Mr.トレイルのオーディオ回り道

「音質アップ」を目的として、
システム全体の「基礎的項目の見直し」に、
重点を置いて試行錯誤や実験をしています。

自宅システムのプリアンプ

2021年11月10日 | ピュアオーディオ


自宅システムのプリアンプ(C22もどき)の球は、オールドムラードの12AX7×4本とフィリップス12AU7×2本で構成しています。X7やU7の球は、何処のメーカーのいつの時代かで音質に大きな差が出ます。また、内部配線も特殊な銀線で極太にしています。


アナログプレーヤーのSPUリファレンス専用に、パートリッジの昇圧トランスを内蔵させています。ヒューズはFXヒューズを採用・ボリュームはA&B製Jカーブと、基礎的な部分はしっかりと良いパーツと「音質対策」をしています。オンリーワンのプリアンプです。同じ発想で作った2台目のプリは、近所のNさん宅で活躍中です。

現在出ている音の雰囲気はこのプリアンプの性能によるものだと思っています。プリアンプはシステム全体の方向性を決めてしまう重要な機器だと思っています。プリアンプなしの方が良いと、CDPからダイレクトにパワーアンプに入れて使っておられる方もいらっしゃると思いますが、セレクターの利便性や、音のうるおいの面では、やはり良いプリアンプを使った方が、満足度は高いと思います。


JBL HL88(蜂の巣ホーン)はニアフィールドで鳴らすのが難しい

2021年11月09日 | ピュアオーディオ


JBL OLYMPUS system+α を作って15年、再構築して10年になります。JBL3大ホーンのHL88、HL89(ゴールドウィング)、HL90/#2395(お化けホーン)の3セットも所有していますが、ニアフィールドで鳴らすのが一番難しいのがHL88(蜂の巣ホーン)です。


ホーンの中央に空いている穴はダイアフラムから直接音が出て来ます。一般には、パンチングメタルの隙間から横方向に拡散される様な印象が有りますが、実際にはストレートな音が「スッ飛んで」きます。一つには組み合わせるアンプの出力も関係してくるでしょう。#375+HL88の能率は118db有ります。1Wアンプでも十分すぎる大音量が出せます。素人が見た目で安直に使えるホーンでは有りません。それなりに経験を積んで、スキルを要求されます。その要求を満たしてこそたどり着ける高見も有ります。

私のオリンパスシステムでは、総じて柔らかいサウンドになっています。ヌケ・キレ・ノビがあって、音のエッジが立っているのにスッと抜けて行く様にに仕上げています。JBLの「じゃじゃ馬な音」を想像されて来られる方は肩透かしを食らいます。部屋が狭いのが難点ですが・・・。


MD機も消えゆく存在

2021年11月08日 | ピュアオーディオ

先日、TEAC社がMD機の生産を終了したとの報が有りました。カセットデッキの代替品として、1990年代には普及したらしいが、PCの「ダウンロード」にとって代わられ、消えゆく存在になったらしいです。実際に私がMD機を知ったのは2010年代になってからで、良い機種は中古でしか手に入らなくなっていた。10台以上購入しましたが、まともに動く個体が少なかったです。特に、電源部のコンデンサーの容量抜けで、冬場は立ち上がらなくなって来た個体が多かった。



現在所有しているMD機は6台有ります。一応冬場も動きます。サブシステムで使用しているパイオニアのMD機は処分する事になるでしょう。

エレキギターのコンボアンプの選別

2021年11月07日 | その他

エレキギターも先月2台オーバーホールに出し、内部配線の点検や弦の張替え・弦高の調整をしていただきました。2台共に非常に弾き易くなりました。練習に励んでいますが、コンボアンプの選別をしないといけません。上の写真に3台写っていますが、他に2台有ります。


中で最高に良いのはマーシャルDSL-401ですね。これを使ったら他のが使えなくなります。軽く弦をタッチするだけで音が出てきます。ベンチャーズの「テケテケテン」も本物らしく聴こえます。


奥に設置している同じマーシャルのMG-50DFXもDSL-401を使うまではかなり良いと思っていましたが練習用ですね。残すのはこの2台でVOXのAD30VTは処分しようと思います。VOX VT-20は自宅練習用にしています。他にマーシャルのVS-15も有りますが処分したいと考えています。

エレキギターもコンボアンプもグレードが違うと「表現力」が根本的に変わって来ます。シールドケーブルは当方の自作品で高性能です。エレキギター+シールドケーブル+コンボアンプの総合力でこちらもサウンドグレードが変わります。

自宅システムもご機嫌なサウンドになって来た

2021年11月06日 | ピュアオーディオ

高域用のパワーアンプの前に専用プリを持って来てから、ご機嫌なサウンドになって来た。もうこれで良いと思える処まで来ました。

このアンプは出力が1W位しかないので、使う場所が限られます。何とかシステムに収まって一安心です。普通に考えれば、第2プリなど使ったら音質低下になると思われがちですが、当方の手の入ったアンプはチョッとそこら辺のアンプとは違うのです。このシステムのネックはSONYのチャンデバです。チャンデバの性能がシステム全体の足かせになっています。


50年前のチャンデバと侮るなかれ。使っているケーブル類が桁違いのモノを使って「活性化」させているので、アキュフェーズのF25Vクラスのチャンデバと遜色有りません。全ては「総合力」で音が決まるのです。

漸く高域用プリが馴染んで来た

2021年11月05日 | ピュアオーディオ


WE101Dppパワーアンプ-1号機の出力1W/chでは出力が足りず、音量を稼ぐためにサトリのミニプリを使いました。3日経って漸く馴染んで来たようです。一度SPケーブルやRCAケーブルを外すと、プラグ部分の馴染みが新たになります。馴染ませる時間が最低5時間以上必要になります。


高域用プリを使いたくはなかったが、WE101Dppパワーアンプ-1号機を何としてでも使いたかった。使えなければ処分するしかなくなる。以前から2段プリのシステムを実験していたので、「音質劣化」は最小限だと思う。劣化よりも「音質アップ」の効果の方が高い。それなりに「音質対策」をしていないとこうは使えない。

使う前は「生気の少ない」コジンマリとしたサウンドでしたが、使用後は、開放的にsoundが広がって、非常にスッキリしたsoundになった。音の響きが非常に心地よくなりました。

SPユニットは壊れないが、回転系を持つ機器は維持管理が大変

2021年11月04日 | ピュアオーディオ

自宅システムで使用中のEMT981CDプレーヤーは1980年代の代物。15年程前に入手したが、3回ほどメンテに出している。MD機はまだ5年程なのでメンテ無し。アナログプレーヤーはベルトドライブなので、ベルトの交換が出て来る。マイクロ純正の予備品(ベルト)は1年しか持たないので、他社品を使っている。こちらの方は10年以上持ってくれている。


JBL#375やLE85・175DLHのコンプレッションドライバーは壊れない。ホーンも触らなければ殆ど損傷や摩耗はない。ハイルドライバーやDECCAのリボンツイーターも20年近く使っているが、一度も壊れたことが無い。但し、ハイルドライバーやDECCAのリボンツイーターは磁力が強いので、2個くっつけて置いてはならない。お互いの磁力でくっつく力が半端なく強い。間に指でも入れれば骨折するだろう。ハイルドライバーは運送事故で3セット終えた。梱包が悪いとお互いがくっつき合い、そのショックで破損する。外側のプラスチックはもろいのです。


アンプ系は古いパーツのCR類の点検が必要です。おかしな症状が出始めたら専門家に見てもらう様にしています。Tr型アンプと管球アンプの両方を見れる方(電気屋さん)が少なくなって来ています。

どうも怪しいなあ・・・

2021年11月03日 | ピュアオーディオ

昨日の午前中8時頃から自宅システムを聴いていて、9時過ぎにはSWを切ったが、夕方帰って来たら、チャンデバのSWを切り忘れていた。プリやパワーアンプのSWは切っていたので、入れなおして見たら「ノイズ」がRchから出る。それも中域からだ。音楽部屋の同じチャンデバTA-4300Fと同じ症状に感じた。直ぐさま全てのSWを切り、チャンデバを休ませた。


1時間後、再度全ての電源SWを入れ、音楽を流して見たが、「ノイズ」は消えていた。


音楽部屋のTA-4300Fチャンデバは2~3時間は異状は出ないが、5~6時間すると「ブツ・ブツ」と大きなノイズを出して、中域のアンプを壊してしまった。まさかチャンデバが原因と思わなかったので、別のアンプを中域に使い鳴らして、5~6時間後また「ブツ・ブツ」と云うノイズが出て、2台目のアンプも壊れてしまった。当該TA-4300Fチャンデバと2台のアンプもまだ音楽部屋で眠っている。修理しようか?捨てるか?迷っていたが、自宅のTA-4300Fが元気なうちに、修理に出して使える様にしておかなければ・・・と云う方向になるだろう。

50年も前のチャンデバでは、使って有るCR類はすべて交換しないと安心して使えないのかも知れない。電化製品は20年が安心して使える限界か?

同じ様に、名器と云われているマランツ#7やマッキンC22等のプリも、当時のモノは、時間が経ちすぎて、同じ様な事が言えるかも知れない。


自宅システムのサウンドは良くなりました

2021年11月02日 | ピュアオーディオ

高域の不足に対して、プリアンプを追加した処置を取りました。拘りは、何としてもWE101Dppパワーアンプー1号機を使いたかったから・・・。


今まで出なかった音量が軽く出て来る様になりました。まだ鳴らし始めですので、落ち着くのを待って判断したいと思います。全体の音の出方が変わりました。やって見なければ分からない処です。

自宅システムにプリを追加

2021年11月01日 | ピュアオーディオ

自宅システムに「何か足りない」と感じていました。それは高域の音量です。出力が足りなかっただけ・・・それは分かっていたが、鳴らし込みで改善しないか?待っていたが無理の様だ。


出力は変えられないけれど、入力ゲインはプリアンプを追加すれば変えられます。入力ゲインが高くなれば必然的に音量が稼げます。と云う訳で、高域のパワーアンプの前にプリアンプを配置しました。サトリのミニプリですが、内部配線等を「音質対策」して有ります。


昨日までは上段のWE101Dppパワーアンプ-1号を中域に使っていましたが、元の高域に戻しました。下段のWE101Dppパワーアンプ-2号を中域に使う事にしました。

しばらくは「馴染ませて」から、最終的な音量バランスを取りたいと思います。高域はプリで増幅させてゲインを稼ぎ、コントロール可能な領域に入って来ました。チャンデバのゲインはMAX10レベルですが、高域専用プリのボリュームでコントロールできます。足りなかったのは「音の生気」でした。