Dennesen社 Model:Antares パワーアンプが修理を終えて帰って来る。既に発送された様なので明日にも到着するだろう。
ノイズの症状も確認出来、ノイズの原因も判り対策していただいた。50Hzと60Hzの電源のサイクルの違いで「過大入力」になってリップル成分除去用の小信号Trが破損していた様だ。そもそもの設計で耐入力不足で有ったとの事で、耐入力を強化していただいた。
裏面のSP端子も不具合が有った。Rchの端子が「締め付け不能」(壊れていた)。ご当人はバナナプラグでご使用だったとの事で、端子が締め付け出来ない事に気付かれていなかった様だ。以前バナナプラグの使用実験をした事が有るが、バナナプラグは使用が簡単便利であるが、反面「材質」によってはSPケーブルの良さまで消してしまう。かなりの音質低下を招く事を判っている。材質まで確認して使えるバナナプラグを選定して使用する様にしている。しかし、それでも単なる「抜き挿し」ではSPケーブルが固定できない為「音のキレ」が甘くなる。だから現在は「Yラグ」によってしっかり締め付けが出来る様にして使っている。
「音質」に拘った方が多いのに、バナナプラグを安直に使用されている例は後を絶たない。何種類も比較して「なぜこちらの方が良いのか?悪いのか?」の原因を調べてから使う必要が有る。結構音数や音のキレ・ヌケ・ノビに効いて来る。
今回のアンプがノイズなしで使える様になると思うとウキウキして来る。帰って来るのが楽しみだ。そうなると4311の改造の重い腰をいよいよ上げざるを得ないなー・・・。