Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

各システムのアンプの一部入れ替え

2011年06月16日 | ピュアオーディオ

昨夜自宅のシステムをマルチアンプにした為、余ったアンプの入れ替えを本日しました。自宅で使っていた3B252Bシングルアンプをオリンパスシステムの中域に使うのが目的です。

3b252b2

3台のパワーアンプ、沢山のケーブル、チャンデバと多額の費用をかけましたが、どうしてもこの3B252Bパワーアンプ1台の世界に及びません。

3b252b1

午後一番にオリンパスシステムの中域に使う様にアンプの入れ替えをしました。出て来たサウンドは予測にたがわず素晴らしいサウンドです。「生々しさ・音数の増加」は云うに及ばず、雰囲気までが一変してしまいました。まだ鳴らし始めたばかりですのでこれからもっと良くなると思います。

65501

オリンパスシステムの中域で使っていた6550シングルアンプはRCA箱システムに行きました。こちらも音のなめらかさや質感が向上しています。

Classe

BC-Ⅱシステムではサトリのアンプでドライブしていましたが、サトリのパワーアンプを自宅のマルチアンプに使った関係でクラッセのDR-10を持って来ています。サトリのミニパワーアンプは出力15W(8Ω)に対しこちらは100W(8Ω)有りますので馬力が違います。質感ではサトリ(Trail仕様)に負けますが、エネルギー感・力感ではこちらの方がはるかに上を行きます。BC-ⅡでJBL顔負けのドライブ感が出て来ました。

問題は3B252Bアンプが抜けた自宅のマルチアンプシステムです。当初から判っていた事ですが、「アンプの実力」が足りません。特に高域を持たせている中国製のデジタルアンプは品位も音数も足りません。低域に使ったサトリのミニパワーも15W(8Ω)では16Ω時では7.5Wにしかなりません。これではD130をドライブする力が大いに不足の様です。こちらには低域に質の良い100Wクラス(8Ω)のパワーアンプを入れればほぼ満足行くサウンドになるだろうと思っています。後は予算の問題です。


自宅 SP-707J のマルチアンプ化実施

2011年06月16日 | ピュアオーディオ

自宅のSP-707Jのマルチアンプ化を実施しました。

Brog_007

上の写真はマルチアンプ化前のネットワーク方式の時の機器たちです。

Marut1

これが昨夜実施したマルチアンプ化したチャンデバとパワーアンプ群です。一段のラックスペースに1台のチャンデバと3台のパワーアンプが納まりました。表から見る分にはそう大変そうには見えませんが、ラックの裏は電源ケーブル、ラインケーブル、SPケーブルで大変な混雑をしています。

ネットワーク方式からマルチアンプ化(3ウェイ)への移行は30分ほどで済みましたが、これから鳴らし込みが大変です。

マルチアンプにして音質やバランスには良かった点と悪かった点が有るようです。

【良くなった点】
1)空気感と言うか音場感が大きくなり、スケールが大きくなりました。(音数を意識しない?)
2)低域の余韻が素晴らしく多くなって、音の表情が豊かになった。
3)音のうねるような躍動感が強くなった。
4)真空管アンプから比べると極端に熱の発生が減少した。
5)音量を上げてもうるささが減少した。

【悪くなった点】
1)アンプの力量が大幅に落ちたので質感で負けている。
2)特に低音のゴツンと来る力強さが少ない。
3)中域も質感では届いていない。
4)高域のさざなみの弦の質感が届かない。

今回使ったアンプの力量が元の3B252Bシングルアンプ(Trail仕様)の力量に遠く及ばないのが【悪くなった点】の原因であると思える。まだ繋いだばかりですので、バランス調整も音量の調整もこれからです。馴染みもあるだろうと思いますのでしばらく鳴らしこめばマイナス面も少なくなっていくだろうと思います。