いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

目が醒める。 become awake

2020-06-05 20:05:37 | 日記
 (1)久々というか目の醒める(become awake)いいニュースだ。将棋の藤井聡太七段(17)が最年少記録(17才10か月)でのタイトル棋聖戦の挑戦者となった。準決勝は名人3期の佐藤天彦九段(32)に勝って、挑戦者決定戦は永瀬拓矢叡王(27)に勝ってのそれぞれに実力者、タイトル保持者に勝っての文句なしの最年少記録挑戦者となった。

 ②近年将棋、囲碁界は10代の若手棋士の台頭、活躍が著しく、コンピューターソフトを使っての研究、実力向上が影響しているのは間違いのないところだ。IT時代の申し子ともいえる存在であり、あらためてIT , IoT , AI のダイナミズム(dynamism)の大きさがうかがえる。

 (2)これが社会経済となるとその能力、実力が正当に評価されて発揮されているかとなると、コロナ感染拡大でテレワーク、オンラインが注目を集めたが実施率は低く、米巨大IT企業のアップル、グーグルでも今年一杯はテレワーク活用を継続するという程度で、オンラインでは授業活用も指導者からは逆に準備の手間が増えてほとんど自習状態という嘆きも聞かれる。

 (3)政府は第2次補正予算(歳出31兆9千億円)で予備費10兆円を計上して、実質でGDPを2.0%程度押し上げる効果(報道)があると試算した。これには予備費10兆円は織り込んでいないということだが、歳出目的の強い補正予算の3分の1が予備費では計画性、効果性もない財政支出を圧迫するだけの国民投資(税負担)の大盤振る舞いでしかない。

 ②GDPを押し上げるよりも休業要請による中小企業、個人事業などの救済支援、社会経済回復に目的効果を持って補正予算を組み立てなければならない。予算も必要で使うべきときには借金(国債発行)をしてでも積極的に目的投資、投入しなければならない時もあるが、それは予備費10兆円という使い道もわからない放漫さではない。

 (4)麻生財務相はコロナ感染拡大で日本人の死亡者が欧米諸国に比較して少ないことに「国民の民度のレベルが違う」と述べたが、そういう「民度」の国民がなぜこんな「政治」、「政治家」しか選べないのか、持てないのかきちんと答えるべきだ。

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