Kオジサンの新・山歩きの記

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乗 鞍 岳  (3,026m)  バスで行く簡単登山のハズでしたが・・・

2012-08-22 22:07:22 | 各務原歩こう会

8月21日に「各務原歩こう会」で乗鞍岳に行ってきました。
通常の場合ですと朴の木平駐車場でシャトルバスに乗り換えて山頂に向かいますが、今回はバスですので、直接、畳平駐車場に向かうことが出来ました。
各務原を朝、6時に出発して乗鞍岳の畳平駐車場には9時過ぎに着きました。3時間少々の時間です。
東海北陸自動車道の開通によって、走る時間が短縮できました。

畳平駐車場(9:25) ― 肩の小屋(10:09~10:17) ― 蚕玉岳(コダマダケ)(11:11) ―
剣が峰(11:30~11:41)  ― 蚕玉岳(11:52~12:24) ― 肩の小屋(13:00~13:10)
 ― お花畑周回(13:46~14:08) ― 畳平駐車場(14:11)

畳平駐車場を出て一旦下り、上り返します。
勾配はキツく無かったのですが、歩き難い砂利道でした。道路の脇にはコマクサやイワギキョウが咲いていて、楽しませてくれます。
肩の小屋の横で休憩を取り、ここからが本格的な登りとなりました。
砂や小石が混じる険しい足元を気にしながらの登りでした。
夏休み中で学校からの引率か、ジャージー姿の中学生を見かけました。
程なく、混雑する山頂に到着しましたが、沢山の登山者が訪れていて本宮の前は混雑していました。
お昼の時間となりましたが、山頂には多くの人がいることもあり、蚕玉岳でお昼を取つてから下山を始めました。

 
バスの車窓から。
高山市内から乗鞍岳が遠くに見えます。
これから、あの頂に向かいます。



バスの車窓から。
乗鞍スカイラインに入り、どんどん高度を上げていきますと樹林帯が唐松の林に変わりました。
遠くに槍ヶ岳や穂高岳が瞬間的に顔を見せました。



バスの車窓から。
バスが高度を上げて来ました。登ってきた道の方向を見下ろします。



バスの車窓から。
瞬間的に見えたのが槍ヶ岳。そして穂高岳。
アッと言う間の事でカメラに収めるのが難しいです。



畳平の駐車場。
ストレッチ体操をしてから登りにかかります。
後方のバスが乗ってきたバスです。



これから山頂に向かいます。




私たちが歩き始めたら、乗鞍環境パトロールの男性が「雷注意報が出ているから気をつけるように」と声を掛けてくれました。
山で、雷に遭遇すると防ぎようが有りません。
でも、注意報が出ていると知っていたら、雲の様子を見て、早めに避難行動を起こす事が出来ます。



階段を下り、剣が峰に向かいます。
右へは木道でお花畑が続いています。



お花畑の木道で撮影するカメラマンを見かけました。
カメラの三脚に「メ~テレ」のステッカーが貼ってありました。
一緒にいた女性。
ディレクターでしょうか。
何時の放映ですかとと聞きましたら、お昼か夕方のニュースの中です。との返事でした。



自宅に帰ってから見る事が出来ました。
僅か30秒ほどの時間でしたが、あの時のカメラマンが撮影した物だ。
そんな気分で見ていました。



列で石段を登っていきます。



登山道脇の池。
不消ヶ池。(キエズガイケ)
畳平駐車場の方で使う水の水源になっているのでしょう。立入り禁止になっていました。



剣が峰が見えるところまで来ました。



指示標を入れて撮影すると良いと言われて撮りましたが、指示標にピントが合ってしまいました。



剣が峰の高さは3,000m。
ジェット機の高さは10,000m。その差は・・・




乗鞍大雪渓にはスキーで滑り降りる人が居ました。
真夏のスキー。気分が良いだろうなと思いました。



剣が峰に向かいます。
ここから険しい道が始まります。



手にトングを持つ男性。
ヘルメットには林野庁 クリーンパトロールと貼ってありました。



ある団体と一緒に居た男性の胸には山岳遭難救助隊となっていました。
ゴミを拾うパトロールの男性。
前出の雷注意報を教えてくれた男性。
私たちが、安心して山に登る事が出来るのも彼らの支えが有るからです。



蚕玉岳(コダマダケ)の横には権現ヶ池があります。
ここも水源地の関係でしょう。立入り禁止となっていました。



蚕玉岳にて。
先に剣が峰が見えます。



振り返ると、丸いレーダードームの測候所見下ろせます。



乗鞍岳頂上小屋。ここではTシャツやバッジを売っていました。
剣が峰までは、あと少しです。



剣が峰に到着です。
狭い場所で沢山の人が訪れ、混雑していました。



三角点。
人が多く、三角点の場所が判らない程でした。



これから下山を始めます。
右下の屋根に石が乗っているのが乗鞍頂上小屋です。
左のピークが蚕玉岳。谷底に肩の小屋があり、その向こうが測候所です。




蚕玉岳に着きました。
ここでお昼にします。



お昼を済ませ、下山を始めました。
下のほうに肩の小屋が見えます。



下山してきて、お花畑の木道が見えだしました。



木道を周回します。
木道の周りの花では、クロユリやハクサンイチゲが終わって居ましたが、ウメバチソウは可愛らしい顔を見せてくれました。



突然の雨。
山の天気は変わり易いですね。



花の盛りの時期は過ぎていましたが、それでも多くの花に合えました。
イワギキョウ。シナノオトギリソウ。
ウメバチソウ。トウヤクリンドウ。
今回、一緒した人からイワギキョウとチシマギキヨウの違いを教えて貰いました。
チシマギキヨウは花の中に毛が生えているのだそうです。
ロープの外で咲いていて、花の中までは確認する事が出来ませんでした。



駐車場のすぐ近くのお花畑です。
ミヤマキンバイ。ミヤマダイコンソウなどが咲き競っていました。



こちらにはハクサンイチゲが群落になって。



全国各地から訪れたバス。
このバスたちは現地を何時に立って来たのでしょう。
私たちは3時間余りで来る事が出来ました。
このような状況を思うと、私たちは恵まれていると思います。



最後に
これまでに乗鞍岳へ2回登った事があります。
1回目は00.08.23でした。この時はまだマイカー規制と成っていませんでしたので、友人のワゴン車で出かけ車中泊をしました。この時の事で覚えているのは夜の雷です。乗鞍岳は高い場所ですので雷が横に見えました。遠くの方でピカピカしていたのです。その様子はクリスマスツリーに飾られた綿。その中で電球がチカチカしている。そんな感じがしました。

03.10.11に2回目の登りをしました。10月で寒かったと言う印象です。
この時は、マイカー規制が始まっていて、自家用車では行けなく、朴の木平駐車場からシャトルバス向かいました。記憶が薄れていきますが、寒かったことだけは覚えています。

バスで簡単に登れると言う印象が残っていましたが、そうは問屋が下ろしませんでした。
3回目の登山となりましたが、肩の小屋からの登りが少々キッかったです。
前の2回の時もキツかったはずですが、そんな事は忘れてしまうのですね。
2回目の時には花が無かったと思いますし、一回目でもどんな花が咲いていたか印象がありません。
以前に2回登った山でも、時間が経ち記憶が薄れて来て、初めて登る山のように新鮮な印象がしました。

古いアルバムを引っ張りだしてみました。

00年の時のアルバムです。
その時、山に登った印象をワープロで打ち、残っていました。
3人でゲートで写った写真が貼って有りました。


当時、乗鞍スカイラインは有料でした。

最後に。 今年、岐阜県で清流国体が開かれます。この国体の炬火が7月16日に乗鞍岳で採火され、県内をリレーで回っています。
その乗鞍岳に行って来た訳ですが、国体が成功裏で終わることを願っています。

コメント
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