(1)国の事業を点検する「行政事業レビュー」(administrative task review)が河野行革相出席のもとで4日間開かれた。「国の予算執行の無駄や事業の効果を点検する」ものだが、民主党政権時代の「事業仕分け」ほどの関心、注目は集まらなかった。
テーマも次期戦闘機の調達、地方インフラ総合整備、原発使用済み燃料、薬価といづれも重要問題であるがこれまでの積み残しおなじみ問題であり、もっと国民生活に直結するわかりやすい税制改革レビューであり、税の使い道、年金、医療、介護の社会保障改革について切り込んで点検、検証が必要だ。
(2)「事業仕分け」もわずか3年半の民主党政権では効果検証のほどもなく、「行政事業レビュー」自体も聞き慣れない言葉だ。同様の会計検査院による各省庁予算のムダ使い指摘の方が国民には刺激的で関心は高い。
日本の政治は検証しない、検証のないその場しのぎが多く、過去の政策、約束の反省、問題、課題を顧みない疑問、失敗のくり返しの歴史で、改善、改革性、実効性が足りない。
(3)行政事業レビューも大事だが改革がもっとも必要なのが国会、議員であり、これらをないがしろにして当事者改革の「お手盛り」で過ごしていては、その河野行革相がいくら各省庁の事業点検をしてみても大山鳴動してネズミ一匹の効果にしかならない。
国会、議員改革は当事者の議員、政党にまかせていては意味も効果も実効性もなく、お手盛りで終わるくり返しでしかない。
(4)会計検査院のような外部の国民、専門家会議、組織により国会、議員改革を本腰を入れて実施することが必要だ。間違っても政府の首相の任命権によりメンバーが決まるようなことがあってはならない。
国家予算案も予算委員会で十分、きめ細かく論議されたことがなく、政府の疑惑追及で終始してTV中継の話題性、注目に利用されて、それは集中審議で別にトコトンやってくれと言いたいところだ。
(5)行政事業レビューも大切だが、次にそれをどう活かしていくのか、持続的な検証効果が必要で、最後にどう結果、改善、改革に結びつけていくのかが大前提だ。菅政権になって携帯電話料金の値下げ、ハンコ廃止とこまかい事業改正を打ち出しているが、政治の取り組むべき本質改革は他にある。
テーマも次期戦闘機の調達、地方インフラ総合整備、原発使用済み燃料、薬価といづれも重要問題であるがこれまでの積み残しおなじみ問題であり、もっと国民生活に直結するわかりやすい税制改革レビューであり、税の使い道、年金、医療、介護の社会保障改革について切り込んで点検、検証が必要だ。
(2)「事業仕分け」もわずか3年半の民主党政権では効果検証のほどもなく、「行政事業レビュー」自体も聞き慣れない言葉だ。同様の会計検査院による各省庁予算のムダ使い指摘の方が国民には刺激的で関心は高い。
日本の政治は検証しない、検証のないその場しのぎが多く、過去の政策、約束の反省、問題、課題を顧みない疑問、失敗のくり返しの歴史で、改善、改革性、実効性が足りない。
(3)行政事業レビューも大事だが改革がもっとも必要なのが国会、議員であり、これらをないがしろにして当事者改革の「お手盛り」で過ごしていては、その河野行革相がいくら各省庁の事業点検をしてみても大山鳴動してネズミ一匹の効果にしかならない。
国会、議員改革は当事者の議員、政党にまかせていては意味も効果も実効性もなく、お手盛りで終わるくり返しでしかない。
(4)会計検査院のような外部の国民、専門家会議、組織により国会、議員改革を本腰を入れて実施することが必要だ。間違っても政府の首相の任命権によりメンバーが決まるようなことがあってはならない。
国家予算案も予算委員会で十分、きめ細かく論議されたことがなく、政府の疑惑追及で終始してTV中継の話題性、注目に利用されて、それは集中審議で別にトコトンやってくれと言いたいところだ。
(5)行政事業レビューも大切だが、次にそれをどう活かしていくのか、持続的な検証効果が必要で、最後にどう結果、改善、改革に結びつけていくのかが大前提だ。菅政権になって携帯電話料金の値下げ、ハンコ廃止とこまかい事業改正を打ち出しているが、政治の取り組むべき本質改革は他にある。