(1)安倍内閣改造では19ある大臣ポストのうち50才台が9人とほぼ半数を占めて実務型の働き盛り内閣という印象だ。
今回の内閣改造は大臣の資質、発言が問題となり内閣支持率が危険水域の20%台に落ち込んでの疑惑問題一掃(安倍首相自身の疑惑も含めて)、支持率回復が目的のために安倍首相に距離を置く野田聖子議員をあえて大臣(総務)に起用して国民の目に挙党一致内閣を印象づけようとした意図がみえる。
(2)安倍首相が目指す女性が活躍する社会の中で女性大臣が2名と少なく、前内閣の女性大臣(稲田防衛相、丸川五輪相)の存在感のなさ、とりわけ稲田前防衛相の言動が安倍内閣の国民不信を招いたことが大きなダメージとなっただけに、理念、政策から後退した感想だ。
安倍首相の目指す社会理念との相違が指摘されるだろう。50才台が半数を占める働き盛り内閣で8月にとりまとめる働き方改革を後押しする意図もあるのではないのか。
(3)安倍内閣をずっと支えてきた岸田前外相が党の政調会長に就き、もともと党役職としての国会運営責任の印象が強かった岸田前外相が元の活動主体のステージに戻ったというところだ。
その外相後任として河野太郎議員(54)が就任した。これまでも独自の理念、信条にこだわって主張して党内でも対立がみられた。外相としては未知数(an unknown quantity)でもあり、トランプ米国、EU、ロシア、中国、北朝鮮など外交政策で日本外交が果たす役割は大きく調整能力、独自色を発揮できるのか、難題も多く若いだけに、若さのダイナミズム(dynamism)、行動力に期待はある。
(4)当面、中国の軍事力増強による海洋進出に北朝鮮の核、ミサイル発射実験に対する日米韓軍事同盟による東アジア安定に対してどう対処していくのか課題は大きい。
トランプ政権は北朝鮮に対して朝鮮半島での「戦争」行動も示唆して、一方で対話路線も残すなど政権内でも方針が定まっておらずに、直接被害影響のある日本の外交としても調整能力が今まで以上に求められる事態を迎えている。
河野外相の基本的な考え方を早く示して外交政策の方向性、方針を示さなければならない。50才台が半数の若い閣僚を引っ張る気概でやれるのか未知数と期待感が交差する安倍改造内閣の命運を握るひとりだ。
(5)一方自民党執行部は高村副総裁(75)、二階幹事長(78)続投で安倍首相の保守政治に近い高年令執行部のままであり人心一新とはいかずにここに問題があるが、しかしこれまでのように安倍首相の意向を受けて数の力頼りの強引な国会運営はできずに、高村副総裁はさっそく憲法改正は党にまかせてほしいと注文をつけている。
岸田政調会長が党役職に戻って存在感を示すことができるのか、意欲を示す来年の総裁選に向けての動向が注目される。
(6)人心一新と言っても女性閣僚が減り、目新しい人材もなく、安倍首相の推し進める政策とのギャップ(gap of a policy)の大きさが目につくパラドックス(paradox)な内閣改造だ。
安倍政権の支持率回復につながるダイナミズムとはならないだろう。
今回の内閣改造は大臣の資質、発言が問題となり内閣支持率が危険水域の20%台に落ち込んでの疑惑問題一掃(安倍首相自身の疑惑も含めて)、支持率回復が目的のために安倍首相に距離を置く野田聖子議員をあえて大臣(総務)に起用して国民の目に挙党一致内閣を印象づけようとした意図がみえる。
(2)安倍首相が目指す女性が活躍する社会の中で女性大臣が2名と少なく、前内閣の女性大臣(稲田防衛相、丸川五輪相)の存在感のなさ、とりわけ稲田前防衛相の言動が安倍内閣の国民不信を招いたことが大きなダメージとなっただけに、理念、政策から後退した感想だ。
安倍首相の目指す社会理念との相違が指摘されるだろう。50才台が半数を占める働き盛り内閣で8月にとりまとめる働き方改革を後押しする意図もあるのではないのか。
(3)安倍内閣をずっと支えてきた岸田前外相が党の政調会長に就き、もともと党役職としての国会運営責任の印象が強かった岸田前外相が元の活動主体のステージに戻ったというところだ。
その外相後任として河野太郎議員(54)が就任した。これまでも独自の理念、信条にこだわって主張して党内でも対立がみられた。外相としては未知数(an unknown quantity)でもあり、トランプ米国、EU、ロシア、中国、北朝鮮など外交政策で日本外交が果たす役割は大きく調整能力、独自色を発揮できるのか、難題も多く若いだけに、若さのダイナミズム(dynamism)、行動力に期待はある。
(4)当面、中国の軍事力増強による海洋進出に北朝鮮の核、ミサイル発射実験に対する日米韓軍事同盟による東アジア安定に対してどう対処していくのか課題は大きい。
トランプ政権は北朝鮮に対して朝鮮半島での「戦争」行動も示唆して、一方で対話路線も残すなど政権内でも方針が定まっておらずに、直接被害影響のある日本の外交としても調整能力が今まで以上に求められる事態を迎えている。
河野外相の基本的な考え方を早く示して外交政策の方向性、方針を示さなければならない。50才台が半数の若い閣僚を引っ張る気概でやれるのか未知数と期待感が交差する安倍改造内閣の命運を握るひとりだ。
(5)一方自民党執行部は高村副総裁(75)、二階幹事長(78)続投で安倍首相の保守政治に近い高年令執行部のままであり人心一新とはいかずにここに問題があるが、しかしこれまでのように安倍首相の意向を受けて数の力頼りの強引な国会運営はできずに、高村副総裁はさっそく憲法改正は党にまかせてほしいと注文をつけている。
岸田政調会長が党役職に戻って存在感を示すことができるのか、意欲を示す来年の総裁選に向けての動向が注目される。
(6)人心一新と言っても女性閣僚が減り、目新しい人材もなく、安倍首相の推し進める政策とのギャップ(gap of a policy)の大きさが目につくパラドックス(paradox)な内閣改造だ。
安倍政権の支持率回復につながるダイナミズムとはならないだろう。