いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

ムラ社会と派閥。 `mura‘ society and 'habatsu‘

2024-01-13 20:46:38 | 日記
 (1)日本の政治が懐古調なのは現状不満としても、よろしくない。政治は過去から学び、反省もして現在、未来を目指すものだが、過去にこだわって戻ったり、過去を美化、賛辞するものではない。
 近年は首相のリーダーシップあるいは政治的個性が薄いせいもあるのか、個性の強かった田中角栄元首相を賛辞する書物もよく目にするようになって日本列島改造論まで出版されるようになったが、もちろんそんな時代ではない。

 (2)自民党は派閥力学政治で勢力を伸ばしてきて長期安定政権を維持、持続してきたが、それは極めてムラ社会の日本的構造、体質であり、日本的なものだった。
 既得権益保護、共有、密室政治、金権政治で派閥領袖が利権を支配して「政治とカネ」の疑惑、問題がたびたび起きて、時代を背景に政治汚職につながり、派閥解消につながったことはあったが、いつしか派閥必要論が復活して派閥力学政治が横行して今回、最大派閥安倍派中心にパーティ券裏金問題が東京地検特捜部の捜査を受けて安倍派衆院議員の逮捕者が出て、国民的批判を受けて岸田首相が党内に「政治刷新本部」を設置して政治改革に取り組む姿勢を示している。

 (3)自民党内には現在77人の無派閥議員(報道)がいて、最大派閥安倍派の98人に次ぐ勢力になっており、政治刷新本部の初会合でも政策集団としての必要性を主張する派閥維持派と政治とカネ問題解決の派閥解消派とが意見を闘う、主張する(同)展開になっており、「政治とカネ」の問題にかかわる派閥の弊害の取扱いは簡単には進まない様相になっている。

 (4)派閥政治はムラ社会の極めて日本的構造、体質に根差したものと書いたが、社会構造、体質としても存在し見過ごされてきているものを政治の世界では解消しようという、ある意味「性悪説」的政治改革であって「政党」の成り立ち、目的、機能、力学など多様な(いいわるいはあるが)論議も必要で、政治とカネの問題で派閥解消となれば今後派閥が復活することがない党内組織のあり方、活用について道筋をつけなければならない責任がある。

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