CD・DAT機は1982年以降生産されている。私が使っているスチューダーA730も1988年製です。販売されてから32年も経過している。10年ほど前に内部のコンデンサーを交換している。そして昨年1月にピックアップ部も予備品に交換した。MD機もKENWOOD DM9090 (1997年製)も電源部のコンデンサーを1台交換した。
20年以上前の機器(CD・DAT・MD・他)は殆どが「電源部のコンデンサー劣化」が進んでいると考えられる。ここ数年、MD機の不具合でトラブって来ていたが、その原因は「電源部のコンデンサー劣化」が主因と思える。MDの場合、ピックアップの読み取り不具合が出て来るが、その根本原因は、電源部のコンデンサーの劣化で規定の電圧が来ていないのでは?と思われるケースが多いと感じる。
DAT機やチューナーもCD機も同様に「電源部のコンデンサー劣化」が進んでいると感じている。20年以上前の中古機器は購入しても「長持ち」しない。電源部のコンデンサーを新品に交換するくらいの気持ちがなければ、中古機器に手を出すべきではない。色々なトラブルを経て、これが夏場は普通に使えてしまうものでも、「冬場に立ち上がりが悪い機器」(電源SWを入れてもすぐに使えない症状)は、基本的に「電源部のコンデンサー劣化」を疑った方が良い。修理交換が必要である。
ここ数年、MD機で沢山のトラブルを経験して来たが、その原因が漸く掴めて来た。これからは、電源部のコンデンサー交換のメンテをして行こうと思う。