いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

ニュートリノとヒッグス粒子。 neutrino and higgs boson

2012-07-10 19:45:09 | 日記
 (1)光よりも速い素粒子、ニュートリノ(neutrino)の存在が実験で立証されたかと報道されて、関心は光よりも速い物質はないと早くから理論付けてきた唯一絶対真実とされてきたアインシュタインの相対性理論(theory of relativity)がついに覆(くつがえ)るのかという以上には、はるかに「現実感」のない話であった(光よりも速いものがどう時代と歴史をこれ以上画期的に書き換えるのか、必要があるのか)。

 結局、実験プロセスで不備が確認されてデータは不確実なものとして訂正された。光よりも速かったかもしれない可能性は残る。
 ニュートリノの存在がキャッチされる可能性が極めて低く、むずかしくて、87年にカミオカンデ研究施設で世界で初めてその研究成果で02年ノーベル賞を授賞した小柴昌俊さん研究グループによってとらえられ、現在も同スーパーカミオカンデ研究施設で極めてむずかしいとされる宇宙創出の手掛かりともいわれている「ダークマター(dark matter)」の解析研究が続けられている。

 (2)無限(多分)と言われる宇宙空間に地球ほか太陽系惑星群をはじめとして無数の星が存在して浮揚、自転、周回し、ブラックホール、ダークマターと未知のコスモス(cosmos)をスペースワイド(space wide)に見てみると、本当に摩訶不思議な神秘空間というしかない。

 地球の規則正しい機動性、周期性を見ていると、やはり人間の知り得る科学理論のような原理が働いているのは間違いないことで、しかし相手は人間の知り得ない無限、深淵(しんえん)の可能性なだけに、「神秘」を科学的に分析、解析することも(出来るはずだけれど)とてもとても容易ではないことだ。

 (3)宇宙の成り立ち、地球の存在を探る重要な手掛かりとされる素粒子のうち、科学理論上存在が予測されていたヒッグス粒子(higgs boson)が日欧研究グループの実験考証によって初めて発見された可能性が高い。

 素粒子同士が結合を繰り返して、そこに物質としての重力(質量)を発生させるのがヒッグス粒子の存在と科学的に推論されて、宇宙、星の成り立ちの神秘を解く研究と言われる。

 (4)今回の実験では確実に従来発見された素粒子とはあきらかに違うあたらしい存在の素粒子を発見したと言われて、それがヒッグス粒子の可能性が極めて高いとみられている。
 光よりも速いニュートリノの存在(実験不備で存在消滅)よりは確率性も極めて高く、今年中には実験結果による結論付けが大いに期待される。

 こちらの方は、宇宙、地球ほか星の存在、発生理論が実証解明されて宇宙の神秘解明につながる効果もあって、深淵な宇宙空間に地球人類が浮揚、周回する摩訶不思議から少しは開放されることも期待される。

 (5)人間が行き来する宇宙ステーション計画では、コスモス・スペースでの実験成果による地球人類還元効果も期待でき(投資ほど費用対効果はいまだ低い)、米国は火星探査の計画を打ち出している。

 宇宙は永遠に神秘という夢もあってはいいが、出来るならば地球誕生、宇宙創出の謎解きにも近づいて楽しみたいものだ。
 人類がどこから来て、どこへ行くのかだ。地球は原発事故、戦争、温暖化、格差、食糧問題と荒れている。地球再生に画期的な現象は生まれるのか。
 

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