変わらなければバージョン1.4を買っておけば良いだろうし、1.3のが凄く安い場合には冒険?するのも良いだろう。