いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

iPS細胞のマラソンスピード。 marathon speed of the iPS cell

2012-04-20 19:41:38 | 日記
 (1)iPS細胞(人工多能性幹細胞)を使った多角的な医学的研究成果が進んでいる。最近でも原因不明の難病患者の皮膚から心筋細胞を作成したり、モルモットに毛髪を再生した研究成果もある。

 世界で最初にiPS細胞を実験で作成、証明して研究開発をリードしている京都大学の山中伸弥さんは、この分野は日米のほかに世界各国での研究開発のスピード化で分刻みの研究開発競争が繰り広げられていて、暗たんとはしていられない現状を話していたことがある。報道によると多くのスタッフを抱えて毎日深夜にまで及ぶ研究開発が続く。

 将来の医学的、医療分野への貢献は画期的、革命的で、ほとんどの難題解決処理能力を持った先端的技術として無限ともいえる可能性、能力があり、実用性が待たれる研究開発だ。
 研究開発費はいくらあっても足りるということのないスピード化、先進性、進化で、政府も最重要研究開発フロジェクトに指定して投資はしているが、他国に比較して研究開発費が十分という訳でもない。

 (2)先日は同研究開発への民間寄付を募(つの)るために山中伸弥さんが、京都マラソン大会に出場して見事に完走して数千万円の一般寄付を集めたニュースも聞いた。
 米国研究機関と同様に自ら研究施設が財団等から研究開発費を募ることも必要で、世界各地での財団基金のタイトル授賞も大きな研究資金となる。

 人類の生命、健康、医療への先端的研究開発による未来革命的技術開発能力という特色、特性(special feature)から、リードする山中伸弥さん(49)は若くしてノーベル賞にも近いと言われて、先日も北欧のフィンランド政府などでつくる財団の2012年ミレニアム技術賞(総額1億6千万円以上と公表)が贈られた。

 (3)医学研究分野の総力を上げての実用化に向けての医学的課題(がん誘発性の除去)克服も進んでおり、日本の先端的技術立国再生とともに世界人類共通の未来社会に向けての革命的エネルギーを支援したいものだ。

 いくらあっても足りないiPS細胞研究開発費に向けて、どちらかというと疎(うと)い日本も世界各地での特許権(license)の統一調整、取得も進んでおり、一層実用化に向けての期待も大きい。

 (4)山中伸弥さんのマラソン大会出場のように、一般社会への医学的、医療的成果に隠れた研究開発の現実問題への関心、興味を喚起する挑戦もまた情報、認識共有には必要なことだし、親近感も大きく沸く。

 拒絶反応を克服した無限の可能性のある医学、医療システム社会の夢は、現実へと進化のスピードを加速している。

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