ひびレビ

特撮・アニメの感想や、日々のことを書いてます。
当ブログの記事をコピーした、怪しいサイトにご注意ください。

九死に一生?&アナザー1

2011-08-20 13:16:11 | 本・音楽
昨年長編が完結を迎えた「フルメタル・パニック!」の短編集9「マジで危ない九死に一生?」が発売されました。内容は以前(2003~2004年、2010年)ドラゴンマガジンに掲載されたものに加筆修正+本編の後日譚となってます。いつもとちょっと違う宗介とかなめの対決や、かなめの傍にいた人物の話、ボン太くんだらけに加えて、本編後のテッサとマオが描かれていました。かなめに殺傷性が無いとはいえ、銃を扱わせまいと決めた宗介が印象的ですね。後成長したテッサやアルも。テッサの後日譚はアナザーにも関わってきています。
残念ながら、短編集は今の所これで最後との事。もっと色んな人物の後日譚も読んでみたいですが、それはアナザーの方に期待でしょうか。



さて、フルメタ本編から10年後の世界の話が描かれた「フルメタル・パニック! アナザー」も同時に発売。正直「えー、賀東先生じゃないのか。どうなんだろうなぁ・・・」と思ってましたが・・・本当にすいませんでした(汗。とても面白かったです。ASとPSの戦闘の所が特に。

今度の主人公は宗介とは打って変わって、小さい頃からASの制御技術を応用した二足重機PSに慣れ親しんできた市之瀬達哉。ひょんな事から少女アデリーナの代わりにASに乗り込み、その戦闘を目撃したDOMSにスカウトされ・・・というストーリー。宗介のようにプロではない。でもだからこそ技術的な成長が楽しみな主人公でもありますね。感情豊かですし、親子のやり取りというのも何だか新鮮でした。英語も不純な動機からではありますが喋れるようですw

表紙に描かれている少女アデリーナ。D.O.M.Sという会社でASのオペレータをやってるそうで。少々厳しい面もありますが、コスプレさせられているとも知らず、会社の社長から言われた服装をちゃんと着こなすという真面目?な人物で、かーなーり可愛い少女でした。もしも女子教官には、マオお姉さんの「海兵隊式ののしり手帳(略」を読んだら・・・(汗。しかしあのコスプレ、社長の趣味というか、その旦那の趣味のような。

他の新キャラとしては10歳にして抜群の射撃の腕を持つ少女クララと、達哉の妹で可愛い物には目が無いおにいちゃん大好きな由加里などなど。クララに関しては色んな意味で納得の性格と能力でした。由加里に関しては、とりあえずクララが危ない(汗。
もちろん、本編キャラの名前もちらほら見え隠れしたり。今後の展開で誰が出てくるのか楽しみです。テッサ後日譚の子も出てきそう。

ともあれ非常に良い作品でした。更に今回は表紙のASの名前を公募するそうで。これはちょっと応募したくなってきました。どんな名前が良いかな・・・と考えた末に応募してみました。採用されたら、それはとっても嬉しいなって。
コメント (2)

決戦!南海の大怪獣

2011-08-20 07:37:02 | 特撮
「ゲゾラ・カメーバ・ガニメ 決戦!南海の大怪獣」を視聴しました。

表紙を見て「あれ?カメーバいなくね?3大怪獣が揃うシーンって無いのかな?」と思っていたら、本編では揃うシーンすら無い上に、よく見たらゲゾラがカメーバ持ち上げてました・・・カメーバ(涙。

木星探査ロケット・ヘリオス7号が消息を経った。しかしカメラマンの工藤は飛行機の中から、ヘリオス7号が海に落下するのを偶然目撃していた。誰もその話を信じようとはしない中、工藤にホテル建設予定地となっている、セルジオ島の写真を撮って欲しいとの依頼が舞い込む。そのセルジオ島がある地点は、ヘリオス7号が落下したと思われる場所だった。
島に到着すると、既に謎の巨大イカによって調査員の1人が犠牲となっていた。そして島の怪物伝説として伝えられていたゲゾラが姿を現す。しかしそのゲゾラは、地球侵略を目論む宇宙生物がカミナリイカに憑依して怪物化した存在だった。体は失ったが高度な知能を持つ宇宙生物はヘリオス7号を操り、地球へとたどり着いていたのだった。


南海のセルジオ島を舞台にした怪獣映画。イカのゲゾラ、カメのカメーバ、カニのガニメの3体が登場します。この3体に関しては、小さい頃東宝特撮作品の怪獣図鑑を読んで知ってました。特にゲゾラとカメーバの印象が強かったので、ぜひとも見たいと思っていた作品です。
この内、ゲゾラの出番はかなり多く、話の半分以上をゲゾラが占めています。触手の動きも素晴らしいですし、主役級の怪獣といったところでしょうか。
次に出てくるガニメですが、既に弱点が判明しており、反撃の準備も少なからずある中でしたので、意外とあっさり敗北。で、終盤になってようやく出てきたカメーバに至っては・・・首が伸びるよ!(汗。最終的に超音波で狂わされ、ガニメと同士討ち。火山に落ちて2体目のガニメ共々敗北・・・資料館では様々なポスターが掲載されているのですが、何で大抵カメーバがゲゾラにひっくり返されてるシーンなんだよww

南海といえば、ゴジラシリーズにおけるエビラを思い出しますが、こちらは宇宙生物が絡んできます。小さな島を舞台にした、地球人VS宇宙人。ろくな研究設備も無い中で、打開策を探していく様子は見ていて面白かったです。小畑という人物が宇宙生物に憑依されますが、細胞を支配できても心まで支配できない。最期は人間の心で、火山に飛び込んで自分もろとも宇宙生物を倒すという事を成し遂げました。
憑依された小畑が、宇宙生物の弱点である超音波を発するコウモリを焼き尽くそうとするシーンがあるのですが、ここで1人の女性が説得に入ります。「どんなに卑怯で、どんなに手前勝手な人でも、あなたは人間よ!!」・・・説得としてどうなんだと思わなくも無い(汗。
後は怪獣が迫っているかもしれないのに、「結婚して恋人の記憶を取り戻します」と言って、その夜に結婚式を挙げていたのにはツッコミたかったですw

3大怪獣の三つ巴が無かったのは残念ですが、それでも丁寧なストーリーと、素晴らしい造形などが相まって、面白い作品となっていました。見れて良かったです。

それにしても何故未だに対メガロが発売されないのか・・・
コメント (4)