いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
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国賓待遇の岸田首相の訪米。 visit to america by a national guest of premier kishida

2024-01-11 20:24:11 | 日記
 (1)自民党の麻生副総理が米国を訪れている。国内ではパーティ券裏金問題を受けて自民党内に麻生さんが顧問を務める「政治刷新本部」が設置されて、11日に初会合を開催する。
 麻生さんの訪米は3月に予定している岸田首相の国賓待遇による訪米に向けて米側との事前調整をするためといわれている。

 (2)元旦の能登地震に2日の羽田空港滑走路でのJAL機と海保航空機の衝突炎上事故に自民党派閥のパーティ券裏金問題で自民党衆院議員が逮捕されて岸田首相も対応に追われて、先頭に立って解決に向けて取り組むと決意をみせている中での3月の国賓待遇の訪米の話には違和感はある。
 能登地震は倒壊建物の不明者も多く全容解明もむずかしく、避難所では環境の悪化で関連死も出て復旧には時間を要するとみられる中で3月に岸田首相が国賓待遇で訪米するような国内事情にはない。

 (3)しかもこの時期に麻生さんが訪米して岸田首相の国賓待遇による訪米の事前調整をするというのも、政府と国民が一体となって当たらなければならない国内事情、問題を考えればあまりに緊張感を欠く現状無視の行動に映る。
 
 (4)中国習近平主席が米中経済戦争の最中に日本に活路を見出そうと接近する中で日本政府は習主席の国賓待遇での訪日を進めたが、当時中国は香港の民主化排除、強制統治を進め国際的批判の中で習主席の国賓待遇の訪日は延期されてその内いつしか立ち消えになったが、事例は違うとはいえ3月に岸田首相が国賓待遇で訪米するする国内事情にはない。

 (5)岸田首相には9月の党総裁選が近づくほどそういう日程はむずかしくなるので3月の国賓待遇の訪米を計画したのかもしれないが、無理なものは無理だ。こんな時に麻生さんを訪米させて事前調整させるようなことなどやるべきでない。
 国、政府、自治体、国民あげて能登地震救済、復旧に向けて一致協力、問題共有すべき時に、自民党内にはパーティ券裏金問題改革を抱えて外交辞令とはいえ米国に再考を求めるのが本筋だろう。

 (6)岸田首相の能登地震、パーティ券裏金問題で先頭に立って取り組むといいながら、こんな時に麻生さんが訪米して岸田首相の3月国賓待遇の訪米を事前調整するという言行不一致の無節操な姿勢が国民から岸田首相が何をやっても信頼、支持されない要因だ。元に戻して国内難問題に専念すべきだ。

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