(1)72年目の終戦の日を迎えた。戦争を知らない世代(unknown war generation)で占められる日も近くなった。それでも目の前の北朝鮮は日本上空を飛び越えてグアム周辺までミサイル4発を発射すると発表して、米国と挑発、威かく合戦をくり広げている。
中東シリアでは終わりなき政府と反政府組織との戦闘で化学兵器も使われて、多数の犠牲者、難民を出している。ロシア、パキスタン指導者は紛争で核兵器使用を考えたと述べている。
(2)これまで世界で戦争を聞かない日はない。日本はだから平和なのかといえば、北朝鮮の脅威は現存し安倍政権は平和憲法の理念、精神を勝手に変更して集団的自衛権を容認して、米国など同盟国と協力して海外紛争地域での戦闘に自衛隊を参加させる安保法制を強行成立させた。
今回の北朝鮮の挑発、威かくに対してもインド洋から日本海へと日本の安保領域を超えて米軍空母群と共同軍事訓練を実施して北朝鮮を威かくしている。
(3)終戦の日にあたって各党が恒例の談話を発表している。①自民党は「戦争の惨禍を繰り返さないとの誓いを『貫く』。日本を取り巻く安全保障環境は厳しさを増している。切れ目のない安全保障体制の下、国民の命と平和な暮らしを守り抜く。」(『』は本ブログ注、以下同じ)
戦争をくり返さない誓いを「貫く」と言いながら、戦争を起こす敵対国に対して同盟国と協力して海外に出向き戦力(安保法制体制)で戦力を除去するという戦前の侵略植民地占領支配の戦争正当化論のように聞こえる。
②民進党は「憲法の平和主義の下、武力行使に抑制的で自由と民主主義が保障される国をつくり世界の『平和秩序』に貢献していく」と何を言いたいのかよくわからないが、安倍政権以前の個別的自衛権で自由と民主主義を守る平和憲法国家論を言っているのだろう。
今日的世界に平和秩序などなく戦争のない日はない中で、日本の役割、使命についてどう考えているのか具体性、主体性がみえない。
③公明党は「憲法の国民主権、基本的人権、『恒久平和主義』の三原則を堅持する」。それなら安倍自民党と連立政権を維持しているのは間違いで、安保法制を自民党と共同で強行成立させておいて憲法の恒久平和主義の堅持とは何かの間違いだろう。
(4)安倍政権、自民党には「戦争の惨禍を繰り返さないとの誓いを貫く」自らのアピールのために整合性のある理念、信念、政策を実行することが求められている。
もうすぐ日本は戦争を知らない世代で占められる。その時世界、アジア情勢がどうなっているのか、米国と中国が覇権を争って北朝鮮のような異端分子が世界の脅威として存在するのか、戦争を知らないだけに防衛、安全保障にどう歯止め、理念、理論をかけていくのか現実的に考えなければならない。
(5)グローバル社会での共同、連帯、共通安全保障の中で日本の役割、使命が問われることになるが、やはり目指す目標は『憲法』だ。
日本は世界で唯一戦争被爆国として世界大戦で敗戦し、その後経済成長国として復興した日本のあるべき憲法観を国民としてよく考えなけらばならない。
中東シリアでは終わりなき政府と反政府組織との戦闘で化学兵器も使われて、多数の犠牲者、難民を出している。ロシア、パキスタン指導者は紛争で核兵器使用を考えたと述べている。
(2)これまで世界で戦争を聞かない日はない。日本はだから平和なのかといえば、北朝鮮の脅威は現存し安倍政権は平和憲法の理念、精神を勝手に変更して集団的自衛権を容認して、米国など同盟国と協力して海外紛争地域での戦闘に自衛隊を参加させる安保法制を強行成立させた。
今回の北朝鮮の挑発、威かくに対してもインド洋から日本海へと日本の安保領域を超えて米軍空母群と共同軍事訓練を実施して北朝鮮を威かくしている。
(3)終戦の日にあたって各党が恒例の談話を発表している。①自民党は「戦争の惨禍を繰り返さないとの誓いを『貫く』。日本を取り巻く安全保障環境は厳しさを増している。切れ目のない安全保障体制の下、国民の命と平和な暮らしを守り抜く。」(『』は本ブログ注、以下同じ)
戦争をくり返さない誓いを「貫く」と言いながら、戦争を起こす敵対国に対して同盟国と協力して海外に出向き戦力(安保法制体制)で戦力を除去するという戦前の侵略植民地占領支配の戦争正当化論のように聞こえる。
②民進党は「憲法の平和主義の下、武力行使に抑制的で自由と民主主義が保障される国をつくり世界の『平和秩序』に貢献していく」と何を言いたいのかよくわからないが、安倍政権以前の個別的自衛権で自由と民主主義を守る平和憲法国家論を言っているのだろう。
今日的世界に平和秩序などなく戦争のない日はない中で、日本の役割、使命についてどう考えているのか具体性、主体性がみえない。
③公明党は「憲法の国民主権、基本的人権、『恒久平和主義』の三原則を堅持する」。それなら安倍自民党と連立政権を維持しているのは間違いで、安保法制を自民党と共同で強行成立させておいて憲法の恒久平和主義の堅持とは何かの間違いだろう。
(4)安倍政権、自民党には「戦争の惨禍を繰り返さないとの誓いを貫く」自らのアピールのために整合性のある理念、信念、政策を実行することが求められている。
もうすぐ日本は戦争を知らない世代で占められる。その時世界、アジア情勢がどうなっているのか、米国と中国が覇権を争って北朝鮮のような異端分子が世界の脅威として存在するのか、戦争を知らないだけに防衛、安全保障にどう歯止め、理念、理論をかけていくのか現実的に考えなければならない。
(5)グローバル社会での共同、連帯、共通安全保障の中で日本の役割、使命が問われることになるが、やはり目指す目標は『憲法』だ。
日本は世界で唯一戦争被爆国として世界大戦で敗戦し、その後経済成長国として復興した日本のあるべき憲法観を国民としてよく考えなけらばならない。