(1)何かデジャブ(既視感)、かっての大東亜共栄圏構想を見ている(見たことはないが)ようだ。防衛省が米国、オーストラリア軍と共同で東南アジア各国の軍事能力を支援する「事業」を検討中だ。
自衛隊の地雷処理、海賊対応、災害対応、医療支援が「今のところ」の事業アイテムらしいが、東南アジア各国軍備力整備化で南シナ、東シナ海進出戦略気配の中国包囲ネットを敷く狙いが透けて見える。
日米軍事同盟(安保)の延長線上として、オーストラリア軍も含めてアジア圏での日米豪3か国防衛協力ネット(asiatic defense net)体制だ。
(2)「今のところ」の「各国防衛技術支援体制」と「3か国防衛協力体制」とは、次元の違う発想ではないのか。
東南アジア各国防衛技術支援は「state to state」の理念であって、防衛協力包囲ネットの「territory」理論とは違う。
かっての軍事占領支配国家論の日本も、東アジア海領域は日本の生命線(life line)と勝手に名目決めつけてのアジア支配進出(大東亜共栄圏)路線だった。
(3)中国ひとり経済成長時代を背景とした軍備力増強による南シナ、東シナ海進出軍事デモンストレーション(military demonstration)で、日本を含めたアジア各国との軋轢(あつれき)を招いている。
主権主張侵害により見過ごすことのできない中国の国際関係インバランス(imbalance)の不穏な動きだが、「power to power」の包囲戦略論ではかえって中国を孤立させて、ますます行動を先鋭化させるだろう。
(4)日本は、国際紛争を解決する手段としての軍事力を保持しないと憲法で制定した国だ。近年は日本も米国覇権国家の世界戦略に組み込まれて、一定の軍事的国際協力の分担、役割とか言って憲法理念をなし崩しに拡大解釈して、自衛隊の海外進出を促進してきた。唯一の被爆国の反戦日本のステータスを放棄する危険な戦略だった。
過去の歴史、国家能力から日本を見る世界の目は警戒、厳しいものがある。能動的な軍事支援貢献ではない、技術開発協力による平和安定化のふさわしい役割に徹すべきだ。
EU(ヨーロッパ共同体)のように政治、経済、社会、平和のシナジー(syenergy)・コングロマリット(conglomerate)化でアジアの共存共栄を目指す理論構築こそ平和には必要だ。
自衛隊の地雷処理、海賊対応、災害対応、医療支援が「今のところ」の事業アイテムらしいが、東南アジア各国軍備力整備化で南シナ、東シナ海進出戦略気配の中国包囲ネットを敷く狙いが透けて見える。
日米軍事同盟(安保)の延長線上として、オーストラリア軍も含めてアジア圏での日米豪3か国防衛協力ネット(asiatic defense net)体制だ。
(2)「今のところ」の「各国防衛技術支援体制」と「3か国防衛協力体制」とは、次元の違う発想ではないのか。
東南アジア各国防衛技術支援は「state to state」の理念であって、防衛協力包囲ネットの「territory」理論とは違う。
かっての軍事占領支配国家論の日本も、東アジア海領域は日本の生命線(life line)と勝手に名目決めつけてのアジア支配進出(大東亜共栄圏)路線だった。
(3)中国ひとり経済成長時代を背景とした軍備力増強による南シナ、東シナ海進出軍事デモンストレーション(military demonstration)で、日本を含めたアジア各国との軋轢(あつれき)を招いている。
主権主張侵害により見過ごすことのできない中国の国際関係インバランス(imbalance)の不穏な動きだが、「power to power」の包囲戦略論ではかえって中国を孤立させて、ますます行動を先鋭化させるだろう。
(4)日本は、国際紛争を解決する手段としての軍事力を保持しないと憲法で制定した国だ。近年は日本も米国覇権国家の世界戦略に組み込まれて、一定の軍事的国際協力の分担、役割とか言って憲法理念をなし崩しに拡大解釈して、自衛隊の海外進出を促進してきた。唯一の被爆国の反戦日本のステータスを放棄する危険な戦略だった。
過去の歴史、国家能力から日本を見る世界の目は警戒、厳しいものがある。能動的な軍事支援貢献ではない、技術開発協力による平和安定化のふさわしい役割に徹すべきだ。
EU(ヨーロッパ共同体)のように政治、経済、社会、平和のシナジー(syenergy)・コングロマリット(conglomerate)化でアジアの共存共栄を目指す理論構築こそ平和には必要だ。