ひびレビ

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ミラーマン 第4話「コバルト60の恐怖」

2021-06-29 08:09:46 | 特撮
ミラーマン 第4話「コバルト60の恐怖」

 今回のインベーダーの目的は、ガンマ線農場で使用されているコバルト60…とのことですが、そもそも「ガンマ線農場」というのを初めて聞きまして。てっきり劇中独自の設定なのかなーと思ったら、実際に存在する模様。加えて「コバルト60」自体も実存すると…架空の施設や物質ではなく、実存するものが狙われることでより一層インベーダーの恐ろしさが伝わってきますね。

 が、コバルト60を奪った後に運悪くインベーダーの1人が交通事故にあってしまうことに。乗っていたカップルの女性にコバルト60が託されるわけですが、インベーダーも意識が朦朧としていて、彼女を仲間のインベーダーだと勘違いしたのでしょうか。はたまた男性が現場から逃亡しようとしていることに気づき、ひき逃げの事実を隠そうとするであろう彼女たちにコバルト60を託せばSGMにも見つからないと判断したか…

 罪の意識にさいなまれ、帰宅後に警察に通報しようとする彼女。一方で彼氏の方は飛び出してきた相手の方が悪いといい、悪びれる様を見せていませんでした。今回の敵は分身怪獣マルチですが、自分の非を認めようとしないばかりか、後にひいたのはインベーダーだったと知って笑い声をあげ、最後には何事も無かったかのように元のさやに収まろうとする彼氏の方がよっぽど怖かったです…
 今回ひいてしまったのはインベーダーでしたが、人間だったとしても彼は同じような行動を取るのでしょう。そしてもしそれが、インベーダーと同じような存在だったとすれば、同じように笑ったでしょう。今回の行動を見るに、彼女の知らないところで他の悪事に手を染めており、それを隠している可能性も考えられます。そんな相手とはとてもじゃないですが一緒にいられませんね…
 誰もが京太郎たちや彼女のように、人命を第一に行動しなければなりません。しかし彼氏のように現場から離れようとする心の闇に打ち勝てるかどうか。こうして第三者視点で見ている分には何とでも言えますが、もしも自分がそういった場面に直面した時に京太郎たちのような行動が取れるかどうか。そういった時にこそ、心の在り方が試されるんでしょうね。

 で、分身怪獣マルチですが、まさか人間の姿の時にだけ分身して、怪獣になってからは分身しないとは思わなんだ。ですが人間サイズでも分身したりと驚異的な身体能力を発揮したり、更には壁の中に入ったまま彼女に洗脳光線と思しきものを照射したりと、インベーダーが怪獣にならなくても十二分に恐ろしい存在であることを伝えてくれた存在だったかと。
 今回は変身時に「ミラー!」と言ったり、「ミラーナイフ!」と技名を叫んでいましたが、前回戦いの覚悟を決めたから、こういう風に技名を発したりしているのかなーと。


 インベーダーは倒せても、人の心の闇までは晴らせない。そんなこんなでまた次回。
 …ところで御手洗博士、アーチェリーの的を外して明後日の方向に飛んでいくのはまぁいいとして、その方向から野村さんが来ているのですが…ひとつ間違えれば大惨事だったのでは…(汗。
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