いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

終戦。 the end of the war

2021-08-16 20:00:30 | 日記
 (1)米国にも終戦の日はある。米国のアジアを共産主義化から守るベトナム戦争ではベトコンのゲリラ戦に手を焼き、文字どおり戦争泥沼化、長期の中で後退を余儀なくされて米軍は撤収し終戦を迎える。

 (2)当時ブッシュ大統領はイラク・フセイン大統領が大量破壊兵器を製造、所持しているとしてイラクに侵攻し、フセイン大統領を拘束し処刑し制圧したが、その後日常的にテロ攻撃にさらされて米軍の若い兵士を失い、米国内ではえん戦気分が高まりイラクから撤収し終戦を迎える。

 ブッシュ大統領がイラク侵攻の理由とした大量破壊兵器は確認、発見できずに、米国のイラク侵攻作戦は国際社会から非難を浴びる。こうした苦い「終戦」の記憶、歴史はアフガンからの米軍撤収の軌跡ともなっているとみられる。

 (3)日本は8月15日第2次世界大戦終戦の日を迎えた。圧倒的な戦力を誇る欧米連合国に対抗して日本はドイツ、イタリア3国同盟で戦争を挑み、300万人以上の戦死者を出して、広島、長崎に一瞬にして10万人以上が犠牲になる原爆投下の末に終戦を迎える。

 歴史検証はなく、わからないが、欧米諸国の日本包囲網があったとしても旧日本軍によるアジア植民地侵略支配は説明、理由がつかない不条理な戦争責任だ。

 (4)現在でも韓国、中国と歴史認識、元慰安婦問題で政治外交対立、緊張が続いており、戦争のキズ跡は大きい。広島原爆投下の「黒い雨」被害賠償責任問題は法廷闘争の上、ようやく今夏に政府が責任を認めて救済に乗り出した。一方、長崎については公判中を理由に政府の判断を持ち越した。

 (5)戦後76年目の終戦の日だが、戦後総括されて終戦の日を迎えたわけではない。政治は強い保守思想、主義を持つ安倍前首相の登場で、独自の憲法解釈で集団的自衛権の行使容認を決めて自衛隊の海外派遣を進めて、安倍政権は菅政権に交代したが自民党は憲法第9条に自衛隊を明記する憲法改正を目指している。

 (6)その安倍前首相は、一年延期され今夏開催された東京五輪がコロナ感染急拡大の中で多くの国民が開催中止の声を上げる中でこれを「反日」勢力と非難した。まるで戦前、戦争時に戻ったかのような安倍前首相の「反日」発言で、政治の世界では歴史を顧(かえり)みることなく確実に全体主義、強い保守思想、主義が復活している危険性だ。

 (7)世界的な傾向であり、民主主義、自由主義の後退、衰退と専制独裁国家、極右勢力の台頭の今日的世界だ。米国も日本も「終戦」から学び、教訓とすることはある。

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