いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

国も国境もないとすれば。 if we have no nation and border

2021-08-05 20:10:20 | 日記
 (1)国民の健康、生命、安全、生活を守るのは国なのか医師、自治体なのかが今更議論されるような、国、政府のコロナ感染者の入院対象者を重症者に限定する方針決定だ。これまでホテル貸し切りなどの医療施設で収容していた中等症患者などは自宅療養で対応する。

 これまでも入院できずに自宅待機療養中の患者の状態が急変して命を落とすケースもみられて、政府から判断をまかされた知事会は国に対して「入院対象から外れる場合の客観的な基準を示してほしい」(報道)と要請した。

 (2)どちらもどちらで、コロナ対応の押し付け合いで、医療現場での通常医療行為とコロナ治療をどう両立させるのか、できるのか、医療ひっ迫を起こさないための国、政府のコロナ対策の問題だ。

 菅首相はワクチン接種の推進拡大がコロナ対策のキメ手としているが、接種需要に対してワクチン供給量が追い付かずに一時供給ストップが続き、海外ではコロナ変異株に対応するために3回目のワクチン接種を始めるところもでてきて、ワクチン接種もどこまで行くのか、ワクチン漬け、神話でいいのか議論はある。

 (3)コロナ対策では問題、課題と対策、対処の分析、検証、解析、判断が行われたのか問題で、政府のコロナ対策では場当たり的、せつな的、後追いが多く、専門家集団が意見、提言を言えないところが弱点として問題を深刻化させている。

 社会現象は問題、課題、原因があるから不規則で不条理(unreasonableness)、悪質な事変、事態を招く。問題、課題、原因を分析、検証、解析して安全対策を重点的に解明、徹底することが肝要だ。

 (4)冒頭例のように国民の健康、生命、安全、生活を医師、自治体の判断にまかせる政府の方針では、国民は救われない。予想されたように東京五輪開幕後に感染者数が東京を中心に全国的に急激拡大を続ける中で、東京五輪も終わりが近づいてきた。

 友情の証しとして本来ひとつに争う金メダルを二人で分け合う(同競技規定に沿って)選択をしたアスリートも報じられて、五輪は国家のものではないこと、五輪精神性を示したのはせめてもの救いだ。

 (5)ジョン・レノンは「イマジン」で国も国境もないと世界を想像するよう説いたが、世界が国も国境もないとなれば人類はどうやって生きていくのだろうか。EUはカネ、モノ、ヒトの自由往来をテーゼ(thesis)として壮大な実験場として理想論を目指しているが、もちろん国家も国境もある。

 (6)東京五輪のゴルフ競技では、3位(銅メダル)決定戦が松山英樹選手を含めて7人のプレーオフとなった。一部には銅メダルが7つ与えられないのかという声もあった。

 

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