いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

グアムと沖縄。 guam and okinawa

2017-08-23 20:15:52 | 日記
 (1)グアム島といえば日本にとっては身近な米国気分を味わえるハワイ(州)のような海のリゾート地、米軍基地として知られているが、米国の州ではなくしかし米国領でありながら住民は米国籍を有するが米大統領選の投票権はなく、グアム選出の米議会下院議員に議決権はない(報道)という大変な差別を受けた米国領だ。

 たとえばこれでグアム政府(政府はある)が米国から独立また米国州になるなど住民投票で意思決定しても米議会の承認なしには実現できない(同)という占領支配並みの統治なのだ。

 (2)そのグアム島が米国を挑発、威かくする北朝鮮からのミサイル攻撃の標的にされているのだから、上述のような米国本土(州)との関係改善に向けて住民の不満が表面化しているといわれる。

 日本の海のリゾート地で駐留米軍基地の70%以上が存在し地位協定で極めて住民が不平等に取り扱われている沖縄と統治方式はまったく異なるが、グアムも3分の1が米軍基地で占められて同じような境遇にあることがわかる。

 (3)グアム島の米国領統治もそれなりの歴史、地理、政治的条件からくるものなのだろうが、北朝鮮のミサイル標的だけは「米国」として存在して政治統治は「米国」として存在しない(米国領)という矛盾の中で米軍基地は3分の1を占めるという、まるで沖縄化のような米国の取り扱いだ。

 住民から統治方式に不満のでるのもよくわかる。そして米国が戦後一時占領支配し72年に日本に返還した沖縄をその後も事実上治外法権化して軍事支配する沖縄への米国の思い、認識、対応理念がよくわかるグアム事情でもある。

 (4)グアム島で米国領でありながら住民の意思は米議会の承認なしには実現できないように、米国、米軍の沖縄での役割、米軍基地事情については日本政府の意向よりは米国、米軍の意向、意思が優先されるという強い米国方式の思い、認識、対応がよくわかる、日本に身近な米国領グアム島の統治方式だ。

 米国では北朝鮮のミサイル攻撃が米国本土に到達することが軍事、防衛、生活の重要問題であり、グアム島がその標的になることは米国に対する挑発、威かくする問題として米国の影響力の及ぶ威厳、政治上への挑戦としての対応懸念問題としてとらえるもの、概念上の問題ではないのか。

 (5)グアム住民が米国領でありながら自らは米大統領を選ばない、選べない中で、命運(destiny)だけは米国大統領の掌の中にあるという大いなる矛盾社会である。
 沖縄問題を考える中での参考にすべきグアム事情、米国事情だ。

 

 

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