いのしし くん。

政治、経済から音楽全般の評論
ultimate one in the cos-mos

今年は春から。 this is something from spring

2020-02-24 20:17:48 | 日記
 (1)12支の始まりの子(ね)年の今年は何かと巡り合わせの悪い年になった。年明け早々のゴーン被告のレバノン逃亡は別物として、大学入試センター試験を目前にして文科相の戯言(
ザレゴト)で来年から実施の大学共通テストの改革がゴワサンになって文部行政への不信、不安が募り、大学入試が本格化する2月になって今度は新型コロナウイルスの国内感染が拡大を見せて対応に追われている。

 (2)中国の旧正月の大型連休に合わせるかのように中国国内のウイルス感染拡大で訪日客も規制、大幅減少し、ウイルス感染だけ日本国内感染が拡大を続けて感染症対策の効果のない異常事態だ。

 うるう年の今年の2月は1日長く、夏に東京オリ、パラリンピックを控えてプロ野球開幕は例年より1週間早く開幕することが決まっており、政府は経路不明の国内感染拡大が続く中で大勢の不特定多数が集まるイベントなど開催見直しを求めて、中止、延期が相次いでいる。

 (3)このまま新型ウイルス感染が終息に向かわなければ1週間早めたプロ野球開幕もどうなるのか、無観客試合というわけにもいかないだろう。天皇は2月23日に誕生日を迎えて新型ウイルス拡大を受けて皇居での一般参賀が中止となり、昨年の即位パレードも雨天で順延となり巡り合わせの悪さに見舞われている。

 (4)政府の首相主催の「桜を見る会」は今年はすでに中止が決まっているが、大勢が桜見物、宴席をする花見はどうなるのか、新型ウイルス感染も早く終息に向かってほしいところだ。
 春に予定されている中国習主席の国賓訪日もどうなるのか、発生元の中国は感染死亡者が2500人近くになり収まる気配もなく、感染拡大の大きい中国と日本の指導者が会って感染拡大阻止に対策メッセージ、協力を示すことは意義があるとは思うが、習主席の訪日が延期、中止となればこれは巡り合わせの悪さだ。

 (5)春闘相場に経済打撃も大きい新型ウイルス感染拡大がどう影響するのか、こちらは労使双方が国内感染阻止に向けて経済協調、支えを示せれるのか。
 夏の東京オリ、パラリンピックまでには国内感染もメドがついてほしいし、そうなる期待は大きいが、訪日客も急増することから今回の対応、対策、関心を教訓としなければならない。

 (6)正しく恐れ、正しく日常(corrective daily)だ。 

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王毅外相の言葉。 word of minister of foreign affars oh-ki in china

2020-02-22 19:41:36 | 日記
 (1)中国の王毅外相はウイルス感染のASEAN緊急会合で「徹底した対策で国際社会が対策を練る時間を作り、大国の責任を示した」(報道)と強調したが、現実はすでに1月に肺炎兆候を示唆した武漢医師をデマ情報として拘束し(その後病死)、行政責任者は北京政府の指示がなければ何もできないという対策の遅れだった。

 (2)中国の活動方針を決める全人代は延期され、死亡者も2千人を超える異常事態ではあまり大きなことは言えない。感染元がどこかは問題ではなくその後の対応が問題であり、新型ウイルス感染が世界に拡大したことについて謙虚に反省するところもある。

 (3)武漢中心に日本企業の進出が多い日本としては、その後の国内感染が拡大して多くの人が集まるイベント中止の対策、対応に迫られており、王毅外相も日本からのマスク提供など支援物資の協力に対して感謝の言葉はあっても感染拡大の反省、見舞いの言葉は聞かれない。

 中国国内でも習主席への対応に非難の声(報道)も聞かれるというから相当のパニック、混乱がうかがえる事態だ。感染症で2千人以上の死亡者が出るということは大変な危険事態であり、中国も変われるところは変わらなければならないのではないか。

 (4)情報統制、正確さ、周知の広汎性について人類共通の克服すべき問題(今回は感染症)に責任と自覚、良識が問われている。自国の経済利益停滞を憂うだけでなくGDP2位としての大国として相応の責任と実行が求められる。

 今回の武漢が発生元とされる新型コロナウイルス肺炎感染はどこが発生元かは関係ないが、これほど世界的に拡大したことに問題、課題をみつめ、正して教訓として中国も変われるところについては変わらなければならない。

 (5)冒頭の王毅外相の言葉には中国の威信、内向き保身しかみられずに、人類共通の問題に責任と自覚を共有しているとはいえない。

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正しく日常。 correctly daily

2020-02-21 20:00:16 | 日記
 (1)WHOがクルーズ船内に感染者を含む乗船客を留め置いた日本政府の対応を、みだりに感染者を国内に拡散しなかったとして評価する談話を発表した。船内感染者の日々の拡大を招いて国内では子どもにも感染者が出て批判を招いている。

 当初、防衛省は自衛艦の派遣も検討する考えも示していたが実現せずに、国内に拡散するのではなくいくつかの船に分散して(感染段階に応じて)乗船率を引き下げる感染予防方法論はあったと思う。

 (2)本ブログでも書いたがクルーズ船内留め置きの検証を求める声は聞かれる。国内感染拡大で死亡者も出ていることを受けて、各地でイベント、フェアなどの中止が相次いでいる。経路不明の感染者も相次いでいることからやむを得ない対応だ。

 政府はイベント自粛要請まではしないが「(感染拡大を防ぐため)大勢の人が集まる大規模イベントの開催について~開催の必要性について改めて検討するよう」(報道)メッセージを出した。

 (3)現状ををみれば当然の選択対応ではあるが、それでは政府はというと16日に首相官邸で開かれた新型コロナウイルス感染症対策本部の会合で閣僚3名が欠席して地元支持者の新年会、会合に出席していたことがわかり、国会で釈明、謝罪に追われた。

 一方でイベント開催の再考を求めて政府対策会合には閣僚が欠席するというチグハグな危機管理意識の欠如をあらわしている。

 (4)やはり安倍内閣の傲慢性、堕落ぶりが示されたものだ。危機管理としていかに日常性を保ち続けていくのかは重要なファクターといわれる。企業はテレワーク、時差出勤など感染予防対策を考慮しているが、それでも日常で電車は動き、新幹線は動き、デパートも営業して不特定多数が行き来する狭い空間を利用する社会だ。

 (5)国内感染拡大が続き収束の先が見えない現状では、イベント中止が求められるのはやむを得ないが、いかにして日常性を取り戻して持続できるのかも考えなければならない。新聞でも新型コロナウイルス感染を「正しく恐れる」というメッセージもあり、感染予防の徹底とともに日常生活を勇気、自信をもって続けることも大切だ。

 (6)そのために情報公開、周知、効果的な対策について、政府、国民一体となってあたることが必要で求められる。政府の対策本部会合を閣僚が地元支持者会合を優先して欠席するような国民不信を示しては意義も効果もない。

 正しく恐れて、正しく日常(correctly daily)を続けることが求められる。

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日本人のアイディンティティ。 japanese identity

2020-02-20 20:03:12 | 日記
 (1)日本人のアイディンティティ(japanese identity 存在意義)は何なのかを深く考えさせられた。救える子どもの命を守れなかった事例が相次ぐ児童相談所の対応で、今度は午前3時に助けを求めてきた女児(小6)を当直のNPO法人(児童相談所)職員が「警察に相談して」と追い返した(報道)。

 (2)これまで救える子どもの命を守れなかった反省もなく、問題意識もなく、午前3時に助けを求める女児(大人でも同じ)の緊急性、異常性を理解、把握できない職業意識、マインド、人間性とは一体何なのかだ。

 卑弥呼、公家時代、武家時代はどうだったかは定かではないが、第2次世界大戦後の日本は「大家族制」として大人が同居の次世代家族に生活、人生、生き方などの知恵、考え、気持ちを日常伝えて持続可能な社会をつくり上げ、社会は隣り近所がモノを分け合い、話し合い、協力して社会を豊かに過ごす術(すべ)が身についていた安心社会であった。

 (3)海外からもこういう日本人の親切さ、やさしさ、素朴さ、勤勉さ、犠牲をかえりみない献身性は高く評価されて、日本人のアイディンティティと目されてきたが、もはやそれは過去のものとなり失われたのであろうか。

 冒頭例の場合は報酬をもらっての職業意識、マインド、目的、尽力、効果にかかわる人間性とは別のカテゴリー(category)の問題であり、まずは日本人のアイディンティティとは直接はむすびつかない普遍的な能力の問題であるが、もちろん午前3時に助けを求める女児に対してどう接すればいいのか、すべきなのかの行動パラダイム(paradigm)、人間性が根底にあってのものであり、やはり日本人のアイディンティティにかかわる重大問題といえる。

 (4)今日的世界、社会は経済的優越者(富裕層)が成功者ととらえられて、手段、方法は選ばない策略手法が高い評価を受けて親切、やさしさ、犠牲、献身は目的のためには意味のないものとして除外される経済主義社会が幅を利かせている。

 冒頭例のようにまた日本の経済、企業社会は日本人のアイディンティティを見失って、人間を企業の歯車のひとつとして使い(過度の時間外就労強制など)成長企業経営者が成功者として迎えられる偏向した(bias)風潮が幅を利かせている。

 (5)世界の傾向、風潮がその流れに乗っており、しかしその反発、反抗も根強く、経済的弱者の組織的な抵抗(既成政治に対抗するトランプ支持など)もみられる。
 日本人のアイディンティティもそこにある。

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社会不安とGDP大幅減。 social misgiving and a drastic decrease of GDP

2020-02-19 20:16:23 | 日記
 (1)日本は新型コロナウイルス肺炎感染拡大に「桜を見る会」前夜祭疑惑に覆いつくされている。新型コロナウイルス肺炎感染は大型クルーズ船内に日本人、外国人3千人以上が留め置かれて感染拡大が続いて、当初船内に居た方が安全と考えていた米国(報道)も次々と船内感染が拡がりをみせている現状に急きょチャーター便を用意して早々に帰国させた。

 (2)乗船客のいる各国もこれに倣(なら)ってチャーター便での帰国を検討している。海外からはクルーズ船内に留め置く日本政府の対応に批判、非難の声が高まり、政府は潜伏期間も過ぎることから19日から陰性の乗船客の下船を開始した。

 同日本人感染者のうち170人は岡崎市の開業前の(4月開業)大学病院医療センターに移送収容を始めた。開業認可前なので医療行為はできないが、同医師、医療従事者が常駐して相談、対応にあたるという。

 (3)開業前の大学病院医療センターに感染者を収容するところに、今回の新型コロナウイルス肺炎の効果的な治療がみつからずに感染が拡大する危機感がある。感染者を含む乗船客のクルーズ船内留め置き対応は初期の封じ込めとしては考えられる対策ではあったが、潜伏期間を含めた長期間留め置くことが乗船客にとってよかったのか感染拡大を受けて検証が必要だ。

 (4)刻々と船内感染が増える情報の中で、本人、家族などにとっては耐え難い船内居住であったことは理解できる。すでに感染者との接触事例のない国内感染者も拡大をみせており、長期間の船内留め置きが有効だったのかむずかしい選択、判断ではあったけれど、一時は自衛艦の派遣も伝えられていたこともあり感染者の分散収容も考えられなかったのか、3600名のクルーズ船乗船客の長期間の留め置きは感染拡大により海外からの批判もあり問題があった。

 (5)「桜を見る会」前夜祭疑惑は安倍首相の説明と開催ホテル側との説明に食い違いがあきらかになって、顧客情報を守るホテル側の事情限界を見越しての安倍首相の自己主張一点張りだ。
 GDPは前回消費増税(14年)以来5年半ぶりのマイナス6.3%(年換算)の大幅な落ち込みとなった。

 (6)経済も今後さらにウイルス感染拡大の影響を受けて冷え込むことが見込まれて、政治もこの堕落、体たらくでは統治能力が懸念されて社会不安(social misgiving)、感染不安(infective misgiving)がおさまらない。

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