ひびレビ

特撮・アニメの感想や、日々のことを書いてます。
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相棒14 第18話「神隠しの山」

2016-03-09 07:36:13 | 相棒シリーズ
相棒14 第18話「神隠しの山」

 1週間遅れましたが、相棒14、第18話の感想です。

 相棒と山、といえば最近だとカイトくんが一時的に記憶喪失になった、即身仏にまつわる話を思い出しますが、今回は「神隠しの山」ということで、かつて有名陶芸家が行方不明になった山が舞台となっていました。登場人物の多さや、彼らにまつわる物語があまり進展していないことから、大方前後編だろうとは思っていましたが、まさか山から脱出する前に、右京さんが鉄朗の側で気絶したまま終わるというのは予想外でした。次回予告からすると大丈夫そうですが、どうなることやら。

 山には宝石強盗犯として追われていた斗ヶ沢が逃げ込んでいたものの、何故か彼の死体はキャンプ場で発見されることとなりました。この事件には前園も関与しているように思われます。

 かつて夕霧岳のふもとの村では、村おこしのために村井を呼んだのに、行方不明となってしまったがために失敗したうえに、「神隠しの山」という不名誉な噂が広まってしまっていました。そこへきて、今度は「殺人犯が逃げ込んだ山」などという噂が広まれば、より一層村は廃れてしまうと前園は考えたのではないかと思います。
 そのため、前園たちは斗ヶ沢を宝石強盗犯だと知りつつもかくまい、峰田夫妻の元にいる限りは安全に生活させてやる、という条件を出すことに。失踪したはずの村井のスーツがクリーニングに出されていたのは、斗ヶ沢がその服を着ていたからでしょうか?
 しかし、斗ヶ沢は里実に惚れてしまい、彼女の借金を返済するために山を降りて宝石を換金しようとしたものの失敗。斗ヶ沢は山に戻ったものの、これ以上はかばいきれない、もしくはこれ以上の警察の立ち入りを嫌った前園によって殺害され、前園は死体をキャンプ場に放置した・・・と予想。

 白い亡霊、というのは恐らく村井のことだとは思います。そもそもその噂の出所に関しても、峰田夫妻と前園が関係していると思われます。
 村井の行動に耐えかねた夫妻、もしくは鉄朗が村井を殺害。その死体を山に遺棄している現場を斗ヶ沢に目撃されたため、已む無く彼をかくまいつつ、自分たちが死体を遺棄したことも黙っているように告げたのかもしれません。
 村おこしで呼んだ人物を、村の人間が殺害した・・・という話が広まれば、誰も寄り付かなくなってしまう。仕方無しに考え付いたのが「神隠しの山」と「白い亡霊」。これにより山に人をなるべく近づけさせないようにし、死体遺棄現場から人目を遠ざけるために、離れた場所にキャンプ場を整備したり、渓流釣りのイベントを開催しているのかなぁ・・・と。

 あれこれと考えられる前編ではありましたが、鬼気迫る鉄朗の表情は恐ろしかったですね・・・それに対して喜久子は逃げ出す右京を止めようともせず、どこか覚悟を決めているかのようでした。いくら相手が男性とはいえ、右京は片足を怪我している身。止めようと思えば、足止めくらいはできたはずです。それでも止めなかったのは何ゆえか・・・

 ともあれ、今晩は後編。楽しみです。
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アイドルマスターシンデレラガールズ 第26話「Anytime,Anyware with Cinderella」

2016-03-09 06:44:28 | 2015年アニメ
アイドルマスターシンデレラガールズ 第26話「Anytime,Anyware with Cinderella」

 アイドルマスターシンデレラガールズ、ブルーレイ最終巻に収録されている第26話は、プロデューサーと今西部長、ちひろさんの3人が、色んな思い出が詰まった事務所で当時の思い出を振り返る・・・という展開になっています。それぞれの話のタイトルは、仮につけたものです。

・特報「アイドルマスター シン撰組ガールズ」
 シンデレラプロジェクトとプロジェクトクローネの共演作。その名の通り、新撰組をモチーフにした作品でシリアスな場面もありますが・・・
・捕らわれの奈緒がやけにセクシー。
・着物姿がよく似合う蘭子
・時代劇だけど猫耳&ヘッドフォンをしているアスタリスクの2人
・逃げ足の遅い桂小五郎こと加蓮
・映画でもいじられるウサミン
・「食事も喉を通らない」と言いつつ「美味しいから大丈夫だよ!」と菓子をほおばるかな子
・「あーれー」と着物をはだけさせられて、やけにセクシーな美波
・大ボス感漂う奏(高校生)と、キリッとしてるのに面白い周子
・怯えながら剣を構えるありすと、ありすに抱きつく文香
・「なんじゃこりゃぁぁぁ!?」と、新撰組かと思ったら刑事ドラマのオチをつける卯月

 ・・・と笑いどころも多そうな作品です(笑。これ、美城専務OKだしたの?これでいいのかプロジェクトクローネ・・・個人的には大歓迎ですが。


・新たな世界
 苦手なホラー番組の撮影に挑む蘭子でしたが、真に迫る叫び声を上げるほどの熱演。それもそのはず、蘭子はホラーが大の苦手。けれどもドキドキして怖いのと同時に、楽しさを感じていた。小梅も1人での仕事が多かったため、蘭子と一緒の仕事を楽しんでいました。
 
 小梅はローゼンブルクエンゲルのCDで好きになったアイドルです。今回も蘭子との絡みでいい味を出していました。それにしても、蘭子も随分標準語を話す場面が増えたような・・・


・リーダーは負けず嫌い
 メンバーの中で一番年上がこの始末。大富豪やって汗かいてるよ、このリーダー・・・しかし、朝になるまで勝てないって、美波はどんだけ弱かったんですかね。それにしても杏、きらり、アナスタシアも付き合いが良すぎます。
 また、いつも元気なみりあも、この時ばかりは驚きを隠せなかったようで、驚きの声をあげていました。
 

・かな子式ダイエット?
 とときら学園の臨海学校ロケが決まった。楽しみなみりあの一方で、莉嘉はダイエットしなければと焦りだす。そこで部屋に入ってきた智絵里にダイエット方法を聞くことに・・・

 とりあえず、他のみんなが着ぐるみなのに、きらりと愛梨だけ水着の上にエプロン着せたのはどこのどいつだぁ!この番組の制作陣は何を考えているんだ・・・他の面々は
 仁奈はサメ、雪美はカニ、小春がカクレクマノミ、桃華はタコ、千枝はカメ、舞がエビで、薫がタツノオトシゴ?の着ぐるみを着ていました。「NO MAKE」だと、ありすも「とときら学園」に誘われていましたが、その姿は無く・・・残念。

 それにしても、かな子のダイエット方法も相当に謎ですが、突如キャラが変わったかのように太鼓を叩きまくる智絵里には意表を突かれました。中の人が「太鼓の達人」をプレイされているとのことで、その影響でしょうか。 

 また、「わんぱくでもいい。たくましく育って欲しい」まるで父親のように莉嘉とみりあが食べるさまを見守る未央も、美味しいポジションでしたね


・卯月のオシャレ
①鏡を見て色んな顔をする卯月
②事務所に入ってきて、すぐには座らず凜と未央の反応を待つ卯月
③黙って座って、反応を待つ卯月
④声をかけた後、再度気づいてもらうのを待つ卯月
⑤卯月の爪を手入れするきらり
⑥色んな服を着る卯月
⑦卯月の髪をとかすきらり
⑧未央ときらりに抱きしめられる卯月
 ・・・とまぁ、ただひたすらに卯月が可愛くて、とときら学園でも培われたきらりの先生キャラ&母性が光る話です。個人的には凜、李衣菜、蘭子がコーディネートした卯月がお気に入りです。
 
 また、冒頭での凜と未央の進路相談話も日常会話な感じがして良かったです。卯月が話し出そうとすると、話を止めて卯月に近づくのも良かったですね。


・凜のバレンタインデー
 これまでにないくらいの満面の笑みを浮かべた凜。その笑顔が向けられた先にいたのはハナコでした。本来、犬にチョコレートをあげるのは危険だという話を聞いたことがあります。凜もそれを知っていて、お菓子作りが得意なかな子と愛梨に話を聞き、ハナコに食べてもらうためにあれこれと情報を集め、工夫したのでしょうね。
 それにしても、期待はしていなかったでしょうけども、目の前でチョコをお預けされたプロデューサーの立場とは・・・(汗。というか、卯月たちもチョコあげないんですね。まぁあのプロデューサーなら、アイドルとプロデューサーという関係を守って、チョコを受け取らなさそうではありますが。日ごろからの感謝の印、ということで受け取ったものの、今度はアイドルたちへのお返しで悩み、まさかちひろさんに相談するわけにもいかず、今西部長に相談する・・・とか、そんな話を考えました。

 また、愛梨の口から「イナゴ豆」という単語が出た際に、卯月たちが逃げ出す中、一人遅れて怖がるフリをし始める川島さんも印象的でした。。若者っぽい行動をアピールしたつもりなんでしょうけども、その場に愛梨とアナスタシアしかいませんよ?・・・しかも2人にスルーされてるしw

 その他、お菓子で買収されかかるかな子や、敬語が抜けた奈緒と加蓮なども印象的でした。あと、「は?」という凜の気の抜けた声が凄く好きなので、聞けて良かったです。凜はいつもクールな雰囲気が漂っていますから、意表を突かれた時に出る素っ頓狂な声や、「逃げないでよ!」「嫌だ!」など怒気をはらんだ声がとても印象的です。特に後者は、なんだかんだで凜も15歳の女の子なんだなと感じさせられる瞬間でした。
 
 そういえば、凜と李衣菜って結構身長に差があったんですね。みんな一緒の時は気づきませんでしたが、凜が165cmで、李衣菜が152cm。李衣菜は結構大きいイメージがあったので意外でした。むしろ凜が大きいのかな。


・ハートの秘密
 ラストは、シンデレラプロジェクトのシンボルマークは、何故ハートとペガサスが描かれているのか?という問いに対する答えが描かれていました。
 
 最後のエピソードでは、プロデューサーに絵を見せて、反応を待っている時の莉嘉の仕草が超可愛いです。また、楽しそうに事務所に駆け出すみくや、どこか照れくさそうにきらりたちと手を繋ぐ杏もいい感じでした。


 番外編ともいえる第26話は、短編ストーリー集となっていました。テレビ本編でやって欲しいくらいの内容ではありましたが、これまでの25話があったからこそ、様々な苦労を乗り越えたからこそ思い切り楽しめる内容だとも思いました。
 
 また、第26話を見て新たに気づくことがありました。最後のエピソードは夏フェス前、つまり事務所がまだ上の階にあった時の話です。それまで「エレベーターに乗って」事務所に向かっていた卯月たちが、美城常務による改革が始まった後は「階段をくだって」事務所に向かい、「階段をのぼって」仕事に出かけて行きました。
 そのことを踏まえると、アニメ「アイドルマスターシンデレラガールズ」の前半は、普通の女の子たちが、いきなりアイドルという未知の世界に飛び込んだ模様を描いた物語であり、後半はアイドルとなった彼女たちが今一度自分を見つめなおし、お城へ向かう階段を自分の足で一歩ずつ上がっていく物語だったのだなと気づかされました

 ボタンを押せば自動で運んでくれるエレベーターとは違い、階段は自らの足でのぼっていかなければなりません。エレベーターならば皆一緒に移動できますが、階段をのぼっていく速さはみんな違います。時には先に進んだみんなが見えなくなる時もある・・・後半、卯月が思い悩んだこととも似ているような気がします。
 

 ともあれ、改めてシンデレラガールズのことが好きなんだなと気づかされた、第26話でした。
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