Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

いよいよA730用 水平仕様ベースの作成

2012年05月11日 | ピュアオーディオ

CDPのベース材は、今までに色々な無垢材や集成材等の素材と方法を試して来ました。その最終確認で「良さそうだ」と思った2種類の無垢材の確認をしました。その結果、「どの様な無垢材が良いか?」が見えて来ました。先人達の知恵は本当にすごいですね。「音」に拘り、良い無垢材を使っています。その無垢材に拘った訳がサウンドにそのまま出て来ます。

昨日の夕方に「墨付け」をして、今朝から本格的に彫り込みの作業に入っています。柔らかいと思っていたのですが、それがどうしてなかなか硬いのです。完全に枯れて乾燥していますので、ノミぐらいではラチがあきません。当分は単純な彫り込み作業になる様です。

A730はノーマルな状態では、CD回転用のモーターの軸が斜めになった状態で使う事になります。この状態ではモーターへの負担が大きく出てしまいます。重力により下側にゴギングする様な回転になります。これを数十年前に山中敬三氏が「水平仕様」にして使用されているのを写真で見ました。モーターの「ゴギング」がなくなり非常スムースに軽く回る様に感じます。それがサウンドでも聴き取れます。ベニヤ板ベースはその為の試作品でも有ったのですが、材質の問題が残りました。

今回の実験で、
1)どんな無垢材が良いのか?・・・材質
2)どんな板取りされた材料が良いのか?・・・年輪の入り方
が判って来ました。これだけでも大きな収穫だと思います。

ベース材に何を使っても音は変わるが、「音の良い木材」を探し出す事が大切です。


CDP用ベース材その②の入荷

2012年05月10日 | ピュアオーディオ

昨日に続きCDPのベース(台)が入荷しました。早速CDPを載せて音質の確認をしています。

H2

こちらは昨日入荷した物より硬い材質で、一本の木のセンターを中心に下切りだしになっています。厚みは t=140mm。しっかりした台にCDPを載せるだけで音の「濁り」が消えています。シンバルの余韻も繊細で最後まで良く聴こえます。低域もパワーも分解能も十分で、このベースを使うだけでグレードアップになります。

K1_2

こちらが昨日入荷したその①のベース。厚みは t=170mm。木材の種類によって「音色」や「音のバランス」が若干変わり、好みの出る所かもしれません。こちらを先にヒアリングしていたのですが、高音の繊細さ、低域のシャープさ等非常に好ましく思いました。その①とその②を続けて聴きましたが遜色ないサウンドです。入手価格もほぼ同価格で、価格対満足度はどちらも十分です。

従来のべニア板ベースを使っていた時に感じた「雑味」がどちらも有りません。非常に分解能が鮮明で、明瞭なサウンドです。但しプラグ類を取り外してベースを置き、付け直していますので、1時間ぐらいは落ち着きません。(プラグ類の馴染みが取れてから評価に入っています)


CDP用ベース材その①の入荷

2012年05月09日 | ピュアオーディオ

A730box6

音の品位に関する「質感」の点で、以前「パワータップ」の試作品から正規品にした事で大幅な改善をした事を経験しています。その辺の質感(雑味)の問題をA730のべニア板のベースに感じています。その質感の改善を求めて音の良いと云われる木材の「無垢材」を試して見る事にしました。

Base1

「無垢材」そのままの状態で質感を確認する為にD732のベースに使って見ました。通常はADKのラックに載せて使っていますが、この無垢材を噛ませて載せますと「雑味」がなくなる様です。この無垢材はこの写真では判りにくいですが非常に年輪が入っています。

Base2

こちらが年輪が良く見える面です。数えて見たら180本(年)程入っています。非常に細かい年輪です。おそらく原木は400~500年以上の木材ではなかったろうかと推定します。これだけの無垢の木材(1枚もの)を亀裂が出来ない様にするには、長い時間をかけて良く乾燥させる必要が有ります。その上で商品に仕上げて更に数十年以上を経過していると思います。

取りあえずもう1セット別の無垢材を注文していますので、そちらが明日入荷したら「音」を聴き比べて見ます。


A730専用ベースの作成

2012年05月08日 | ピュアオーディオ

A730用に専用のベース(台)を作成しようと考えて材料を発注しています。入荷は早ければ明日、遅くとも明後日には入荷の予定です。2セット分注文していますので、もう1セットは週末の到着となると思います。

自家用に使う予定なので「自作」します。木材の厚みが17cm程ありますので、スッポリ穴を掘って埋め込む様な形を予定しています。木材も花梨やスプルース、チーク等「音が良い」とされる材料が有りますが、日本古来から「良い音」と云われている日本固有に近い木材が有ります。「音に拘る」のはオーディオに限った事ではなく、古来から先人が培ってきた伝統も有ります。ただ材料が大量に取れないので一般に出回らないだけの事かも知れません。


CDPのセッティングの見直しを考える

2012年05月07日 | ピュアオーディオ

SPやアンプ、パワータップのセッティングを今までにやって、かなりの音質改善効果が有る事が判っています。これまで「CDP」のセッティングに付いて追及していなかった事に手を付けたいと考えています。

A7302_2

例えば、オリンパスシステムのスチューダーA730のセッティングはノーマルの状態で上の様なスペーサー(インシュレーター)を使ったセッティングをしていました。

A730box6

それを、モーターの負担の軽い「平面仕様」に変更したら、モーターの「ゴギング」(片縁)が非常に小さくなり、モーターの回転がスムースになったのを感じました。サウンドにもそれが感じられます。ただ上の写真では「仮」の姿であり、もっと「質量」を持たせたしっかりしたケースにすればもっと良いサウンドになるのではないか?と推定しています。

他のシステムでもCDPをラックの上に載せただけで、殆ど「音質対策」をしていません。この部分に手を入れてノウハウを掴みたいと考えています。


3月時点から全てのシステムが音質アップした

2012年05月06日 | ピュアオーディオ

3月末の時点からDACを2セット、クロック関係を2セット導入した。いずれも低廉なものでは有るが確実に音質アップにつながった。その他ラックのレイアウト変更や部屋のレイアウト変更を実施。

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CelloのDACと廉価なマスタークロックでかなりの音質アップを果たしたが、まだまだクロック関係はしっかりしたものに変更を予定しています。

Rcabox2

RCA箱システムにはApogeeのDACを導入してサウンドが一変した。今までチャンデバ(F-15L)の性能が不足していると考えていたが、DACの導入でサウンドが大幅に変化した事を考えると、CDPからの情報量が不足していた事が要因の様だと思いなおしました。連休明けにヒューズの交換を予定しており、更に1ヶ月ほどの鳴らし込みの時間を持ちたいと考えています。

Rcabox1

Wadia#6単体でも良いサウンドがすると思っていたが、内蔵のDACの性能が性能不足なのかも知れない。

612a

612AシステムでもDACを使ったらどうなるだろうか?と思い、手持ちのSD-9500を使って見ると、やはり音数が増加して聴き易くなっている。ただ「生演奏型」とまでは行かない。こちらにも次はDAC単体を導入して見たい。

自宅と専務宅の方も、オリンパスシステムで使っていたWEのライントランスST-Xを自宅へ、自宅のST-Xを専務宅へ持って行った関係で、こちらも音質アップしています。WEのライントランスは型番で質感がかなり変わります。


現在所有しているDACの感想

2012年05月05日 | ピュアオーディオ

Cello DA‐8.1/PS‐8の16bitのDACを使い出して、DACのメリットを感じています。

Cello_da81_ps8

オリンパスシステムにCelloのDACを導入して約1ヶ月近く立ちました。その間に各種の音質対策をして、導入当初とははるかに良い状態にして使っています。その為か音質も格段に向上しています。まだ完全にヌケ切っていない様で、「サ行」の子音が強調される時も有りますが、概ね減少傾向に来ています。音質メリットとしては「自然な音に近づいた」事だと思っています。人の声やヴァイオリンのビブラート等非常にリアルで且つ聴き易くなっています。アンプ並みの箱体のDACと比べて、CelloのDACは小さく華奢で初めは心配していたのですが、購入して良かったと思っています。

Apogee_da1000_ps1000

一番最初に購入したのはこちらのApogeeのDA-1000E-20/PS-1000の方でした。但し、DA-1000E-20の方は「不動品」でしたので修理が必要でした。1回目の修理に出して「DCモジュール」の不具合で有る事が判り、同じユニットがないか?と探していたら、一緒に購入したAD-500Eに付いている事が判明。そこでAD-500EからDCモジュールを移植してDA-1000E-20が復活しました。復活したApogeeのDACはRCA箱システムで使っています。このDA-1000E-20を元にしたCelloのDACと比較しても音質に遜色がないばかりか、総合力ではApogeeの方が良いのではないか?と思う様になっています。Celloではフィッシャープラグを使わなければなりませんが、ApogeeはそのままXLRプラグが使えます。このプラグの質感(材料)の善し悪しがApogeeの方へ軍配を上げる要因になっている様にも思います。

実は先週からヤフオクにApogeeのDACの3点セットが即決10万円で出ていたので非常に悩んでいました。即決で購入しようと真剣に考えましたが、「同じDACばかりでは面白みがない」と思い直し断念しました。

Sd9500

612AシステムへはD732(CDT)+SD-9500(DAC)の組み合わせで使い始めています。CelloやApogeeの16bitに比べ24bitのですので、なめらかさで美しさを感じます。音数も遜色ないと思います。どちらを選ぶかは好みの問題と思います。ただ「自然な音」とは違う様に思います。「自然な音」の感触ではCelloやApogeeの方が近い感じと思っています。

DACも1bit、16bit、24bitの違いよりも、作ったメーカーの違いや、古い新しいに拘らず、作りの具合でサウンドは変わるものだと思いますので、他にもDACを比べて見て気に入ったモノを採用したいと思います。


TB SP-W3-593SG 超小型SP

2012年05月04日 | ピュアオーディオ

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先日紹介しました「TB SP-W3-593SG」を使った超小型SPの、システムのサウンドが落ち着いて来ましたので使い勝手や音質に付いて記して置きたいと思います。

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ドライブするアンプは自作デジタルアンプです。このアンプには低域と高域のトーンコントロールが付いています。入力は2系統(RCA)、出力は1系統(SP端子)になります。現在Wadhia#6と接続していますが、将来的にはPCとipodの2系統を予定しています。

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サウンドは正直ここまで再生出来るとは思って見なかった程良いサウンドが出ます。8cmユニットですのでフォステクスの83E辺りといい勝負だと思います。結構低域の量感が出ます。(8cmユニットの割に)その為、チューナーでFM放送を流しっ放しにして使える程です。

口径が小さいので「部屋の空気を震わす」程のパワーは有りませんが、点音源的な空気中の一点から放射されるサウンドは心地良い感触です。


色々考えています。

2012年05月03日 | ピュアオーディオ

昨日部屋の掃除が出来る様にラックの撤去と壁面の作成で、モニタールームの「音の閉じ込め」が少し改善できた様で、RCA箱システムと612Aシステムのサウンドが少し良くなっています。まだもう少し手を入れて行かないといけませんが、広くなった分ゆったりした空間になりました。

現在オリンパスシステムとRCA箱システムに16bitDACを導入した事で、サウンドグレードが大幅に向上しています。RCA箱システムに付いてはこれで「今年3月時点のオリンパスシステムのサウンド」と肩を並べるまでに改善しました。オリンパスシステムは更に音質アップして、「五嶋みどり/パガニーニVn1番」では、1音1音の左手のビブラートの強弱がしっかり判る様になり、音楽表現力が大幅にアップしています。

次に自宅システム、専務宅システム、612Aシステム用のDACを検討しています。PCオーディオも始めたいと思っていますので、機材の選定に入りました。


部屋の片付け

2012年05月02日 | 写真・カメラ・林道ツーリング

今日は午前中からモニタールームの片付けをしていました。モニタールームは広さが40畳程ありますが、その半分は在庫品ラックで占有されていました。特にスペース的に問題なのが段ボールです。7年前の起業時に色々な大きさのトレールに合わせる為に、段ボール箱を500セット以上注文しました。その段ボールが予測をはるかに超えてスペースを取り、一時は「段ボール倉庫」の状態でした。ようやく段ボールも適正量に落ち着き、何とか整理が出来るようになりました。

手製のスタジオと2段ラックを取り壊して、残ったラックを移動できるスペースを作りました。併せてラックに背板を取り付けて、間仕切りを幾分できる様にしています。これは、今までモニタールームのサウンドが、倉庫の方に逃げていたので、壁を作る事により音を閉じ込める効果を狙いました。

なかなか整理できなかったのがようやく整理できるようになりました。一番の狙いは「部屋の掃除」を簡単にできる様にした事です。まだこれから不用品を整理して行かねばなりません。