オンラインで変わるべきもの。 the thing which should change by on-line

　(1)新型コロナ感染流行拡大社会で新しい生活様式が求められて、人と人の距離を置くソーシャル・ディスタンス、テレワーク、オンラインによる通信、テレコミュニケーション（telecommunication）が主流になって人と人、社会のつながりが情報、テレコミュニケーションが主体となって人間同士の直接的なつながり、交流が薄れていくのか、コロナ感染阻止が急務の社会では特例のソーシャル・ディスタンス、テレワーク、オンラインが新しい生活様式では少し違うと思いたくもなる。

　(2)コロナ感染拡大の緊急事態宣言発令では、感染拡大、拡散防止のため都市部からの地方への移動が禁止（要請）されて、もちろんの地方からの都市部への移動も同様で東京一極集中に歯止めの効果はあった。

　オンライン、テレワーク活用で地方にいてもどことでもいつでも映像でテレコミュニケーションができて、原理的には東京一極集中の必要性がなくなってあたらしい生活様式、社会構造変化、改革につながる可能性、要素はみられた。

　(3)就職面接はオンライン活用により都市部と地方それぞれにいて実施しており、東京一極集中、地方過疎のマンネリ化ではなく日本社会全体がひとつにくくられる、まとまる情報化文化社会が大きく前進したといえる。

　長期間のスティ・ホームは住民同士のコミュニケーション、井戸端会議の光景も見られたとの報道もあり、かっての家族、住民同士の横のつながり、関係も復活した効果があったようだ。

　(4)新型コロナ感染対策は第２波、３波とまだまだこれからも注意、警戒が必要でいきなりあたらしい生活様式求められているが、IT、オンライン、テレワークが注目を集めているがかっての時代の家族、住民同士のつながり、助け合い、協力の意識が無意味のものとはいえずに復活するとすれば使い道はある。

　オンライン、テレワークが東京一極集中、地方過疎化解消の傾向につながり、コンビニ、スーパーの深夜営業が見直されて人口減少、少子化の解決につながれば幸いなことだ。

　(5)新型コロナ感染拡大の休業要請の中で経済活動は大きく停滞、減退して回復には時間を要するが、「生活に見合った収入」ではなく、「収入に見合った生活」で生きることも生活様式の見直しの機会だ。

　新型コロナ感染拡大で人間社会、地球環境の変化に戸惑う時代を経験して人間の弱さ、小ささを実感させられて、このままでは終わらせてはならない。