いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

農業の構造改革。

2009-08-14 19:31:43 | 日記
 農業コンクールで、無農薬栽培を貫き、結果を得られない月日の後の、
冷害時の収穫成果で土壌を含めた安全、安心の耕作システムをつくりあ
げ、農業の進む道の正しさを実証した人をプライオリティに、農業人そ
れぞれの改善、継続、信念に心うたれるものがある。

 小作農家から、有限会社の立ち上げで、組織的な農業へ転身して、あ
たらしい農業社会へ展開する意気込みも強く伝わってくる。
 農業は、国民の自給した食生活を維持するために、国の強力な保護の
もとに管理されて、いい意味でも、悪い意味でもトレンドに流されやすく、
自立した農業ができていない。

 他の産業と同様に、規制緩和で国際的競争力を持ち、消費者に安全で、
いいものを安価で提供し、産業としても自立できることが望まれる。
 日本の農作物の安全性、高品質性は、国際的にも高く評価されており、
また、品質改良、農耕作方法、農業の技術力の高さを世界規模で普及、
活用する効果にも期待が大きい。世界にも農業技術力の貢献ができる。
 高品質の維持のための価格競争力でも、ひとつは安全性、もうひとつ
が、組織的、地域的、技術的な構造改革による綜合的なコスト設定。
 日本農業には、国際的競争力に対するプライオリティが十二分にある。

 農業をとりまく環境には、一部専門家から、国の減反、規制緩和政策
で農業が立ち行かなくなる未来が強調される。
 
 農業コンクールでみられた、つくり手、農業人の心意気、組織としての
大規模化、多角化農業への取り組みを、さらに進化させて、農業のある
べき、画期的で自立した農業の「構造改革」へと進化させる時だ。

 そのエネルギーは十二分にあると、農業コンクールが示しているし、
消費者といい関係(食品の安全性、信頼性)で共生できる強さもある。
 農業が過保護から自立する構造改革が必要だ。エキスは十分にある。

 

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