「各務原歩こう会」の8月例会で北アルプスの小遠見山に行ってきました。小遠見山は五竜岳への入口となる山で、10.07.05に名鉄のバスハイキングに参加して登った山です。以前に登った事のある山でして私が先頭に立ちました。
各務原から白馬までの距離が往復500キロを越え乗務員が2人体制での運行となりバス代が高くなっています。今回の会員の参加は18名でした。少しでも個人負担が安く収まればと、他会員お2人のゲスト参加をいただき20名での実施となりました。
エスカルプラザ(9:50) ― テレキャビンとおみ駅(9:54) ― アルプス平駅(10:07) ―
リフト乗り場(10:13) ― リフト降り場(10:23~10:15) ― 地蔵沼(10:41) ―
登山口入口(10:45) ― 見返り坂(11:02~11:06) ― 一ノ背 髪(11:27) ―
二ノ背 髪(11:45) ― 小遠見山 山頂(11:53~12:30) ― 一ノ背 髪(12:49) ―
登山口入口(13:25) ― 地蔵の頭(13:28~13:33) ― リフト降り場(13:47) ―
アルプス平駅(14:15~14:33) ― テレキャビンとおみ駅(14:42) ― エスカルプラザ
朝、各務原市を5時01分に出発しました。そして、各務原に帰着したのが20時30分頃でした。言うならば、アルプスの日帰り登山です。小遠見山は、位置的にはクロヨンダムよりも北の位置です。帰路に事故渋滞に遭遇して戻るのが遅れました。
初心者でも味わえる、お手軽北アルプスでした。
バスの車内でH先生が喋っていました。かつては、特急で名古屋から松本まで来てその後に大糸線で白馬方面に向かった。丸で一日掛りだったと。そんな時代の事を考えると、今は便利な時代に代わりました。
山頂から360度の眺望が得られるはずでしたが、ガスが掛かり視界が悪かった事を残念に思います。
10.07.05の時に名鉄バスツアーに参加し、主催者から配布された地図です。
バスがエスカルプラザに到着し、装備を整えて建物の中に入ります。
エスカルプラザを通り抜けると前面にゴンドラが見えます。
あのゴンドラに乗り、一気に高度を上げます。
山麓駅である、とおみ駅です。
あそこからゴンドラに搭乗します。
ゴンドラは8人乗りですが、一杯には詰め込みません。
1台に5~6人程度の人数でした。
乗ったゴンドラが一気に高度を上げていきます。
眼下に山麓駅、そして乗ってきたバスも見えました。
山上駅であるアルプス平駅に到着です。
続々と下車してきます。
アルプス平駅ですが、アルプス360と言うレストランを併設しています。
山上駅からリフト乗り場に向かいます。
この辺りにはクガイソウ、ヤナギラン、シモツケソウなどの花が咲き乱れています。
ここからペアリフトに乗ります。
ペアリフトの左手が高山植物園です。
このリフト。
冬期と夏季では、ワイヤーケーブルの張られる位置が異なります。冬は高い場所で夏は低い場所。
冬に低い位置だと、雪で障害が出てしまうのでしょう。
夏は低い位置で花々が真近に眺めれます。
8月14日の「所さんのそこんトコロ」で、このリフトの高さを下げる作業を紹介していました。
夏の季節の前の調整作業です。
レポーターはダンディです。鉄柱の高い場所に上がっていました。
http://www.tv-tokyo.co.jp/sokontokoro/backnumber/150814_b.html
冬は雪があり、高い位置で運行し、夏は低い位置で運行する。
低い位置だから、高山植物が近くで見れます。
ペアリフトで上のリフト降り場に向かいます。
上のリフト降り場に到着します。
リフト降り場に着き、広場で準備体操をします。
さー、小遠見山を目指します。
これから出発です。
小遠見山は2,007メートルです。ここは1,640メートルほどの場所ですので、400メートルほどを登ることとなります。
初めは緩やかな木道を歩きます。
私の前を歩いていた子供たち。
この辺りは遊歩道的な木道で、誰でも歩けます。
少し勾配が急なところもあります。
熊除けの鐘。
子供たちが叩いています。
登山口入口の指示標識です。
この先の道は登山道となりますので、スニーカーなどの観光客は、ターンするかここから地蔵の頭を目指すこととなります。
登山口入口を過ぎて本格的な登山道となりました。
勾配が有る坂を進みます。
木陰で一休み。
樹間に地蔵の頭が見下ろせます。
見返り坂でも、休憩を取ります。
遠くに地蔵の頭が見えます。
ご夫婦が休憩していました。
ご主人の頭越しに地蔵の頭をアップで。
急な登り坂を登ります。
先頭を歩くKオジサン。
二ノ背 髪を過ぎると勾配が緩くなり、歩き易い登山道となりました。
小遠見山の頂上に到達です。
小遠見山からの眺望はガスのため視界は良くありませんでした。
それで、サーと雲が切れると山肌が見えます。
アキアカネが乱舞と言う感じです。
五竜岳方面から下山して来た若い人たちのグループ。
言葉を交わしましたが、白岳からアップダウンを繰り返してここまで降りてきたと話してくれました。
このグループ以外でも若い人たちとすれ違いました。
ここのような雰囲気。
全国区の山だと言う気持ちにさせてくれます。
ガスが掛かり五竜方面の眺望が利きません。
山の上部は見えませんが、沢の万年雪は確認できます。
ガスが薄くなり、少しだけ山の形が見えます。
もっと、はっきり見えなくて残念です。
山頂からの眺望
山友の仁べえサンが8月8日に一ノ背 髪までご家族で登られました。
仁べえサンから提供を受けました画像を貼ります。
五竜岳・唐松岳・八方尾根・白馬三山・小蓮華山・白馬乗鞍パノラマ
五竜岳・唐松岳
白馬三山(白馬鑓ヶ岳・杓子岳・白馬岳)
私たちの時は五竜方面を望む事が出来ませんでした。
山の眺望には、運不運が付きまといます。
このように好天に恵まれて、羨ましくも有ります。また、画像を提供してもらえ感謝しています。
自分たちの登った時に眺望が悪く、山友の時は眺望が良かった。
となると、また、登ってみたいという気持ちに結びつきます。
昼食時間を終え、下山に掛かりました。
降りて来て、山頂方面を振り返ります。
地蔵の頭が見える所まで下山して来ました。
もうすぐ、地蔵の頭です。
地蔵の頭にはお地蔵サンが安置して有りました。
地蔵の頭から見える山々の説明プレート。
晴れていれば360度の視界が広がる所でした。
下にリフトの降り場が見えます。
リフトの降り場。ここからは高山植物園の中を歩きます。
高山植物園の中は自由行動とし、アルプス平駅に集合としました。
木道を思い思いに歩いていきます。
高山植物園の中。
何と言う花だろうと説明板の目を向けます。。
コマクサ。
砂礫の中でなく、岩礫の中なので、人工的に増殖させたものだろうという声が聞こえました。
集合場所。
アルプス平駅です。
ここで、待ち、全員が揃ってゴンドラに乗ります。
人員が揃い、ゴンドラ乗り場に向かいました。
駅の所へ来て、Kサンが乗車券を無くしたと言い出しました。
搭乗しようとした時、係員に乗車券を紛失したと述べたら、いかにもアッサリと、好いですよと言われてしまった。グループで行動しているので、それでOKを出したのでしょう。
Kサンは自分で下りのキップを買うと覚悟したのです。
キップに通し番号が刷られており、Kサンが何番だったのかは判りませんが、団体で乗車券を買い求めたことは立証できたと思います。
それにしても、係員がスンナリ通してくれたのは有り難かったです。
テレキャビンで山麓駅に降りていきます。
高山植物たち
青いケシを見かけましたが、もう、シーズンの終りで形が崩れかけています。
ニッコウキスゲも最後の1輪でした。
ピンボケでしたが、ホツツジと言う可愛らしい花の名を覚えました。
掲げた花以外にも色々の沢山の花に会えました。
今週もあづみ堂。
安曇野インター近くのスワンガーデン安曇野に寄ります。
先週、燕岳の帰りに寄ったあづみ堂。
会員の希望があり、今週も帰路に寄りました。
左のチケットは正規料金から100円引いてくれるものです。
私も、アルペンペアリフトのサイトを見ましたが、割引券を見つけることはできませんでした。庄チャンがこの割引券を持ってきてくれたのです。1枚で5名が割り引かれます。全部で20名分です。100円ですが20人で、2000円割引となりました。持って来て貰え有り難かったです。
右は今回の総費用です。20万円余りの金額となりましたが、1人1万円を集金しました。
オーバーした分は会の本会計で補います。
最後に
今回の山は高い所までゴンドラとリフトに乗り、簡単にいけるという計画でした。それでも、登山口から二ノ背 髪までは勾配がキツイ山でした。
この日、集合時間して出発する時間が朝の5時となっていました。集合場所へ5時01分に来たA子さん。着いて、早々みんなに詫びていました。目覚ましをセットして置いたが寝過ごしたと話していました。
帰路。アルプス平駅にストックを忘れてきたKさん。下山して来てストックを忘れてきたことを思い出し、駅に連絡して、下へ回送して貰えました。
帰りの道は順調に高速を走る事が出来たのですが、松川-飯田間で事故渋滞が発生していました。でも、事故現場あたりに事故車両が見当たりませんでした。それでも、ノロノロ運転でイライラさせられました。
今回の山行の費用が1万円に抑えられ、どうにか事故が無く行って来る事が出来てヤレヤレと言う気分です。
雨に降られなかっただけでも、良としなければなりませんが、折角登った山です。山頂からの眺望を望みたかったですが、ガスが掛かっていて残念でした。
それでも、山友から画像の提供やデジブックの許しをいただきました。
嬉しいことです。