ひびレビ

特撮・アニメの感想や、日々のことを書いてます。
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ウルトラマンコスモス 第12話「生命の輝き」

2021-06-23 07:44:07 | ウルトラシリーズ
ウルトラマンコスモス 第12話「生命の輝き」

 今回は薄命幼獣イフェメラが登場。500年ごとに出現するイフェメラの命は僅か1日。その短い時間を懸命に生きる様が描かれていました。
 たった1日で子供から大人へ、そして親へと成長したイフェメラ。誰かにとっては何気なく過ごしているうちに過ぎていく1日だったとしても、イフェメラのようにその1日こそが一生で、懸命に生きているものもいる。1日1日の大切さ、生きていた時間の長さに関係なく生命は輝けることを教えてくれる良い話でした。幼くして亡くなった妹をイフェメラに重ねたフブキの、いつになく熱い一面が見られたのも良かったです。
 500年後に再び現れた時、今度はミサイルなどの脅威に怯えることのないよう、今回の出来事が未来に伝わっていると良いですね。

 コスモスはイフェメラの存在を知っていたため、最初は力を貸してくれませんでした。イゴマスの時はアドバイスしてくれましたが、今回は無し。ムサシたちにイフェメラの生態をしっかり調べてたうえで、どう対応するか考えて欲しかったのかな。

 さて、早くもコスモスは12話まで描かれました。リドリアスのように仲の良い怪獣もいれば、ゴルメデのように保護が難しい怪獣もいる。保護のためにはスピットルやムードンのように怪獣の行動の理由を深く知る必要がある。もしかするとガモランのように何者かに操られている者もいるかもしれないし、イゴマスやヤマワラワのように一時的に暴れているだけかもしれない。そして時にはイフェメラのように、怪獣撃破を急ぐ防衛軍と対立することもある…
 怪獣ごとの事情を考慮し、真実を見極めていく。ここまでの話で「怪獣保護」とは何か、それが如何に一筋縄ではいかないかが描かれてきたと感じます。

 そんな中、次回と次々回はワロガ登場。邪悪宇宙生命体という、如何にも分かり合え無さそうなワロガがどんな行動をしてくるのか、注目です。
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ミラーマン 第3話「消えた超特急」

2021-06-22 07:34:40 | 特撮
ミラーマン 第3話「消えた超特急」

 ウルトラマンは回れば何とかなる。ミラーマンも回れば何とかなる。そんな?第3話は特殊レーダーの開発者である前田教授が乗った超特急が突如として消失する事件が発生。あまりにも自然に、先頭車両からスゥーッ…と異次元に消えていくものだから、最初そこにトンネルがあったのかと思ってしまうほどでした。この他にもヘリコプターや自動車が同じように消えていくシーンがあり、いずれもさも当然のように消えていく様が非常に不気味でしたね。

 前田教授の奥さんは解放されたものの、インベーダーの目的はミラーマン。インベーダーにしてみれば目下最大の邪魔者なわけですから狙うのは当然だとしても、こうも早くから行動してくるとは。ミラーマンである京太郎、そして彼の正体を唯一知る御手洗博士が無言で見つめ合うシーンの緊迫感が良いですね…御手洗博士の、京太郎の身を危険にさらすことを望んではいないが前田教授は助けたいという複雑な心境が伝わってきますし、それを察して京太郎が何も言わないのが凄く良い…
 変身ヒーロー・ヒロインが「正体を隠す」のは、こういう時に身近な人物に心労をかけないためでもあるのだなと感じるシーンでした。

 そして今回京太郎=ミラーマンが相手取るのは暗黒怪獣ダークロン。人間の時はインベーダーにしては珍しくサングラスをかけていないな…と思ったら、まさかの事実が隠されていました。「パーティーグッズだ…」と思ったのも事実ですが、「サングラスをかけているのがインベーダー」という認識が早くも崩れ去った瞬間でもありました。こうなると眼鏡をかけている人物全員が怪しく見えてくるために、よりインベーダーの特定が困難になると…恐ろしい敵です。
 怪獣になってからはミラーマンと真っ向勝負!…かと思いきや、ここでも絡め手を披露。更には作戦が失敗した時のことまで考えていたようで…倒れた後ですら厄介な敵でしたね…

 毎度毎度インベーダーの戦略に驚かされっぱなしのミラーマン。京太郎もここに来て命を捨ててインベーダーと戦う決意をしていました。カッコよさよりも悲壮感が強いように感じました。
 果たしてこの先京太郎をどんな戦いが待ち受けているのか気になるところでまた次回。
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ウルトラマンクロニクルZ ヒーローズオデッセイ 第24話「向かい合う時が来た」

2021-06-21 07:22:45 | ウルトラシリーズ
ウルトラマンクロニクルZ ヒーローズオデッセイ 第24話「向かい合う時が来た」

 今回はゼロの「テクター・ギアっつーギプスみたいなのつけられて、荒野の惑星で手加減無しのレオ師匠と組手してボッコボコにされて、その様子をアストラが見てて気が散る」時代のお話と、ちょっとだけティガの劇場版「THE FINAL ODYSSEY」に触れることに。

 まずはゼロの過去の話からなのですが…ベリアルがうめき声しか発さないからゼロが聞かれても無いのに突然自己紹介し始めたっぽくなっていたりするのはさておいて…やっぱり私、この映画苦手です(苦笑。ゼロの強さをアピールしたいってのは分かりますけども、それにしたって歴代の怪獣たちがああも瞬殺されていく様を見るのはあんまり好きじゃないなぁ…と。戦隊やライダーの再生怪人だったらまだ受け入れられるのですが、怪獣たちのこの扱いは正直不満でした。
 ゼロ無双もそうですし、冒頭のベリアル無双にしても、ネオスやセブン21、マックスやゼノンといったウルトラマンたちがモブのように蹴散らされていくのはあまり気持ちの良いものではなかったですし…ゼロの物語だからしょうがないといえばしょうがないんでしょうけども、個人的にはこの映画とはあまり向き合いたくないです(汗。

 プラズマスパークの力を欲したゼロも今となっては先輩・後輩どちらからも頼られる立派なウルトラマン。前述のとおり第一印象は映画の描写も相まってイマイチでしたが、その後どうにか持ち直していって、今では普通に好きなウルトラマンになりました。
 今回の話を見てからゼットさんとのボイスドラマを振り返ると、時折明らかに過去の経歴に触れないようにしている部分もあって、より一層楽しめると思います。


 で、ティガはといえばルルイエで闇の巨人カミーラ、ダーラム、ヒュドラの3人が復活。無数のシビトゾイガーが襲来する中、ティガもティガダークになってしまい…といったところで終わり。次回決着までが描かれて、トリガーに上手いこと繋いでいく感じかなーと。
 そんなこんなでまた次回。
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機界戦隊ゼンカイジャー 第16話「磁石シャクだぜもう限界!」

2021-06-20 10:06:10 | 機界戦隊ゼンカイジャー
機界戦隊ゼンカイジャー 第16話「磁石シャクだぜもう限界!」

 ゾックス役の増子さんがGENICのみなさんとOPを踊っている動画も、ゴー☆ジャスさんのツーカイザー変身動画も好き。

 日常会話の最中に突然鉄板がひっついてきて「左側見づらい」には笑いを堪えられなかった第16話は、サブタイトルも磁石でくっつく磁石回。
 ジシャクワルドの力で人間もキカイノイドも関係なく磁力を帯びてしまうことに。でも磁力以上に「無限鉄骨」ってヤバくない?しかも鉄骨の破片すらもくっつくとかヤバいって…
 と思っていたら、もっとヤバいことにステイシーがカラフルにやってきていました。ステイシーくんの「やっべ…」って顔が面白すぎます(笑。しかしその場で争うつもりは無く、美味しそうにアイスを食べたり、散らかった店のものを元の場所に戻したりと良い子してました。元々母親への愛情は深いようですし、悪い子では無かったんでしょうね…
 
 キカイノイドであるジュランたちの磁力はどんどん強まり、元凶であるジシャクワルドは見つからない。そんな時介人は「俺にできないことが出来るから!」とステイシーくんに助けを求めていました。ステイシーくんにしてみれば、命を狙っている相手とはいえ利用されるのではなく頼られるのは悪い気はしなかったんじゃないかなと。
 ここで介人は自分がヤツデの孫であることを利用しようとはしていませんでしたが、ゾックスはそれを利用してステイシーに協力させようとしていました。ここで2人の性格・考え方の違いが出てくるのが面白いですね。

 ステイシーの助けもあって、ジシャクワルドを追い詰めることに成功した介人たち。セッちゃんがくっついたゼンカイザーを見ていると、どことなく超アキバレッドを思い出します(笑。
 更にジュランとガオーンンお磁力で引っ張られてきているクロスカイオーをぶつけようとするとんでもない作戦や、ファイブレッドの理科の知識を活用して弱点を見抜くという作戦も披露。今更ですが、ゴーカイジャーとは全く毛色の異なるスーパー戦隊の力の借り方は面白いですね。そしてジシャクワルドの背後に浮かぶゼンカイジャーのエンブレム、からの必殺技はカッコよかった!

 その後の巨大戦も磁石の力を活用して敵味方共に面白い戦いを見せてましたし、今回は終始面白くて大満足の回でした。一方でゲゲはボッコワウスの機嫌すら彼次第という、影の支配者感を醸し出していました。いずれボッコワウスに代わってトジテンドを治めるとか言い出しそうですね、この鳥…

 ブルーンの「HEY!助けてホイ!」が気に入ったところで、また次回。次回は学校の怪談!


 さて、遡ること10年前に放送されていた「海賊戦隊ゴーカイジャー」。今秋に「テン・ゴーカイジャー」が劇場公開されることが決まったようです。ジュウオウジャーの時にも復活していましたし、ルパパトとリュウソウの間に放送されていた特番でもマーベラスやルカが活躍していましたから、10年ぶり…という感じはあまりしないものの、海賊たちの活躍がまた見られるのはとても嬉しいです。
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仮面ライダーセイバー 第40話「輝く友情、三剣士。」

2021-06-20 09:30:45 | 仮面ライダーセイバー
仮面ライダーセイバー 第40話「輝く友情、三剣士。」

 気づいたら第40話とかマジで?

 さて今回は元マスターロゴスが持つ「オムニフォース」には全てのライドブックを統べる能力によって、凌牙が操られてしまうことに。あくまでもライドブックを統べる能力だからか、乗っ取れるのは体だけで精神までにその支配は及ばない模様。望まぬまま兄と戦う羽目になった玲花でしたが、煙の分身を使ってノーザンベースに助けを求めていました。単に回避だけではなく、こういう形でも使えるのは面白いですね。

 割と追い詰められているからか、今回やけにテンション高めの元マスターロゴス。ライドブックを統べる能力にしても最初から使えばもっと楽だったろうに、それをしなかったのは、その力に頼らずとも状況を打開できると慢心していたからでしょうか。が、段々と後がなくなってきたので使い始めたようにも感じます。
 それでも光と闇の剣を手にしてからはまた慢心したのか、飛羽真たちを相手に真っ向勝負を挑んで敗北。からの倫太郎と賢人をライドブックを介して洗脳…ピンチになったら操りだすとか、何だか凄く情けなく思えますね(苦笑。賢人には「恨む価値も無い」、倫太郎には「哀しい人」と言われる始末…でもこの小物感、嫌いじゃないわ!あと倫太郎が氷で自分の足を止めるの好き。

 そして飛羽真は賢人、倫太郎の力も借りてフィーチャリングセイバーに変身!賢人と倫太郎はサポートに徹していましたが、こういう戦い方もアリだなーと。それにしても「銀河友情蹴烈破」の語感めちゃくちゃ良いですね…超好き…

 また、ユーリも元マスターロゴスの一撃を受け止めたり、ここぞという時に飛羽真たちのピンチを救うという活躍を見せてくれていましたし、操られていた凌牙も大秦寺たちの言葉で自制に成功と見せ場がありましたね…最早お兄様の方が良いキャラし始めているんですが、蓮に今後見せ場はあるんだろうか…

 
 最期の最期まで神であることを自称し続けた、哀しいただのホモサピエンス・元マスターロゴス。前回の描写からして飛羽真たちとの和解ルートもゼロではないかなと思いましたが…まぁそうなるわなぁ…ここでラスボス候補に躍り出たストリウスがどう動くのか楽しみです…そういえば以前ソフィアっぽい何かを創ってませんでしたっけ。あれが活きてくるのかな。

 ともあれ次回はファルシオンが何らかの形で復活。烈火くんも久々登場!
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トロピカル~ジュ!プリキュア 第17話「人魚の奇跡!変身!キュアラメール!」

2021-06-20 09:00:55 | トロピカル~ジュ!プリキュア
トロピカル~ジュ!プリキュア 第17話「人魚の奇跡!変身!キュアラメール!」

 ローラの手に何度も繰り返しドアを叩いた痕が残っているの好き。番組途中のCMでネタバレかますのは…恒例とはいえちょっと…シャボンフォームってなんぞ…

 さて今回明かされたあとまわしの魔女の目的は「やる気の人間でいっぱいの「あとまわしの世界」の創造。集めたやる気パワーは「愚者の棺」の力の解放に用いられているとのこと。「愚者」と呼ばれた誰かが納められた棺なのか、「愚者が用いる棺」という意味なのか。出所も含めて色々謎なアイテムが出てきましたが…力が集まった瞬間バトラーが裏切ったりしそうな気もしますね…
 また、あとまわしの魔女も人間になりたかったのではないかと。だからローラの願いが理解出来た。でも彼女は人間になるかわりにあの仮面をはめられたとか、やる気パワーを奪われたとか…彼女の背景にも色々ありそうですね。

 「私の願いは私が叶える!」とあとまわしの魔女相手に意気込んだローラ。くるるんの助けもあって脱出には成功したものの、一転ピンチに。そこからまさかの里帰りには驚かされました。意外と魔女の住処とグランオーシャンって近かったのかな…
 自分の意思で地上に残ることを決めたローラ。そんな彼女に託されたのは、何とローラ用の変身アイテム。てっきりアクアポットが変化したりするのかと思いきや、まさか女王が持っていたとは。女王様も元々プリキュアだったりするんですかね…悪用されないように石化していたとか?

 そして変身キュアラメール!念願の足を手に入れたからか、足が目立っていたと思います。「ビクトリー!」ではこちらに背を向けてカッコよく決めるかと思いきや、反り返って足をアピール。人間になれたと分かった時もめちゃくちゃ嬉しそうでしたから、足を手に入れた喜びがひしひしと伝わってきます。ただ、正直もっと単身で活躍するものだと思っていたので、活躍はちょっと控えめに感じました。何やらシャボンフォームなる姿もあるそうですから、そちらの活躍にも期待です。
 EDでもキュアラメールとしてダンスを披露するローラ。クレジットも追加戦士ながらまなつに続く2番目に移動していましたから、やはりまなつとダブル主人公って立ち位置なんですかね。

 次回は追加戦士の定番、初登校回…かと思いましたが、そういえばユニやアスミは転校してませんでしたから、割と久々か…
 あと、個人的には人魚ローラも好きなので、時々戻ってくれないかなって…(汗。
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「SSSS.DYNAZENON」を見て

2021-06-19 07:55:41 | 2021年アニメ
 2021年の春アニメ「SSSS.DYNAZENON」を視聴しました。

 始まった頃から「SSSS.GRIDMAN」に近いけど全く違う雰囲気を感じていました。「SSSS.GRIDMAN」が「怪獣がいるのが日常」ならば、こちらは「日常の中に怪獣が紛れ込んできた」といった印象。戦闘時以外は基本静かで、それでいて少しずつ登場人物の時間が動き出していくこの空気感が妙に心地良いんですよね…


 まず最初に触れるのはヒロイン・南夢芽です。彼女は最初の印象とだいぶ変わりしました。回を重ねるごとに可愛くなっていくんですよ、この子。見た目が劇的に変わるとかそういうことではなく、行動が魅力的になっていくと言いますか。
 1話時点では約束を果たさぬまま亡くなった姉の影響なのか、男子を誘っては「約束を破る」という「どうかしてる」行為を繰り返していた夢芽。かと思えば友人の前では朗らかな雰囲気を漂わせているという不思議な子でした。

 それが蓬くんやガウマさんたちとの交流を経て、そうした「約束を破る」ことをしなくなったばかりか…ダイナウイングをしゃがんで操作するのが可愛かったり、割とノリノリで「バトルゴー!」とか言ってくれるし、4話では「なんとかビーム!」が最高に可愛かったりと、どんどん可愛くなっていきましたね。一方で姉の死の影響もあってか「壊れた街をしっかり見ておきたい」「手遅れになる前にやれることはやっておきたい」と、取り返しのつかないことになる前に戦おうとする強い意思を見せるのも印象的です。

 そして第9話ですよ!この回はカイゼルグリッドナイトとかいう激熱な要素もありますが、ラストの夢芽が非常に印象的な話でもありました。以前は約束を破っていた彼女が…と、非常に感慨深くなりましたね。あの衣装もまた良く似合っているんですよねぇ…あと序盤の蓬くんとのお祭りに関するやり取りも良いんですよ…
 続く第10話では思わぬ形で姉と再会することになるのですが、ここでいつも手にしていた知恵の輪が良い味を出していました。何度いじっても外れない知恵の輪は、夢芽が姉の死に囚われたままであることを示しているように感じていましたが、それが今回の出来事を経て「姉との繋がりを示すもの」に昇華されたのが素晴らしかったです。
 最終回となった第12話も最後にめっちゃ素敵な笑顔を見せてくれたので最高でした…宝多六花や新条アカネとは違う魅力をもった、どんどん可愛くなっていく素晴らしいヒロインだったなと。
 

 そして主人公である麻中蓬くんの活躍も見逃せません。最初はガウマさんに戸惑ったり、バイトと怪獣との戦いや訓練との掛け持ちに翻弄されたりと、やや頼りない面もありました。そんな普通の男の子が自分にしかできないことを精いっぱいやろうと奮闘し、夢芽への気持ちに思い悩みつつも彼女に寄り添い、彼女や仲間のピンチの時には真っすぐに駆けつける頼もしい子になっていったなと。
 中でも第11話、夢芽への告白シーンが凄く好きです。「これぞ告白!」といった感じの、何の変哲もない直球ど真ん中の告白だったのですが、それ故に蓬くんの真剣さが伝わってくる素晴らしいシーンでした。

 そんな彼にも第8話で「怪獣使いなのでは?」というやや不穏な雰囲気が漂ったがために、最終回がちょっと不安だったのですが、不安要素を上手いこと熱い要素に変えてきましたね!
 蓬くんが願ったのは怪獣による自由ではなく「かけがえのない不自由」。一人の女の子さえ、思うように扱えない不自由。でも、最初から思い通りだったら、「文化祭で姿をくらました彼女を探して、手を繋いで一緒に教室に戻る」なんて印象に残るイベントは起きないでしょう。この先も辛く苦しいことがあるかもしれないですが、だからこそ目標を達成した時の喜びを感じられるのでしょうね。


 ここぞという時のカッコよさが頼もしい暦先輩、OPで不穏な空気を醸し出していたと思いきやまさかの展開が待っていたちせ、見た目は怖いけど義理人情に厚く頼もしい兄ちゃんだったガウマさん、どこまでも怪獣を求め続けた怪獣優生思想、まさかの登場&成長で物語を更に面白くしてくれたグリッドナイト&二代目さん…みんな良いキャラクターをしていました。

 そして忘れちゃいけないダイナゼノン!ダイナレックスへの変形には驚かされましたし、その後ダイナソルジャーがダイナミックキャノンになるとは夢にも思いませんでしたね!…いや、原典のグリッドマン見てるんなら、それぐらい気づけよって気もしますが(汗。
 更に更にグリッドナイトと合体してカイゼルグリッドナイトとかネーミングからしてもう最高なのに、肩にダイナミックキャノンを装備するとかカッコよすぎてもうね…腕組みしながらぶっ放すの最高にカッコよくて大好きです。あと広範囲技のカイゼルナイトサーキュラーも良かったなぁ…


 と、いった感じで主に夢芽と蓬くんの話になってしまいましたが、ともあれ「SSSS.DYNAZENON」全12話、楽しませてもらいました。誰もが不完全で、誰もが何かに束縛されている。でも、だからこそ互いに手を取り合い、かけがえのない不自由を手に入れていく。そんな物語をありがとうございました!
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ウルトラマンコスモス 第11話「動け!怪獣」

2021-06-18 07:39:27 | ウルトラシリーズ
ウルトラマンコスモス 第11話「動け!怪獣」

 エプロン姿のアヤノ隊員可愛くて好き。

 さて今回は夏休みを誰が最初に取るかを巡って、動かない骨格恐竜ムードンを誰が最初に誘い出せるかを競うことに。その結果、珍妙な作戦の数々が展開されることとなったわけですが…こういった「奇妙な作戦」というと真っ先にZATを思い出すのは何故なんでしょうね(笑。
 中でもアヤノは猫じゃらしマシンを使ってムードンを動かそうとしていましたが、その猫じゃらしマシンは手作りではなく「SRCから借りてきた」代物。超全集でも「その本来の開発目的は明らかにされていない」とツッコミを受けていましたが、本当に何でこのマシン作ったんですかね…?猫型怪獣でもいたんだろうか…あるいは猛獣を大人しくさせるために作ったとか?
 いつもはクールなフブキも、今回は夏休みがかかっていることもあってテンション高めで面白かったです。

 車で引っ張ろうとしてもダメ、猫じゃらしマシンもダメ、子守歌は逆効果、餌には興味を示さない…と何をやっても動こうとしないムードン。EYESの作戦が一向に上手くいかないことに業を煮やした工事現場の人たちは強硬手段に出てしまいました。
 それによりあっさりムードンは外に出てきて暴れ出したのですが、こういうのを見ていると、如何に怪獣保護が難しいかということを感じさせられます。撃破が目的ならば最初から巣を破壊して、地上に出てきたところへ集中砲火して終わりでしょう。しかし保護となると巣を壊さず、ムードンを傷つけずに外へと誘導し、そこから更に輸送しなければならず、更に更に輸送した後はムードンが暮らしやすい環境を整えたり日々の世話をしたり…と、「撃破」に比べて「保護」は長期間の対応が求められます。
 前半の作戦は笑いどころというだけではなく、怪獣保護は一筋縄ではいかないということを示す役割も果たしていたのかなと。

 今回はムサシが発案した作戦とEYESの尽力、そしてコスモスの力によってムードンは安らかな眠りに就くことに。最後に夏休みをもらったムサシが家に帰ろうと考えるのが、ムードンが動かなかった理由と相まって良い味出してますね…

 スカイドンやシーボーズを思い出したところで、また次回。次回はイフェメラ登場。
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ウルトラマンクロニクルZ ヒーローズオデッセイ 第23話「もっと高く」

2021-06-17 07:40:15 | ウルトラシリーズ
ウルトラマンクロニクルZ ヒーローズオデッセイ 第23話「もっと高く」

 今回は空への想いにまつわる物語とのことで、「ウルトラマンR/B」より「さよならイカロス」と、ティガの「もっと高く!~Take Me Higher~」が紹介されました。

 まずは前者からなのですが…そもそも「R/B」に関してはほぼ未見です。1話と名前がやけに長い黒いオーブが出た話をちょろっとみたぐらいだったかと…あの頃は「まーた先輩ウルトラマンの力使ってるよ…」という想いが強かったですね…あと変身が長くてあまりカッコよく思えなかったなと…ゼットさんも割と変身過程長めなのに、この感じ方の違いは一体…?

 とまぁ、そんな「R/B」ではありますが、今回の話は普通に楽しめました。手作りの機械で空を飛ぼうとするお嬢様・二宮ユウハ。「イカロス」というあだ名をつけられながらも、そのあだ名を「自分の翼を信じた者」として好意的に解釈したり、イサミを上手いこと助手に引き込んだり、何度失敗しても諦めない勇気をもっていたりと、良いキャラクターをしていましたね。
 個人的に印象に残ったのは奥にグエバッサー、ロッソ、ブル、手前にアサヒとユウハが映りこんでいるシーンです。あの画面の違和感の無さ、すげぇなぁ…本当にそこにウルトラマンと怪獣がいるかのような一場面でした。

 で、ティガの方はといえば…やはり大幅にカットせざるを得ませんよね…分かっていたとはいえ、ティガに変身するティガとレナのやり取りが見られなかったのは残念です…それにしてもゾイガー、片方の翼を破壊されたら、もう片方を自分でむしり取って迫って来るとか何それ怖い…

 次回はゼロの過去とティガの過去に迫ることに。
 そういえばトリガーの感想ですが、今のところは書こうと思っています。ティガはだいぶ前に見たっきりなのですが、そんな私でも楽しめる!ということを伝えられたらいいなと…
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ウルトラマンコスモス 第10話「青銅の魔神」

2021-06-16 08:10:23 | ウルトラシリーズ
ウルトラマンコスモス 第10話「青銅の魔神」

 自分を「アヤノ隊員」と呼ぶことを強制するだけじゃなくて、きちんと「ムサシ隊員」「ドイガキ隊員」って呼ぶアヤノ好き。

 今回はドイガキの大学時代の友人・吉井ユカリが登場。ドイガキが吉井ちゃんのことを意識しているのはバレバレですが、周囲や本人には悟られないよう極力隠そうとしつつも結局頼られてデレデレになる様は微笑ましいですね(笑。クールビューティーかと思いきや、研究の事となると周りが見えなくなる最強のマイペースとのことで、独特な雰囲気を放っているのが印象的なキャラクターです。

 で、そんな吉井ちゃんが発見したのがガラスケースに入っていた青銅像。ガラスケースが大発見かと思いきや、実は青銅像の方が更に大発見であることが発覚。ガラスケースを外すと青銅像が周囲の人間のストレスを吸収する仕組みになっていました。「ドラえもん」に怒りを鎮めさせる「まあまあ棒」という道具を連想しました。
 しかしそんな便利な青銅像が何のデメリットもなく使えるはずもなく…ということで青銅像=ゲシュートを巡る一大事に発展。

 昔はストレスが蓄積するまで何年もかかったものの、今回はたったの数日。人口の違いがあるとはいえ、これが現代社会ともなれば、数日と言わず1日、数時間単位でEYESやコスモスが出動する羽目になるんじゃないかと…
 これを送ってくれた宇宙人はゲシュートを必要としないほどストレスと無縁の生活を送っていたのでしょうか。それともゲシュートにストレスをため込ませすぎないよう、上手いこと日ごろからストレス発散に努めていて、どうしようもないストレスだけをゲシュートに吸収してもらっていたのか。はたまた地球人のためにゲシュートを作ってくれたのか。あれこれ考えられますね。

 巨大化したゲシュートはストレスの塊を光線として発射し、それを浴びたフブキがあわやコスモスに攻撃しそうになったり、ヒウラキャップが再び胃痛に苦しみだしたりとストレスによる症状も様々。一概に怒りっぽくなるのであれば、コスモスのフルムーンレクトで鎮静化できそうなものですが、それ以外の症状もあるが故にフルムーンレクトでは対応しきれなさそうです。
 そんなゲシュートと対峙したコスモス・ルナモードですが、ゲシュートの攻撃を見事にさばいていました。背後からの光線を華麗に避けてからの殺陣は見事の一言に尽きます。めちゃくちゃカッコいい…

 
 最終的にゲシュートは再びガラスケースの中に収まることに。考えてみれば、ゲシュートが暴れたのは現代人のストレスを吸収した結果ですから、ゲシュート自身も暴れたくて暴れたわけではないでしょう。むしろストレスを吸収させられ続けるのはゲシュートにとっても相当なストレスだったのではないかと。人間のみならず、ゲシュートにもあのガラスケースの中で、誰とも接さず何も見ず、ストレスとは無縁の生活を送ってもらいたいですね。

 次回はムードン!
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