ひびレビ

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「ジュラシック・ワールド 炎の王国」を見て

2020-05-07 06:56:15 | テレビ・映画・ドラマ
 2018年に公開された映画「ジュラシック・ワールド 炎の王国」を視聴しました。前作も視聴済みです。

 舞台はジュラシック・ワールドで起きた惨劇から3年後の世界。恐竜たちが住む島は今や火山の活性化に伴い、危機に瀕していました。そこでワールドの研究者であったクレアは、ロックウッド氏の依頼を受け、ワールドの惨劇を共に乗り越えたオーウェンらと共に再び島に赴き、恐竜たちを安全な住処に移す計画に取り掛かるが、そこには恐竜をビジネスの道具にしようとする者たちの策略が蠢いていた・・・というもの。


 ・・・前作のワールドが結構好きだったので、今作「炎の王国」はどんな風になるのかと期待していました。確かポスターかなんかでも、火山をバックにしたのがあったと思います。えぇ、それで期待して見たんですけども・・・

 邦題が「炎の王国」なのに、火山活動が活性化する島からあっという間に抜け出してしまい、以降はほぼ屋敷の中。「あ、可燃性のガス爆発がきっかけで屋敷が炎に包まれて、その中で戦うから炎の王国なのか!」と思ったらそんなことはなく。

 新種の恐竜・インドラプトルも自分に近づく者に対してだまし討ちをしかけたり、少女・メイジーを追いかけたり忍び寄ったりする様はホラーでしたが、最後はどこかあっけなく終わってしまいました。いや、まぁ前作ボスのインドミナス・レックスの最後もあっけないといえばあっけないのですが、あれは弱肉強食はインドミナス・レックスにも当てはまる、といった感じがする終わりなので、あっさり感よりも意外性がある終わり方だったかなーと。

 命に区別はなく、人工的に作られた命であっても尊いものであり、彼らの命を奪う権利は誰にも無い。冒頭から語られ続けてきた「恐竜を生かすか否か」の行く末が語られるクライマックスは「タイトルをそう使ってくるか!」という点でも驚かされました。続編があるとのことですが、果たしてこの後どういう風に物語を続けていくのか・・・「猿の惑星」みたいなことにならなければいいのですが、果たして。

 決して「悪い」というわけではないのですが、どこか拍子抜けしてしまったといいますか、前半のスケールに比べて後半がこじんまりとしているといいますか・・・どこか物足りなさを感じてしまった「炎の王国」でした。
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