(1)8月というのは日本では過去に印象深い大きな事件が続いて、そこに盆という季節感があり心にポッカリと空白のある寂寥(せきりょう)感を感じることがある。今年のように8月というのに梅雨末期のような長雨が続いている時にはうっとうしさもあってあまり感じないが、その中でも時たま薄日がこぼれる日には妙な寂寥感(a feeling of a strange lonliness)がただようことがある。
(2)今年のようにコロナ感染拡大で外出もままならない時を過ごしており、家にいる時間が長いので、久しぶりに陽に照らされた外の静かな樹木のたたずまいを見ているとことさらにそう感じることがある。静かな時間が流れている。
(3)ひとたび社会、世界に目を向けてみると、気候変動化で大雨洪水被害が日本、ドイツを同じように襲って、ギリシャでは40度後半の記録的な高温でトルコでは山火事が発生して、豪州でも深刻な山火事被害が続いている。
米軍が撤収を開始したアフガンでは旧支配勢力イスラム主義組織のタリバンが首都カブールを無血解放して制圧し、報復を恐れる大勢の市民らが国外脱出を求めて米軍が警護する空港に殺到して混乱が起きている。
(4)どこもとても寂寥感などではない激動の暑い8月だ。7月23日開幕の東京五輪もコロナパンデミックの中で何事もなかったかのように世界からアスリートたちがやってきて、各種競技に圧倒的なパフォーマンスをくりひろげて、そういうコロナ感染拡大で開催有無が政治、社会問題となった東京には行かないというトップアスリートの声は一部にはあったが大きくはならなかった。
(5)現在の日本は専門家が危惧したように東京五輪と歩調を合わせるように全国的な感染急拡大をみせて政府の打つ手がみあたらずに、専門家からは外出、移動の自粛の「お願い」ではなく法的規制、罰則による強い対策を求める声が強まっている。
海外例ではロックダウン(都市封鎖)でも感染拡大した事例もあり、日本では8月24日から東京パラリンピックも開催されて無観客開催決定とはいえ社会的に強い法的規制、罰則対策も取りにくい社会情勢にある。
(6)感染拡大阻止のコロナ対策は、先々に原因、状況、背景を読む、分析、検証することが必要で、政府の後手後手対策で巡り合わせの悪さばかり引き出している。この今の妙な寂寥感は何なのか、何に由来するものかはわからないが、9月には自民党総裁選が控えており国民には直接手出しはできないこれからの国のあり方を決める重要なひとつの政治日程であり、そのむなしさか横浜市長選では菅首相が支援する前閣僚の腹心候補者が大敗北する結果で、追って行われる衆院選では国民の判断、審判の出番だ。
(7)国、国民は落ちるところまで来たと書いたが、多くの国民はこのままでいいとは思っていないはずだ。
(2)今年のようにコロナ感染拡大で外出もままならない時を過ごしており、家にいる時間が長いので、久しぶりに陽に照らされた外の静かな樹木のたたずまいを見ているとことさらにそう感じることがある。静かな時間が流れている。
(3)ひとたび社会、世界に目を向けてみると、気候変動化で大雨洪水被害が日本、ドイツを同じように襲って、ギリシャでは40度後半の記録的な高温でトルコでは山火事が発生して、豪州でも深刻な山火事被害が続いている。
米軍が撤収を開始したアフガンでは旧支配勢力イスラム主義組織のタリバンが首都カブールを無血解放して制圧し、報復を恐れる大勢の市民らが国外脱出を求めて米軍が警護する空港に殺到して混乱が起きている。
(4)どこもとても寂寥感などではない激動の暑い8月だ。7月23日開幕の東京五輪もコロナパンデミックの中で何事もなかったかのように世界からアスリートたちがやってきて、各種競技に圧倒的なパフォーマンスをくりひろげて、そういうコロナ感染拡大で開催有無が政治、社会問題となった東京には行かないというトップアスリートの声は一部にはあったが大きくはならなかった。
(5)現在の日本は専門家が危惧したように東京五輪と歩調を合わせるように全国的な感染急拡大をみせて政府の打つ手がみあたらずに、専門家からは外出、移動の自粛の「お願い」ではなく法的規制、罰則による強い対策を求める声が強まっている。
海外例ではロックダウン(都市封鎖)でも感染拡大した事例もあり、日本では8月24日から東京パラリンピックも開催されて無観客開催決定とはいえ社会的に強い法的規制、罰則対策も取りにくい社会情勢にある。
(6)感染拡大阻止のコロナ対策は、先々に原因、状況、背景を読む、分析、検証することが必要で、政府の後手後手対策で巡り合わせの悪さばかり引き出している。この今の妙な寂寥感は何なのか、何に由来するものかはわからないが、9月には自民党総裁選が控えており国民には直接手出しはできないこれからの国のあり方を決める重要なひとつの政治日程であり、そのむなしさか横浜市長選では菅首相が支援する前閣僚の腹心候補者が大敗北する結果で、追って行われる衆院選では国民の判断、審判の出番だ。
(7)国、国民は落ちるところまで来たと書いたが、多くの国民はこのままでいいとは思っていないはずだ。