えぬ日和

日々雑記。第二、第四土曜更新を守っているつもり。コラムを書き散らしています。

似たものどうしたち

2009年03月30日 | 雑記
お別れラッシュも今日が最後なのかも知れません。
いつもの人たちだけで集まって、交差点でさよならした時も、
また来週、普通に会えそうなのに不思議な気持ちです。

人と会うのに慣れるまでに時間が随分かかりました。
会う、から、会話する、まで、また時間がかかりました。
つまるところ不器用さを再確認していた4年間だと思います。
きわめて個人的で幅がせまいのです。

でも、でも、この4年間で、特に後半の2年間に会えた人たち、
そのままの私がそばにいることを許してくれた人たちに出会えたことは、
ほんとうにほんとうに感謝としあわせのきわみだと思います。

たくさんことばと気持ちをもらいました。
どれだけ私は返せたのでしょう?
誰かに何かを与えた覚えがまるで無くて、しょうもないこと
この上ないのです。

けれど、もっといろいろと、やっておけばよかった、とは思いません。
自分の段階がそういうもので、出会いたい人とそれぞれ最良の時に
会えたのだと思っています。
いろんな人に会わなくて、もったいないな、とは思いますが、
本気で後悔はしていません。


お世話になったいろんな人たちに。

会えてほんとうに嬉しくて、幸せです。今はこれしか言えません。
また会えたとき、とっくりと話しましょう。
これからも、よろしくお願いします。
頓首再拝、です。


以下私信。

当分は、もう会えない人へ。
たぶん、ああして笑っておしゃべりできたのは、互いに4年生になってから、
ではないでしょうか。ずっと器用なひとだと思っていました。華があって、
視点の切れ味がするどくて、人と関わるのに物怖じしない人だと。
うらやましくて、でもどう近づけばよいのかわからなかった素敵な人。

そういう人から逆に先にもらった、
「うらやましい」
ということばが、今ゆるやかにひびいています。


(過剰反応だったらホントーにすみません)



なぜでしょう。
よくわからないのです。
でもことばをもらった時、なんとなくピンとくるものはありました。
けど不器用なのでうまくいえません。
借りた言葉で、どうか返事にさせてください。


 あなたは私のしたい事をしてくれた
 あなたはあなたでありながら、それでそのまま私であった
 
 あなたのこさえたものを 
 私がしたと言ったならあなたは怒るかも知れぬ
 でも私のしたい事をあなたではたされたのだから仕方がない

 あなたは一体誰ですか
 そういう私も誰でしょう
 道ですれちがったあなたと私 
 
 あれはあれで あれ
 これはこれで これ
 言葉なんかはしぼりかす

 (中略)
  
 過去が咲いている今
 未来の蕾で一杯な今
  
  ――河井寛次郎「手考足思」より 』

卒業おめでとう。そして今日はありがとう。
こちらこそ、これからもよろしくね。
コメント
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