いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

「ムード」も。悪くない。

2009-08-23 19:42:16 | 日記
 さあ。いよいよ、来週には政権選択の総選挙の投票日を迎える。自民党の
党内外での自主的な崩壊もあって、民主党の優勢は動かない。
 マスコミの事前の世論調査では、圧倒的に有利なデータが公表されている。

 前回の郵政民営化選挙でも、解散に至るプロセスも含めて常識を覆すよう
な手段で、いわゆる劇場型といわれるムード選挙で、自民党が圧勝した。

 その後、その結果(プロセス無視)の政策遂行による、社会全体への総合
的評価にも疑問がでてきて、社会もムード選挙への弊害について、その選択
プロセスへの反省も高くなっていた。

 「ムード」(自体)も、意思、意識を反映した立派な総合評価の結果だ。

 今回の選挙の事前予測(調査)で、あまりに一方的なアドバンテージが示
されたことで、「ムード」に流される意思表示に疑問、心配をする論調もある。

 「ムード」が問題ではなく、ムードに「流される」意識、風潮が問題なのだ。
 「ムード」とは、時の、市民の、生活の、社会全体を包む集約した総体的な
「意識」の「結晶」だから、ひとつ、ひとつがキラリひかる価値ある「個」でも
ある。

 「個」が、「ムード」を検証して、決して「流される」ことなく、また、やたら批
判に遠慮、臆することもなく、今あるべき、国、生活、文化、私人としての大
いなる「ムード」であるとすれば、いい。

 「ムード」も、プロセスに間違えがなければ、選挙では「立派」な総体的
な意思表示だ。
 「ムード」も、悪くはない。

 

  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする