いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

ウクレレとG.ハリスンとR.ストーンズ。 ukulele & G.Harrison & R.Stones

2021-08-26 20:21:00 | 日記
 (1)吉田栄作さんの財津作品カバー曲「人生はひとつ でも1度じゃない」はウクレレ演奏で始まる。財津和夫さんが今年自分を励ますためにと発表した新曲で、早速、吉田栄作さんがカバーしてこれからコロナ社会で人々を励まし、鼓舞するみんなの輪唱につながればいい。

 (2)ウクレレ演奏というとポール・マッカートニーさんの18年日本公演でG.ハリスンさんの「Something」をウクレレ演奏で歌いだして、途中からE.ギターバージョンに移行して哲学的音階を引き立てる感動深い演奏となった。

 ポールはG.ハリスンはウクレレが得意だったと紹介している。G.ハリスンのギターは聞けばすぐにそれとわかる独特の音色、リズム感があって、ちょっとズラして音の裏を取る弾き方がとくによろしくて情感がよく伝わってきてすばらしい。

 (3)ジミヘン、ジェフ・ベック、ジミー・ペイジ、E.クラプトンのような派手さはないが、いわゆる好きなものには良さがよくわかる玄人受けする音色、技巧といえる。「Here comes the sun」はヒマラヤから昇る神々しい朝日を歌ったといわれて、インド、バングラディシュのアジア地域の仏教、ヒュンドゥー文化に根差した宗教的な思惑、思想が込められている。

 (4)G.ハリスンはビートルズ以後のソロになってからの代表作「My sweet road」もインド思想、哲学への志向、思惑が強く打ち出された作品で、ヒュンドゥー教の神を讃える「ハレ クリシュナ」のコーラスがくり返される印象深いメロディとともに感動を伝えてくる。

 ビートルズ初期作品の「And I love her」でのG.ハリスンのアコースティックギターも独特の音間の取り方が音色とともに心地よいグルーヴ感を際立たせている。

 (5)R.スト-ンズは世界で活躍する最長寿のロックバンドといっていいだろうが、ドラマーのチャーリー・ワッツさん(80)が亡くなった。R.ストーンズはビートルズとも親交が深く、ビートルズはR.ストーンズに楽曲も提供している。ビートルズの「All need is love」の世界同時衛生生放送でもミック・ジャガーさんが多くのコーラスの中に参加している。

 (6)同じオリジナルメンバーの自由奔放な音楽スタイルのミック、ギターのキース・リチャーズさんを淡々とした強いリズムのドラムで支え、静かな男が亡くなった。

 R.ストーンズはこれまでもメンバーの死亡、交代の中で半世紀以上も音楽活動を続けて世界に話題曲を発信続けており、このままでは終わらない。

 

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