ひびレビ

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「魔法少女リリカルなのは Reflection」「Detonation」を見て

2021-06-09 07:42:08 | テレビ・映画・ドラマ
 2017年の映画「魔法少女リリカルなのは Reflection」および2018年に公開された後編「Detonation」を視聴しました。

 本作の印象は「ゲーム+Strikers+Force」でした。主要人物はほぼPSPのゲームから、後編に出てくる敵は「Strikers」のナンバーズたちを彷彿とさせ、武装やシリアスな雰囲気は「Force」に近いものを感じました。
 
 まずは主要人物ですが、妹キリエ・フローリアンと姉アミティエ・フローリアンのフローリアン姉妹、キリエの友人であるイリス、イリスが闇の書から呼び起こしたディアーチェ、シュテル、レヴィ、そして結晶に封印されていた少女ユーリであり、イリス以外は全員PSPのゲーム出身とのこと。私はゲーム未プレイですが、個人的になのは作品で一番見ていて幸せな気持ちになれる漫画「魔法少女なのはINNOCENTS」において、設定こそ違えど彼女らが登場しているので、そちらの印象が強いです。
 なので、本作において父の病や故郷の惨状を何とかしようと切羽詰まっているキリエを見た時は、割と驚かされました。ゲームだとこんな感じなんですかね。アミタことアミティエの方は「生真面目お姉ちゃん」という印象そのままでしたし、尊大な態度を取りつつも良い子なディアーチェ、活発可愛いレヴィ、冷静沈着シュテル、そして優しいユーリと、他の面々は漫画のイメージどおりだったのですが、キリエだけ「~よん♪」とか、相手を挑発するような発言もしないので…このキャラの中だとキリエが結構好きだったので、媒体によってこうも変わるものなんだなーと一番驚かされたキャラでした。

 物語は前述のとおりフローリアン姉妹たちを中心として進むこととなり、一方でなのはたちの物語はやや控えめに感じました。それでも前編ではフェイトとリンディさんの話が描かれていますし、後編ラストはなのはの内面が描かれているので、決してなのはたちが蔑ろにされているわけではありません。立ち位置的にはStrikersのような「頼れる先輩」といった印象を受けました。
 それでも締めるところはキッチリ締めるのがなのはさん。前編のキリエとの戦いではワイヤーで拘束されながらも片手で砲撃、攻撃と見せかけた閃光弾で不意をつき、ワイヤーを利用してキリエを捕縛…と、前編からして歴戦の猛者っぷりを感じさせます。
 これが後編になると、終始ビームライフル染みた効果音を響かせ、なのはの力に惚れ込んだラスボスをして「なんだ…何なんだこいつは!?」と恐れおののかせ、見よう見まねでヤベー技を披露して、終盤にはまさかの所で戦闘を繰り広げ…後編は変身シーンもありませんでしたし、ますます魔法戦記ないし機動少女染みていたなーと。カノンを使っている点も含めて、従来よりもだいぶメカメカしかった印象を受けました。

 大事なものを守りたい、救いたい、諦めたくないという思いで戦う少女たちの活躍を楽しませてもらいました。欲を言えば…後編で量産型との戦いをもっと詳しく見たい!とか、デバイス音声もっと聴きたい!、後編ラストのなのはの会話シーンに繋がる描写がもっと欲しい!とか色々なくも無いですが、概ね楽しめました。久々にA'sの映画も見ようか…


 なお「イリス」という名前を聴いた瞬間、某G3のイリスが思い浮かび「ヤベーやつなのでは…?」と思ってしまいました(汗。
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