Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

「常識」と云う固定観念

2011年06月19日 | ピュアオーディオ

オーディオを40年もやってくると「常識」みたいになっている考え方がある。それらの「常識」と云う「固定観念」を「見直す」事を今までもテーマにして来ました。

誰でもオーディオを始める時は先人たちの「模倣」から始まっていると思います。それがそのまま何の疑いも無く「常識化」してしまっている為に「本質」を見失っている事も有るのではないかと思います。

自宅で3ウェイのマルチアンプ化はスペースの問題で断念しましたが、それに替わる「効果」を持った方法を実験しています。今までの常識では「困難」かも知れませんが、考え方を変えれば(見方を変えれば)意外と簡単に解決策が出てくると思っています。

例えばシステムの組み方ですが、
①【CDP】(AD)+【プリアンプ】+【パワーアンプ】+【SP】・・・と云うのが一般的な機器の配置です。
3ウェイのマルチアンプでも、
②【CDP】(AD)+【プリアンプ】+【チャンデバ】+【パワーアンプ×3台】+【3帯域別SPユニット】・・・となります。

では、次の配置はどうでしょう?
③【CDP】(AD)+【No1プリアンプ】+【No2プリアンプ】+【パワーアンプ】+【SP】・・・プリアンプを2台連結して増幅に使うのです。現実的にはNo2プリアンプはラインプリで良いようです。パワーアンプの増設は価格的にもスペース的にも問題が有りますし、電気的にも問題が多いので採用しない方が良さそうです。

実験しているのは③の方法です。これでやりますと「音数」と「音の広がり方」がプリアンプ1台の時より遥かに多いのです。ipodの音源でCDPと遜色ないサウンドが聴けます。

この方法ですとスペース的な問題点もより少なく、プリアンプも高級品にする事も無くて安く出来そうです。ただ組み合わせるプリ同士の質が音質に効いて来そうです。質の良いラインプリが要りますね。