「歴史街道を歩く会」の3月例会に参加しました。2月例会は外宮まででしたので、その続きを歩きました。四日市の日永から回を重ねて歩き、いよいよゴールの段階となりました。
古市参宮街道を歩きましたが、曲がりくねった道で街道の雰囲気が有りますが、ほとんどの建物が残っておらず、ここがかつての歓楽街だったとは想像できませんでした。
この街道は東海道膝栗毛の弥次さん喜多さんも歩いたようです。
古市 備前屋跡 ― 油屋跡 ― 長峯神社 ― 麻吉旅館 ― 古市参宮街道資料館
常夜灯 ― 牛谷坂 ― 宇治惣門跡 ― 猿田彦神社 ― おはらい町 ― 内宮
バスの中で。
今日歩くコースの資料です。
しっかりした内容に仕上がっています。
古市参宮街道 ガイドマップ。
修道まちづくり会 発行より出典
古市 これからスタート。
古市でバスが停まり、これから歩きます。
各家々に古市参宮街道の布が垂れ下がっています。
備前屋跡の石柱。
折角、石柱が立てられていても、金網が邪魔しています。
油屋跡
左は芝居小屋跡の石柱です。
右は油屋旅館の跡です。柱の右側に3輪バイクが措かれていて、碑文を読むのに邪魔していました。
曲がりくねった道。
かつて街道だった事を想像出来ます。
長峯神社
長峯神社の解説板。
みんな、解説文を読んでいます。
麻吉旅館
麻吉旅館の説明板。
麻吉旅館。
古市に何件も旅館が有りましたが、ここ、麻吉旅館は唯一、今でも営業している旅館です。
渡り廊下で旅館が結ばれています。
石段を下りていきます。
独特の空間。
まるで江戸時代にタイムスリップしたように感じれる風景です。
下から上を見上げました。
崖を利用した特別な構造となっています。
中之町掲示板。
掲示板の中には、かつての旅館の写真が掲示してあります。
旅館の写真をアップで。
古市参宮街道資料館
伊勢市が設置した資料館。
これから館内に入ります。
開館してから歳月が経過しているのでしょうか。
展示して有るものに埃が被っているようなイメージがしました。
館の職員が説明してくれました。
館内に掲示されていた遊郭の説明。
人身売買を肯定するような著述が有るが、何年頃に書かれたものだろうか。昭和の時代ならまだしも、平成の時代にはそぐわないのではないかと思う。
資料館を出て内宮に向かいます。
反対側からザックを背負ったグループがやってきました。
一人が熊野古道の冊子を持っていました。その方向から来たのでしょうか。
常夜灯
東京神田の豪商が寄進した常夜燈。
横に油屋の文字も有りました。
戦前に設置したものだろうか。
牛谷坂
牛谷坂 を下って行きます。
ソメイヨシノの枝にチラホラと咲き始めていました。
宇治惣門跡
宇治惣門跡です。
この場所に門が設置してあり、明治維新まで番屋が設けられていたと有ります。
猿田彦神社
猿田彦神社まで来ました。
本殿。
これからお参りします。
パワースポットなのでしょうか。
小銭を供えたり手の平で触れています。
おはらい町
おはらい町。
この先が大鳥居です。
とうふや
一旦、解散しそれぞれ自由に昼食を取り、大鳥居の前に13時15分に集合です。
私は寄りたかった「とうふや」に向かいました。
混雑していて、名前を書き、外で待ちました。
とうふやのメニューです。
注文したのはビールとアナゴ丼です。
ここのアナゴ丼が食べたかったのです。
アナゴが柔らかく、山葵を付けて食べます。
味にインパクトが無く、想像した程の味では有りませんでした。寿司屋のアナゴ寿司の味を想像していたのです。
こんな事
私のテーブルは1人だけの向か合いの席でした。
右側は4人の家族連れ。左は3人の家族連れでした。男性ウエイターが左側のテーブル席にお茶のお替りを運んできました。
私は食事を終えてしまった時でした。男性と視線が会いました。私がお茶のお替りを頼まなかったのに、お茶を持って来てくれました。でも、もうレシートを持ってレジの所に足を運んだタイミングでした。
男性が気を利かせて運んで来てくれたのです。
客が直接お茶を所望しなくても、運んで来てくれた気働きに、ありがたいと思いました。
「目は口ほどにモノ言う」と言う言葉があります。タマタマ、客と視線が合った。
このような接客姿勢の店でした。神宮の大鳥居からは離れた場所の店ですが、これからも繁盛すると思います。実際、入口に自分の名を書き、待たなくてはならない繁盛店です。
この店に友人と行った事が有りますし、カミさんと出かけた事が有ります。また、行きたくなる店です。
おはらい町
おはらい町を歩きます。
藤屋窓月堂。
ここでドラ焼を買いました。
大鳥居が近づくにつれて、凄く混雑してきました。
食べ物屋の前では列が出来て居ます。
先の方で食事を済ませて来た事が良かったのかも知れませんでした。
大鳥居の前。
ここが集合場所です。
ゴールと言う記念すべき回です。
みんなで記念写真に納まりますが、写真用の表示用紙が準備されていました。
内宮
内宮に入りました。
正殿に進みます。
正殿の下。
この先は撮影禁止となっています。
参拝を終わって裏に廻ります。
式年遷宮が終り、更地となっています。
大鳥居に戻って来ました。
バスが駐車場で待っていました。
バスへ向かいます。
曲がりくねった参宮街道を歩きました。
江戸時代の旅人はこの街道を旅したのですが、信仰だけでなく精進落としを楽しみにして全国からやってきたのではないでしょうか。