Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

現在所有しているDACの感想

2012年05月05日 | ピュアオーディオ

Cello DA‐8.1/PS‐8の16bitのDACを使い出して、DACのメリットを感じています。

Cello_da81_ps8

オリンパスシステムにCelloのDACを導入して約1ヶ月近く立ちました。その間に各種の音質対策をして、導入当初とははるかに良い状態にして使っています。その為か音質も格段に向上しています。まだ完全にヌケ切っていない様で、「サ行」の子音が強調される時も有りますが、概ね減少傾向に来ています。音質メリットとしては「自然な音に近づいた」事だと思っています。人の声やヴァイオリンのビブラート等非常にリアルで且つ聴き易くなっています。アンプ並みの箱体のDACと比べて、CelloのDACは小さく華奢で初めは心配していたのですが、購入して良かったと思っています。

Apogee_da1000_ps1000

一番最初に購入したのはこちらのApogeeのDA-1000E-20/PS-1000の方でした。但し、DA-1000E-20の方は「不動品」でしたので修理が必要でした。1回目の修理に出して「DCモジュール」の不具合で有る事が判り、同じユニットがないか?と探していたら、一緒に購入したAD-500Eに付いている事が判明。そこでAD-500EからDCモジュールを移植してDA-1000E-20が復活しました。復活したApogeeのDACはRCA箱システムで使っています。このDA-1000E-20を元にしたCelloのDACと比較しても音質に遜色がないばかりか、総合力ではApogeeの方が良いのではないか?と思う様になっています。Celloではフィッシャープラグを使わなければなりませんが、ApogeeはそのままXLRプラグが使えます。このプラグの質感(材料)の善し悪しがApogeeの方へ軍配を上げる要因になっている様にも思います。

実は先週からヤフオクにApogeeのDACの3点セットが即決10万円で出ていたので非常に悩んでいました。即決で購入しようと真剣に考えましたが、「同じDACばかりでは面白みがない」と思い直し断念しました。

Sd9500

612AシステムへはD732(CDT)+SD-9500(DAC)の組み合わせで使い始めています。CelloやApogeeの16bitに比べ24bitのですので、なめらかさで美しさを感じます。音数も遜色ないと思います。どちらを選ぶかは好みの問題と思います。ただ「自然な音」とは違う様に思います。「自然な音」の感触ではCelloやApogeeの方が近い感じと思っています。

DACも1bit、16bit、24bitの違いよりも、作ったメーカーの違いや、古い新しいに拘らず、作りの具合でサウンドは変わるものだと思いますので、他にもDACを比べて見て気に入ったモノを採用したいと思います。