(1)新型コロナ社会では医療崩壊が懸念されたが、政治崩壊も同様だ。ともに評判がよろしくない米トランプ大統領と日本の安倍首相だが、トランプ大統領は岩盤支持層の白人マイノリティに支えられてそれに偏向した主義、主張で社会、世界の批判を無視してやりたい放題の無軌道政治だ。
(2)最近もCNNテレビの世論調査にもとづく大統領選の情報調査結果で民主党バイデン候補に支持率で14ポイントリードされているとする報道を得意の「フェイクだ」と反発し、同陣営は訂正と謝罪を要求している。
トランプ大統領の劣勢を攻勢に変える得意戦法だが、前回16年大統領選で全国紙がトランプ大統領劣勢と伝えながらトランプ大統領が勝利したトラウマが尾を引いている。
(3)安倍首相は今回新型コロナ感染拡大中に自らに近い黒川検事長の定年延長法案を国会で成立させようとして、その黒川検事長が外出自粛中に新聞記者宅で賭けマージャンをしていたことが発覚して辞任したことが安倍内閣の支持率を急落させた。
それでも国会審議で持続化給付金の外部委託の不透明問題などで野党に追及されながらもかわし続けているのは、その野党に政権能力がないためだ。
(4)安倍首相、政権の強力な支持者が虚弱野党ということになる。したがって国会論戦は低調で、野党が問題指摘をしても安倍首相は「そうは思わない」のあいまいな答弁でかわして、はぐらかしてこれまでにない国会論戦の空洞化が顕著になっている。
政党支持率が低迷する野党に政権能力がないことを見越しての安倍首相の国会対応だ。かっての自民党長期政権時代の政治状況、国会論戦でも野党に政権能力があったわけではないが、証拠調査にもとづく爆弾質問やいいとはいえないが審議拒否、委員会室封鎖などの野党の強硬抵抗戦術もあって、緊迫した国会運営があって国会に緊張感はみられた。
(5)現在の虚弱野党を支援するのはSNSなど情報操作による国民の安倍政権に対する抗議活動の意思表示であり、これが安倍内閣の支持率の急落につながって一定の効果はあり、安倍首相、政権にとっては本来国民の批判は手ごわい相手であるはずが国会審議に移れば虚弱野党相手にこれを忘れたかのようなはぐらかし答弁の凡戦に終始している低調な政治状況だ。
(6)トランプ大統領の岩盤支持層向けの偏向政治か、政権能力のない虚弱野党に助けられる問題政権のはぐらかし政治かどちらにせよ日米政治基盤が根底から揺らいでいる政治崩壊(collapse of japan and america politics)の危機に直面している。
(2)最近もCNNテレビの世論調査にもとづく大統領選の情報調査結果で民主党バイデン候補に支持率で14ポイントリードされているとする報道を得意の「フェイクだ」と反発し、同陣営は訂正と謝罪を要求している。
トランプ大統領の劣勢を攻勢に変える得意戦法だが、前回16年大統領選で全国紙がトランプ大統領劣勢と伝えながらトランプ大統領が勝利したトラウマが尾を引いている。
(3)安倍首相は今回新型コロナ感染拡大中に自らに近い黒川検事長の定年延長法案を国会で成立させようとして、その黒川検事長が外出自粛中に新聞記者宅で賭けマージャンをしていたことが発覚して辞任したことが安倍内閣の支持率を急落させた。
それでも国会審議で持続化給付金の外部委託の不透明問題などで野党に追及されながらもかわし続けているのは、その野党に政権能力がないためだ。
(4)安倍首相、政権の強力な支持者が虚弱野党ということになる。したがって国会論戦は低調で、野党が問題指摘をしても安倍首相は「そうは思わない」のあいまいな答弁でかわして、はぐらかしてこれまでにない国会論戦の空洞化が顕著になっている。
政党支持率が低迷する野党に政権能力がないことを見越しての安倍首相の国会対応だ。かっての自民党長期政権時代の政治状況、国会論戦でも野党に政権能力があったわけではないが、証拠調査にもとづく爆弾質問やいいとはいえないが審議拒否、委員会室封鎖などの野党の強硬抵抗戦術もあって、緊迫した国会運営があって国会に緊張感はみられた。
(5)現在の虚弱野党を支援するのはSNSなど情報操作による国民の安倍政権に対する抗議活動の意思表示であり、これが安倍内閣の支持率の急落につながって一定の効果はあり、安倍首相、政権にとっては本来国民の批判は手ごわい相手であるはずが国会審議に移れば虚弱野党相手にこれを忘れたかのようなはぐらかし答弁の凡戦に終始している低調な政治状況だ。
(6)トランプ大統領の岩盤支持層向けの偏向政治か、政権能力のない虚弱野党に助けられる問題政権のはぐらかし政治かどちらにせよ日米政治基盤が根底から揺らいでいる政治崩壊(collapse of japan and america politics)の危機に直面している。