(1)米国が「どこ」へ行くのかは世界の政治、経済、軍事の行方を左右する。トランプ大統領の出現で政治、経済、軍事の世界基準、規律、規範が崩壊して、混迷を深めている。資本主義、民主主義の危機といわれて今年11月の米大統領選の結果が注目される。
(2)米民主党の大統領指名候補争いは最初の予備選のアイオワ州党員集会の結果が、コンピュータ集計不具合で発表できずにいきなりつまずいたが、38才の若い前地方市長のブティジエッジ候補が1位を維持して優勢で勢いを増している。
地方市長出身で国政経験がないがハーバード大出身で8か国語を話し、LGBTであることを公表するニュー・エリート(本ブログ注)とみられる存在で大統領としての指導力、政治力、統治力は未知数だ。
(3)次戦のニューハンプシャー州でも余勢をかって隣の州が地元のサンダース候補と互角の戦い(報道)をみせている。4年前の大統領選では経済弱者の白人若者層が当時共和党トランプ候補を支持して岩盤支持層といわれて民主党オバマ政権への反権力をめざしたが、もうひとつ民主党支持層の多いセレブ、エリート層を批判、攻撃したことでも知られている。
(4)結果として全米主要新聞の予想を覆してトランプ大統領が誕生して、岩盤支持の経済弱者の白人若者層を意識した保護主義、米国第一のスローガン、公約、政策を次々と実行して世界を分断する混乱を引き起こしている。
11月の大統領選に向けては始まったばかりだが民主党はニュー・エリートとみられる若いブティジエッジ候補への支持、人気の高まりをみせている。民主党候補に政治実力、実績のある有力候補がみられずに若いニュー・エリート候補に視線が向けられているが、かってのケネディ元大統領のイメージでもあるのか今後の動向が注目される。
(5)政治経験が地方市長のみという未知数にブティジエッジ氏というこれまでのトランプ、オバマ、ケネディ氏などと比べると語感のむずかしさ、親しみやすさ、覚えやすさがどう影響するのか(もちろん最後は討論会を含めた政策、能力評価が重要になる)、米国社会は経済活動中心にセレブ、エリート国家を構成しているがわずか一部であり、前回大統領選のように分断、格差社会の経済弱者層からの反発、批判も多く、社会勢力としてはセレブ、エリート層をしのぐ経済弱者層の影響力がのしてきた米国社会だ。
(6)ブティジエッジ候補にも難敵層となるだろう。資本主義、民主主義の危機が現実のものとなりそうだ。
(2)米民主党の大統領指名候補争いは最初の予備選のアイオワ州党員集会の結果が、コンピュータ集計不具合で発表できずにいきなりつまずいたが、38才の若い前地方市長のブティジエッジ候補が1位を維持して優勢で勢いを増している。
地方市長出身で国政経験がないがハーバード大出身で8か国語を話し、LGBTであることを公表するニュー・エリート(本ブログ注)とみられる存在で大統領としての指導力、政治力、統治力は未知数だ。
(3)次戦のニューハンプシャー州でも余勢をかって隣の州が地元のサンダース候補と互角の戦い(報道)をみせている。4年前の大統領選では経済弱者の白人若者層が当時共和党トランプ候補を支持して岩盤支持層といわれて民主党オバマ政権への反権力をめざしたが、もうひとつ民主党支持層の多いセレブ、エリート層を批判、攻撃したことでも知られている。
(4)結果として全米主要新聞の予想を覆してトランプ大統領が誕生して、岩盤支持の経済弱者の白人若者層を意識した保護主義、米国第一のスローガン、公約、政策を次々と実行して世界を分断する混乱を引き起こしている。
11月の大統領選に向けては始まったばかりだが民主党はニュー・エリートとみられる若いブティジエッジ候補への支持、人気の高まりをみせている。民主党候補に政治実力、実績のある有力候補がみられずに若いニュー・エリート候補に視線が向けられているが、かってのケネディ元大統領のイメージでもあるのか今後の動向が注目される。
(5)政治経験が地方市長のみという未知数にブティジエッジ氏というこれまでのトランプ、オバマ、ケネディ氏などと比べると語感のむずかしさ、親しみやすさ、覚えやすさがどう影響するのか(もちろん最後は討論会を含めた政策、能力評価が重要になる)、米国社会は経済活動中心にセレブ、エリート国家を構成しているがわずか一部であり、前回大統領選のように分断、格差社会の経済弱者層からの反発、批判も多く、社会勢力としてはセレブ、エリート層をしのぐ経済弱者層の影響力がのしてきた米国社会だ。
(6)ブティジエッジ候補にも難敵層となるだろう。資本主義、民主主義の危機が現実のものとなりそうだ。