ひびレビ

特撮・アニメの感想や、日々のことを書いてます。
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ポケスペXY 第3巻

2015-06-27 18:56:04 | ポケモンシリーズ
 ポケットモンスターSPECIALのXY編第3巻が発売されたので感想を。

第15話「ビビヨン、舞う」
 クロケアはバトルシャトーにて助手たちと共にバトルボックスやトレイ移動の調整を済ませた後に、何とバトルシャトーの管理者からヘリコプターを借りてくれていました。この先に待ち受けるズバットの沢山いる洞窟を避けるのは、追っ手が待ち伏せしているかもしれない危険性を考慮してとのこと。見た目は怖そうですが、良い人です。だってフライゴン型のヘリコプター借りてくれる人が、悪い人のわけないじゃないですかw
 しかし無事飛び立ちはしたものの、そこへ現れたのは大勢のスカイトレーナーとビビヨンたち!

 一方のフレア団。大事なリストを盗まれたしたっぱですが、ギャラドスナイト入手と偶然とはいえシトロン誘拐に成功した功績を認められ、許されていました。また、行方が知れなかったフォッコも、フレア団が人質のポケモンが入ったモンスターボールと一緒に管理していました。
 そのフォッコに手を伸ばし、アケビにメスのカエンジシを貸しており、そしてボスの傍らに立つ女・パキラがついに姿を見せました。ゲーム中のフレア団イベントではパキラ=フレア団幹部ということは全く気づかなかったので、真相を知った時は随分と驚かされたものです。ポケスペでは積極的に関わってくるようなので楽しみ。しかし、残った博士のポケモン1匹が敵の手に落ちるというのは、初めてのことではないかと。XYにおける青版となるソフトが発売されれば、このフォッコもその人物の者になるのでしょうか。

第16話「ヒノヤコマ、燃える」
 15匹のビビヨンを、一糸乱れぬチームワークで統率していた人物。それはワイが通っていたスカイトレーナー訓練校の先輩・ミソラでした。彼女たちが通っていたアサメの訓練校も、ゼルネアスとイベルタルのバトルの際に吹き飛んだとのことですが、何故に今こうして敵対しているのか。それは後々分かることに。

 元々ミソラは訓練校でも有名なビビヨニスト。つまりボールやフェアリーといった珍しい模様のビビヨンを集めていたお嬢様でした。が、「サイホーンレーサー・サキの娘でありながら、スカイトレーナーを目指した」ということで注目を浴びていたワイが気に食わず、取り巻きと共にあーだこーだと文句を口にしていました。
 ところでこの訓練校の先生、DPtのコクランに似ている気がするのですが、妹さんかなにか?


第17話「ゲコガシラ、撃つ」
 コレアは、以前ギルガルドの「あやつり」の力が早く解除されたこと、メガルカリオに霊力を阻まれたことを克服したものの、子供たちを始末できなかったことを悔やむ。それに対してパキラは「実験そのものは大成功」「自信を持って」と励ましていました。スカイトレーナー15人を操っていたのは実験。いずれ大樹状態のゼルネアスを、最終兵器の「吸収盤」にまで運ぶ際、どうしても労働力が必要となる。今回はギルガルドが捕虜を洗脳し、その労働力をもってしてゼルネアスを運ぶ計画の前段階だったと。
 それにしても、パキラってとにかく苛烈なイメージがありましたが、ここでコレアを褒めていたのは意外でした。優秀な人間に対してはそこまででもないんですかね?

 様子をうかがっていたワイの気配に気づいたコレアとパキラ。コレアは手にしていたヒトツキでワイのいたあたりを切り裂き、この時、ワイの髪の縛っていた部分が切り落とることに。
 アニメではセレナが挑戦失敗を機に、心機一転といった感じでイメージチェンジを図っていましたが、ポケスペでは「敵から隠れるための変装用」「敵により偶然斬られる」という、いずれも敵がらみの件でのイメージチェンジとなっています。本来楽しいはずの着替え要素を、こう使ってくるか・・・そして最早ヒトツキはポケモンじゃなくて武器なんじゃないかとw

 ワイはヒトツキが切り倒した岩に巻き込まれそうになるも、ワイの危機にケロマツがゲコガシラに進化し脱出。ケロムースに包んだ小石を用いてサイホーンの群れをおびき出し、2人に「感じたのはサイホーンの気配」と誤解させることに成功。
 ゼルネアスの運搬は今夜。しかし最終兵器起動時までにフラダリがメガシンカを会得していなければ、それは許されないこととパキラ。「明日までにはすべてをそろえておかなければならない」とのことですが、随分と状況は急を要するようで。このままだと、ポケスペXY編は案外早く決着がつくんですかね?しかしまだジムリーダーが半分くらいしか出ていませんし、ジガルデのことも考えると・・・うーむ。


第18話「クレッフィ、集める」
 所変わってフレア団アジト。クセロシキはシトロンのポケモンをポケ質に、何かの機械を作らせ、その間に自分はエスプリに着せているイクスパンションスーツの制作に取り掛かる。マチエールが行方不明ということは、やはりこのスーツを着ているのもマチエールなのでしょうか。肌の色も似ているような・・・

 パキラはクセロシキに指示し、コンコンブルの拉致とフラダリのメガシンカ体得を計画していたものの、コンコンブルはコルニ、そしてカルネと共に逃走・・・とのことですが、ここでふと疑問が浮かびました。確かポケスペの公式ページでは、「コンコンブル、コルニ、カルネの3人が、メガシンカで何者かと戦う」話の予告が掲載されていましたが、その話がありませんでした。時系列的にはここら辺に掲載されていたほうがすっきりするのですが、こちらは後の単行本での収録となるのでしょうか。

 ゼルネアスの前で再会を果たしたエックスたちとワイ。しかしその頃、偶然仲良くなったクレッフィの協力を得て脱走を試みようとしていたサキ、そして町の人々はギルガルドに洗脳されてしまうことに・・・見た目はかっこよかったり可愛いポケモンでも、図鑑説明文が恐ろしいというのは、初代から変わらないようです(汗。頑張れインド象。


第19話「オーロット、縛る」
 再会し、ここで初めて髪が切られたことに気づくワイ。ともあれ、ワイからこの大樹がゼルネアスであることを教えられたエックスは、運ぶ際に後をつければアジトを見つけられると口にする。ワイは目の前で操られている人を助けないことに反対するも、エックスは助け出すも攻撃するも、まずはアジトを見つけて機を見てからだと説明。勝算については、いざとなればエックスがメガシンカを用いて一気に片をつけるつもりでいる。ワイは一応納得はしたものの、アジトを見つける前に操られている人たちに危険があるようならば、自分1人でも救出を優先するとのこと。
 ここら辺のやり取りは、子供のものとは思えませんでした。こうした決断を迫られるぐらい、切羽詰った状況なのでしょう。また、ここでワイはこれまでも出番のあったヒノヤコマ、ゲコガシラのみならず、ニンフィアのぶいぶいを登場させていました。そういえば、セレナがゲットするであろうイーブイは、ニンフィアに進化するんですかね・・・



第20話「ゲンガー、代わる」
 メガシンカ継承者なのに、何故か戦いに参加しないコンコンブル。どうやら以前エスプリは彼と一戦交えており、更にアカマロという人物のクズモーの毒を浴び、体調が優れない模様。
 それでも話す元気はあり、エックスたちを助け、今再びエックスへの「贈り物」として自身のゲンガーを譲り渡してくれることに。コンコンブルであっても言うことを聞いてくれず、「目立ちたがりというか、ええカッコしいというか、自分が主役になる局面でしか動いてくれん」という性分。
 これまでポケスペのゲンガーといえば、グリーンとキョウを散々苦戦させたあのゲンガーが印象的でしたが、ここまでふてぶてしいゲンガーも良いですね。エックスを助ける場面では目をパッチリ開けているのに、その後は薄目で木の根元で腹をボリボリかく始末。「ゲンガナイトも持たせとるんよ」と、コンコンブルがわざわざゲンガーの手を持ち上げてゲンガナイトを見せるシーンが素敵ですw


 仲間が捕まっている今、迷っている暇は無く、更にゲンガーもメガシンカする。コンコンブルはゲンガナイトも持たせており、あとはエックスが絆を結べるかどうか・・・といわれて、エックスはゲンガーに耳打ち。するとゲンガーはあっという間にエックスの指示を聞き、オーロットに「シャドーパンチ」を放つ。「これだけの人間とポケモンをピンチにしているオーロットをやっつけたらすっごいカッコいい」「まごまごしてたらサーナイトからルカリオに手柄を取られるが、それでもいいのか」と言って言うことを聞かせたそうで。ライボルトの時と言い、ポケモンの気持ちに敏感ですね。

 エックスはゲンガーに言うことを聞かせたものの、メガシンカに失敗してしまったことを素直にコンコンブルに告白。大人をなかなか信用しないエックスが、こうもあっさり自身の不安を告白できるあたり、コンコンブルへの信頼が分かりますね。
 エックスはコンコンブルからリングを初めてつけた時の気持ちを問われ、力がキーストーンに流れ込んでいくのを感じ「左腕の中にもう1つの脳や心臓ができたような感覚」を味わったそう。コンコンブルはエックスにリングを託したことを心底よかったと思い、そして「一度にメガシンカできるのは、一匹のポケモンだけ」だと説明。ゲームでもたまに忘れます(汗。

 ゲンガーのニックネームである「ラスマ」は、ゲンガーのフランス語の名前「Ectoplasma」由来ですね。フランス語由来であることを教えていただけなければ、今回もまた迷うところでした。ありがとうございました。
 戦闘後も褒めてあげないとふてくされてしまうゲンガー、ラスマ。ですが、エックスのゲンガーへの感謝の気持ちは、決して彼をやる気にさせるための嘘偽りではなく、本心だったのでしょう。しかも同時に自分への攻撃の指示にもなっている。単に自分を持ち上げるだけではなく、そんな指示を出してくれるエックスだからこそ、出会ったばかりでもメガシンカができるくらいの絆を結べたのだと思います。


第21話「テールナー、囲う」
 ワイはサキを抱きかかえるものの、ギルガルドに操られていたため目は覚めないまま。脱獄に協力してくれたクレッフィも心配そうにすりよっています。残るエスプリを取り囲み、正体を暴こうとするものの、エスプリはスーツの「スニーキング機能」を使ってエックスやティエルノに姿を代え、エックスやポケモンたちを翻弄。しかし咄嗟に本物を見抜いたクレッフィが体当たり。すると搭載したばかりの新機能が異常をきたし、サナやトロバ、コルニ、コンコンブル、カルネといった、その場にいた人物にも姿を変えようとするも動作が不安定となり失敗。この時、姿を変えようとした人物の中に、クロケアがいました。何故この場にいないクロケアが・・・と考えると、やはりエスプリの正体はマチエールなのでしょう。

 トロバとティエルノ、サナは逃げるエスプリを追おうとするも、ワイは去っていった敵を追うよりも先にやることがあるといいコルニとカルネのサポートを提案。サキに関しては「アサメの人たち全員をギルガルドの霊力から解放してからでいい」と苦渋の決断。エックスはティエルノ、トロバと共にコルニの応援に向かい、残ったサナはコンコンブルにマジックルームを破る方法を尋ねるも、コンコンブルにもそれは分からず。コンコンブルは「長けりゃあコンPでかまわんぞ、サナP」と、随分フレンドリーに接してくれますw
 ちなみにマジックルームの破り方ですが、エスパータイプの技なので、虫タイプか悪タイプの技で破れると思います。サトシならそうしますw

 一方コレアと対峙するコルニですが、コレア曰く、カロスの支配はとっくに終わっているとのこと。「世界はやがて行き詰る、すべての生命は救えない、選ばれた人のみが明日への切符を手にする」というフラダリの思想に賛同する人々の心を掌握し、準備はいつの間にやら最終段階まできていたそうで。やはり終わりは案外早そうです。
 対するコルニは「明日への切符はみんなが持ってしかるべきだ!」と反論。しかし、コレアはアサメ半壊やマスタータワー倒壊という事態が起こっても、人々は疑問も不安も日常の向こうに押しやり、「しかたない」と諦め流されていたのではないかと問いかけてきました。
 「支配に抵抗し、野山をにげ回る生活と、支配されてはいるがささやかな自由と目先の楽しみが与えられる生活、カロスの人びとはどっちを選ぶと思う?」「そんな連中に未来を分け与える価値があると本気で思うのか?」というコレアの言葉に、何も言い返せないコルニ。
 この台詞について、山本サトシ先生も「どちらを選ぶのか」を読者に問いかけています。自分の意思を強く持ち、支配に抵抗した先で待っているのは、いつ終わるともしれない逃走生活。人数が多ければ勝ち目はあるものの、マスコミまで掌握しているフレア団を相手にするのは相当厳しいでしょう。対して支配に屈すると、自分の意思は制限されてしまうものの、ある程度の自由と目先の楽しみはある。異常を日常の外に追いやっていた人々は、後者を選ぶ気が・・・



 といったところで、ポケスペXY3巻はここまで。次回はカロス地方の負の遺産が出現するとのこと。

 ロケット団やマグマ団、アクア団といった数多くの悪の組織が描かれてきましたが、その中でもフレア団の作戦進行ペースは大分早いように思えます。他の組織が目標に向けて着々と準備をしている様が描かれたのに対し、フレア団はそういった過程は既にクリアしており、あとはゼルネアスを運び込むことと、メガシンカの体得のみといったところにまできていました。
 破壊活動などが行われるのではなく、演説などで人々の心を支配し、ひいては地方の支配にまで達成してしまったフレア団。一番恐ろしいのは、こうした目に見えないところで支配が進むことですね。3巻にして物語も大分佳境のようですが、残る4人のジムリーダーや四天王、AZ、ジガルデの活躍は未だなく。目的はあくまでもゼルネアスのようですが、それと対になるイベルタルが果たしてどう動くのかも気になります。

 何よりも、今後ハリマロンとヒトカゲに出番はあるのだろうか・・・ヒトカゲはメガシンカがありますから活躍の機会はあると思います。メガストーン2個持ちで、局面によってメガシンカを使い分けるのも面白そうかなーと。ただ、ハリマロンはどうなることやら・・・エックスの手持ちでは珍しく通常の進化が控えているポケモンなので、今後の出番に期待です。
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プリパラ 第49話「いもうとよ」

2015-06-27 08:03:36 | 2014年アニメ
プリパラ 第49話「いもうとよ」

 どんな姿であろうとも、頑張る者はカッコいい。マネージャーとしてではなく、アイドルカツドウをしてそうな声の妹ウサチャに情けないところを見せてしまいましたが、それでもウサギが普段から頑張っていることに変わりはなく。誰かに頭を下げるのも、身を粉にして働くのもアイドルのため。誰にでも簡単に出来ることではないでしょう。
 最初の頃のウサギはといえば、そふぃを自分がマネージャーとしてランクアップするために利用していた印象が強かったですし、そふぃの意思を無視して無理やりユニットを組ませようとしていました。その後、Dressing Pafeと共にSoLaMi SMILE打破を誓ったわけですが、なんやかんやでいつの間にか良い関係を築いているように思えます。
 ただ、さすがにそふぃは思う所があるのか、「ウサギさんってあんな顔で笑うんだ」「ウサギさんはいいけど」と口にしていました。これまでそふぃが見てきたウサギの笑顔は、「自分の計画通りにいって嬉しい」といった笑顔だったのかもしれません。最後には「頑張ったのね、ウサギさん」と彼の努力を認めていたのでホッとしました。

 今回はこれまでにないくらいゲスい笑顔を見せてくれたクマですが、彼もいざという時はカッコいいから憎めないキャラだと思います。

 そんないい話のあとで、突如として登場したヤギとヤギ語?で会話するプリンセス特待生・ふわり。まぁヤギの口に手を突っ込むアイドルがいるし、クラゲや天使と悪魔のアイドルもいるくらいですから、今更ヤギ語ぐらいはすんなり許容できてしまうのがプリパラの恐ろしいところです(笑。

 ・・・そういえば、今回はアロマゲドンの出番控えめだったなぁ・・・
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