いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

会食と危機政治国会。 dine and a crisis politics and the diet

2024-01-22 20:21:34 | 日記
 (1)岸田首相が昨日の日曜に麻生副総理と会食(首相日々ー報道)した。政界では低支持率の続く岸田首相に「引導」を渡すのは第2派閥として岸田首相を支える麻生さんだとの見方もあり、休みの日の会食で何が話し合われたのか。

 (2)麻生さんは政府が能登地震対応最中の先日訪米して米国側と岸田首相の当初3月と予定した国賓待遇での訪米の調整をしたといわれて、本ブログでも麻生さんはまだ岸田首相を支えるだろうと書いたが、その後岸田首相が岸田派の解散を表明して主導し、安倍派、二階派も続き急展開をみせている派閥解消については岸田首相に麻生派は解散しないと伝えたといわれて、方針の違いがみられて関係修復に動いたともいえる会食だ。

 (3)麻生さんは見るからに強気の傍若無人の政治姿勢を貫く性格で、これでどうして党内第2派閥を率いる求心力があるのかわからないところがあり、建前と本音の区別のないところが裏表がないとみられているのかもしれない。
 こんな時に岸田首相が国賓待遇で訪米するなどとはあり得ない話と書いたが、4月に先延ばしにして実施する意向を示している。

 (4)岸田、麻生会食では通常国会での来年度予算成立後の国賓訪米を置き土産に岸田首相が退陣する話でも出たのか、会食なのでそんな気まずい話はないだろうとは思う。派閥解消で意思の相違がみられるので通常国会開催を控える今後の国会対策を調整、話し合ったのではないのかと想像する。

 (5)今週には通常国会が召集されて野党は「裏金国会」として冒頭いきなり岸田首相、自民党を集中審議追及する構えで、これも能登地震復旧最中にこんなことをやっている場合ではないと書いたが野党は解散総選挙に追い込むと意気込んでいた。
 今は風雲急を告げる嵐の前の静けさで岸田、麻生会食もいいが、いよいよ波乱の危機政治国会が幕を開ける。

 (6)能登地震復旧対策もあり、24年度予算案の審議を遅らせるわけにもいかないので、与野党議員共通の「政治とカネ」の問題でもあり、国民の怒り、批判も大きく確定申告の時期でもありこのままでは国民の納税拒否騒動(森友問題でも起きた)も起きかねない不安定な政治状況も考えられる中で、「政治とカネ」(使い道自由で記載しなくていい政策活動費など)の問題点に法改正を含めて正面から向き合い「決着」をつけなければならない通常国会だ。

 (7)これまでのように言いっぱなしに答えっぱなしの馴れ合い国会では通用しない危機政治国会だ。

 

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