(1)「安定的に引き継ぐということで、私個人が何かを得たいと言うことではない」。3法案の成立までの続投を決めた首相のおかど違いの本末転倒、錯誤の政治認識論だ。もっと率直に真意を述べたらいい。
この首相の詭(き)弁、唐突、厚顔には、あきれを通り越してあわれさえ感じる。政治が野望に振り回されている(treachery brandish a politics)。
3党合意を拒否しての80日間の通常国会の会期延長を首相自ら押し通しても、パラドックス(paradox)としてこのために国会は機能せずに3法案の協議成立の見込みはまったく不透明のままだ。
退陣表明の首相には、国内外ともにこれからの重要政治日程、課題へのアプローチ(approach)もなくて、国政の停滞を加速して国益を損なっている毎日だ。
仮に「私個人が何かを得たいと言うことではない」かもしれないが、そのため国益が失うものが比較大きくて、退陣を表明して党結束のもとに内閣不信任案を否決した段階で新体制に引き継ぐことが、まだしも政権を「安定的に引き継ぐ」ことであったし、大連立により3法案の成立にも貢献できた可能性が大きかったのだ。
事態を自らの手で混迷に導いておいての逃げる道、風穴を閉ざした強権性は、言葉とは裏腹の権力(首相)を振りかざした野望政治への「しつこい」ばかりの執着心のあらわれだ。
(2)28日開催の民主党両院議員総会では、自ら進める「エネルギー政策」見直しが次期国政選挙の最大の争点だとわざわざ「思わせぶり」に展開して述べて、衆院解散、総選挙へのシナリオを披露してみせた。
震災復興、原発事故収束まではと目指す重要課題、政治的使命と述べながら、都合のいいところでは、これと「逆行」する震災復興もままならないなかでの総選挙強行まで視野に入れる、自らの野望のために政治を「もて遊ぶ」発言の不見識ぶりだ。
震災復興、原発事故収束の遅れ、電力供給不足の夏を迎えて総選挙どころではない被災地、国民事情のなかでの政治破局(選挙敗北)のシナリオでしかないことは周知の上での「支離滅裂」、やぶれかぶれな首相発言だ。
すでに正常な判断能力を失した資質の首相に政治が振り回されて、政治に期待できない国民、国際社会はとっくに自己自助努力での生活、社会防衛にシフトしている。
(3)各電力会社の株主総会には、会場に入りきらない(立ち見)大勢の株主が詰めかけ、脱原発を提案(否決される)して、過去最長時間の総会となって関心の高さを示している。
夏の電力供給不足では、何となくの具体像のない政府の15%、10%節電目標ではなく、土日操業、平日休業、サマータイムと自己防衛対策が進んでいる。
例年になく梅雨の入りが早く、6月中からの異例の猛暑続き、例年より20日以上も早い梅雨明けをした地方もあって、今夏は電力不足に加え水不足も心配な情勢だ。
政治の停滞は後年にダメージとなって国民に負荷を強いるが、ここはその自らの不幸を顧(かえり)みずに気を引き締めて、まずは夏7月を迎えたいものだ。
この首相の詭(き)弁、唐突、厚顔には、あきれを通り越してあわれさえ感じる。政治が野望に振り回されている(treachery brandish a politics)。
3党合意を拒否しての80日間の通常国会の会期延長を首相自ら押し通しても、パラドックス(paradox)としてこのために国会は機能せずに3法案の協議成立の見込みはまったく不透明のままだ。
退陣表明の首相には、国内外ともにこれからの重要政治日程、課題へのアプローチ(approach)もなくて、国政の停滞を加速して国益を損なっている毎日だ。
仮に「私個人が何かを得たいと言うことではない」かもしれないが、そのため国益が失うものが比較大きくて、退陣を表明して党結束のもとに内閣不信任案を否決した段階で新体制に引き継ぐことが、まだしも政権を「安定的に引き継ぐ」ことであったし、大連立により3法案の成立にも貢献できた可能性が大きかったのだ。
事態を自らの手で混迷に導いておいての逃げる道、風穴を閉ざした強権性は、言葉とは裏腹の権力(首相)を振りかざした野望政治への「しつこい」ばかりの執着心のあらわれだ。
(2)28日開催の民主党両院議員総会では、自ら進める「エネルギー政策」見直しが次期国政選挙の最大の争点だとわざわざ「思わせぶり」に展開して述べて、衆院解散、総選挙へのシナリオを披露してみせた。
震災復興、原発事故収束まではと目指す重要課題、政治的使命と述べながら、都合のいいところでは、これと「逆行」する震災復興もままならないなかでの総選挙強行まで視野に入れる、自らの野望のために政治を「もて遊ぶ」発言の不見識ぶりだ。
震災復興、原発事故収束の遅れ、電力供給不足の夏を迎えて総選挙どころではない被災地、国民事情のなかでの政治破局(選挙敗北)のシナリオでしかないことは周知の上での「支離滅裂」、やぶれかぶれな首相発言だ。
すでに正常な判断能力を失した資質の首相に政治が振り回されて、政治に期待できない国民、国際社会はとっくに自己自助努力での生活、社会防衛にシフトしている。
(3)各電力会社の株主総会には、会場に入りきらない(立ち見)大勢の株主が詰めかけ、脱原発を提案(否決される)して、過去最長時間の総会となって関心の高さを示している。
夏の電力供給不足では、何となくの具体像のない政府の15%、10%節電目標ではなく、土日操業、平日休業、サマータイムと自己防衛対策が進んでいる。
例年になく梅雨の入りが早く、6月中からの異例の猛暑続き、例年より20日以上も早い梅雨明けをした地方もあって、今夏は電力不足に加え水不足も心配な情勢だ。
政治の停滞は後年にダメージとなって国民に負荷を強いるが、ここはその自らの不幸を顧(かえり)みずに気を引き締めて、まずは夏7月を迎えたいものだ。