いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

今、子どもたちは。 now adays , children are

2020-03-07 20:00:49 | 日記
 (1)子どもの頃を思い出してみると、車のタイヤの下敷きになっても死なないだろうと本気で思っていた頃もあったので、多分多くの今の子どもたちも自分は新型ウイルスなどに感染しないと思っているのではないか。

 そういうことと学校で感染拡大すれば家庭、社会に被害影響が拡がり手が付けられなくなるのは自明であり、そういう意味では春休みを利用しての3月全小中高休校要請は考えられた対策だ。

 (2)ところがこれが安倍首相の「独断」で決められて、その後結局は学童保育の必要性で子どもは学校に戻り、街には若者はあふれ、塾も30%は授業を続けるというパラドックス性(paradoxical)でチグハグな対応となっている。

 むしろ子どもが家庭に長くいることにより親などから感染する危険性も高いこともあり、休校対応は多角的に連携、検討、慎重な対策が検討されるべきだった。

 (3)全小中高休校対応は特措法の緊急事態宣言(emergency declaration)に属する対策であり、安倍首相は緊急事態宣言を発令したわけでもなく法的根拠のない独断専行の要請だった。
 安倍首相がひとり浮足立っても、安倍首相が浮足立っては新型ウイルス感染対策の「本質」を見失ってやみくもの連携総合性のない対策(独断専行で対策といえるものではないが)になっているのはひとりよがりの危険な兆候だ。

 (4)特措法改正案が週明けから審議されるということだがほぼ新型ウイルス感染防止対応は出揃ってきており、今更後追いの特措法改正案審議でもないし、している場合でもない。対策の周知徹底、実効あるのみだ。

 冒頭に戻って子どもたちはどんな気持ちで突然の長い3月春休みを過ごしているのだろうか。春休みといっても原則として人混みを避けて住居で過ごすことが求められて、自由な行動、活動は自粛せざるを得ない新型ウイルス国内感染の拡大被害だ。

 (5)高校生ともなれば別だが小中校生では新型ウイルス感染の脅威も身近なものとしては実感できずに、高年令者中心に感染者が増え続けて中には病死している現実から自分たち(世代)の問題ではないという楽観論、問題視しない他人ごと観でしかないことが想像できる。

 突然の長い春休みも行動、活動が制約、規制、禁止されて楽しくはなく、その分夏休みが少なくなることが想像されて暗い気持ちになっているのではないか。

 (6)4月になって新型ウイルス国内感染状況がどうなっているのか、よほどのことがない限り4月入学、新年度授業開始のまばゆい光が子どもたちに注がれることを願うばかりだ。

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